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とうとう終わってしまった、、、
長いようであっという間だったホロと旅をしていたような読書時間でしたが、またの再会をスピンオフに期待するしかない!
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「数百年の時を生きた狼の化身と旅をするファンタジー経済小説」16冊目
ようやくともに生きて行くことを決めた二人が見られる最終巻。
かなり前からはられた伏線だけあって、絶望的な状況から、ロレンスが得られた状況すべてを使っての逆転劇は心地良かった。
どんな由来であっても、ばらまかれた兌換貨幣に理性を勝たせるのはとても難しい事であるから、少なくともこれぐらいの演出は必要だろう。
こういう、追いつめられての逆転劇は、追い詰められる演出と、そこからただ一筋の道をたどっての一撃がカタルシスになるわけだが、これはなかなか良く出来ていると思った。
小説だとどうしても、敵対する両者を作者が考えるわけで、どうにも作為を感じざるおえないところがあるが、それを越える説得力と、読者がやはりそれでも求めるカタルシスの綱引きで、うまくやれていると思った。
さてそして、これだけの巻を費やして、ようやく認めた二人の関係。
いやまあ、色々言い訳をつけて踏み込むことから逃げていたわけだが、将来の不安から現在の幸せに土をかけても仕方のないことで、今やりたい事をやるのが、良いこともあろうよ、と思う。
ここまで長く賢しらな駆け引きでぐにゃぐにゃやってきて、ちょっと引っ張り過ぎだとはやはり思っているが、それだけに幸せな結末以外では納得しようがない。
これから残された数十年を使って、十分な思い出が作れるにせよ、獣に長生きができるのなら人にもできるかもしれないとか、いつかは神もその存在を終えることがあるとか、いろいろあり得ようし、今幸せな結末が得られたのは、よかったと思いますよ。
いやしかし、5年16巻は長かった。1巻の衝撃を考えると、ちょっと旬を過ぎてしまった感は否めないところ。
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強欲な資本主義を全うな商人が打ち倒す勧善懲悪。
ただし、そこに主人公はほとんど噛まず、演者は常に周りの者。悪を打ちのめす商人を守る英雄譚は傭兵のリワードのもの、悪を打ちのめす正義の算盤はヒルデのもの、古の神としてジョーカーを演じるのは他ならぬホロ。最後にある見せ場もろくに演じられないロレンスは、しかしこの冒険の答えを早々に出していた。
それは強欲な資本主義に対する、唯一絶対の言葉。
その言葉を忘れた者に、強欲の炎は取り憑いて芯まで燃やし尽くす。
忘れてはならぬ水としての言葉。
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星6つあげたい位、素晴らしい最終巻でした!
特にロレンスがいつも以上に主人公らしかった。
彼は、多くの事に真剣に悩み、もがき、苦しみ抜いて、本当に大切なものを導き出します。
商人の誇りを語る場面や、ホロに協力してもらって演説する場面はジーンときました。
因みに本巻でのホロは、もう最初から最後まで、彼女というよりは奥さんでしたね。
本編はこれで終わりのようですが、エピローグ編が別途でるそうな、楽しみです!
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完結。非常に面白いシリーズだった。経済的な発想の貧困な私には理解の難しい部分もあったけど、ある意味勉強になったし。
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完結編。
通貨発行、為替、利権と金の力。
人に幸福をもたらすものだけが、商人の扱う利益ではない。力としての金にも、暴力というものがあるのだ。
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ホロとロレンス、やっと2人素直になった感じですか・・・!
感動の本編最終巻です。あいかわらずのgdgdぷりというか、でも何気にほろりとくる場面もありき、ホロを呼ぶ場面がかなり好きだったかもしれないッ。
全般の感想で言うと、意図的にはぐらかすために文章を1行抜いたような部分が多々ありました。読むほうそこは自分で想像して考えろっていう、霧霞てきな・・・。
もちろん前後の文章から想像はできますが、そこは一番大事なところじゃないの!?ってのをあまりにも意図的に抜きすぎてる場面がちょっともったいなかったかなぁと。
もっとうまくやれれば◎読みやすく理解しやすい話になりそうでしたっ。
とりあえずハッピーエンドの方向で、2人の未来に祝福を・・・(*´∀`*)
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続けりゃいいのに。
あと意外な最後の展開だった、
もっと動物王国みたいに展開してもよかったのに。
その方がカタルシスがあった気がする。
これまでだと、結構焦点があたっていたのは、単一の(ビジネス)モデルとの駆け引き(というかロレンスが罠に落ちる)だったのだから、デバウ商会の今後の罠にもはまりつつ、似たような(同じような)モデル間での罠におちるとか、あったら楽しいのに。
ようは商会間とかで、股旅ものみたいな展開を期待しちゃうけれど、
ホロかぁ。
ごくろうさまでした。
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チョコレートに蜂蜜をからめたあとに砂糖を大量にまぶして生クリームを添えましたー、ってくらい甘くて胸焼けする。
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上巻から展開がどんどんどんどん悪化していき
ロレンスの立ち位置がどんどんどんどん隅っこになり
もうどうにもならないなんて不安を抱きつつの読書となりました
でも主人公はロレンスですよやっぱり
最後はやっぱりホロとロレンスが物語を好転させてくれました
最終章が終わり物語は結末を迎えたわけですが
ホロとロレンスがこれからも手を取り合っていくんですね
寂しいですが幸せであり続けるんでしょう
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16冊読み続ける原動力になったのは、結局はホロの魅力でした。
「剣と魔法の出てこないファンタジー」「狼と香辛料は経済」が成功していたのは3巻ぐらいまで、あとは諸国を漫遊しながら目の前の問題に片っ端から首を突っ込む水戸黄門状態。
サブキャラは結局定着させることができず、わざわざ旅の道連れに入れたコルですら15・16巻で切り捨てられてしまって、出番ゼロです。
そんなアラの目立つシリーズを16冊も引っ張ったのはホロの手柄です。
願わくば、「本編最終章」の次に出るエピローグ17巻で、デレたところをたっぷりと読めますように。
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ロレンスとホロが一度物理的な距離的に別れてたあと、ホロが戻ってきたときの安心感がよかった。それほど物語にのめり込めたんだなぁと思った。
立ち上がっては困難が訪れ、また立ち上がっては困難がと連続していてもうだめかと思わせておいた最後でうまくまとめた作者の実力、さすがw
作品としては全巻面白かったけど、にやにやできたのはホロがロレンスの手をとる前までだった。まぁ、幸せになってればいいなって思う。後日談も読んだ見ようかなと思う。
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デバウ商会により騒動に巻き込まれることになったロレンスとホロ。
お互い別々な行動をとることになり、ロレンスはミューり傭兵団とともに北へ行かざるおえない状況に。
二人は再び出会えるのか。
そしてデバウ商会はどのような道をとるのか。
最終巻でしたね。
お金につられる人、それを利用する人、そのことをよしとしない人。
色々な人のことを書いていて、読んでいて面白かったな。
最後の終わり方がいまいちだったけど、後日談がでるならあり。
今まで通して、単発の事件ではあったにせよ、ファンタジーの中に経済の仕組みを取り入れていて、読んでいて飽きることはなかったな。
もう一度最初から読み直したい作品だった。
表紙のホロの笑顔、たまりませんな(笑)
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剣と魔法だけがファンタジーではない、というのをしっかりと守り通した作品だった。
商人同士の争いがようやく面白くなってきたところで終わりというのはなんだか残念な気もするが。
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非常に良かった。
旅の物語なのだから、引き延ばそうと思えば引き延ばせる。
それをだらだらとやらずに終わらせてくれたことがまず良かったと思う。
最後にふさわしい上下巻の長い物語で
目まぐるしい展開で引きこまれたし
かと言って無駄に今までのゲストキャラを出すということもなかった。
個人的にはエーブあたりが出てくるのかと思っていたが。
と言っても今後の番外編に出すので、ということかもしれないが
それにしても今回は今回のゲストキャラだけで話がまとまっているし
納得できる終わり方だったと思う。
ここで? という意見もあるようだが、自分は良い終わり方だと思った。
あとがきにもあるように、ラノベで、ファンタジーな話に商人
はよくある話にしても、それが経済メインの話というのは珍しいだろう。
勿論ナイフを手に取ったり、ホロの協力を得て戦うこともあったが
基本的にはロレンスは自分の力でなんとかしようとする。
商人としての経験や頭脳といった力だ。
ときに涙し、ときに膝まずきつつも戦う姿は
己の仕事や生き方に誇りを持つ紛れも無いプロの姿。
中だれすることなく最後まで面白く読ませてくれて、非常に良かった。