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窮地に陥った時の二人の活躍が良かった。旅は終わったけれど、その後を読まないと物語が終わった気がしない。サイドストーリーとその後の物語が出るらしいので早く読みたい。
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終わってしまいました。
ライトノベルにしては地味なんでしょうけど(そんなに知らないので)、そこが好きでした。
あと1冊出るのかな?
支倉先生の新作楽しみです。
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ただの人間であるロレンスと、遥かに長く生きるホロの二人がほんとうに幸せな一生をおくれるのか。そんな疑問を、互いを意識し、愛を口にするようになるのを眺めながら、いつの頃からか考えるようになっていた。その意味でこのエンディングは私にとって最上のものであったと感じている。ホロがミリケに言った言葉は、ロレンス同様私もすぐには掴みきれないものだったが、愛するものが死んだ後墓守をし続けるようなたわけにはならないと言ってくれたことは絶妙の言葉だと思う。
とにかくシリーズ通して、世界観やストーリーの仕掛けやキャラクタの魅力など、圧倒的な力量を魅せてくれた作家だった。これだけ言葉の掛け合いを楽しませてくれた作品はラノベという枠をはずしてもあまり記憶にない。この巻のストーリーも肉厚の構成で読み終えた後の満足度は比類ないものがある。
ちなみに、あと一巻だけ後日談が出るらしく大変楽しみなわけだが、更にその後に新作の発表も準備が着々と進んでいるようで、なんとも頼もしい限りである。
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読み進めるうちに、ホロ・ロレンスの今までの旅路を思い出しました。パスロエ村での出会い。パッツィオでのトレニ―銀貨、ノーアとの出会い。エーブ・コル・エルサ・・・・・・多くの事件に巻き込まれながらも知恵と獣の姿を使い回避してきた二人。
最後でもそれらが登場し・・・・・・感動の作品でした。
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本編最終巻でした。個人的に少し足りないかなーと思われたエピローグ等はラストワンに期待をしつつ。この物語はロレンスの成長譚でもあったと思います。最後にそんなロレンスを認めるホロ。2人の絶妙な関係がすごく好感の持てる物語でした。「おかえり」のシーンが印象的。そんな2人に幸あれ。
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大好きな作品がひとつ区切りをつけた。
上巻の引きからどうなる事かと思いきや、予想以上に逆転に次ぐ逆転劇に最後の最後まではらはらしっぱなし。
最後はラストとしてはあっさりとした感じでらしいと言えばらしいかな。
一応物語としては完結ではあるけれど、後日談も含めた短編集(?)が夏ぐらいに出るらしいので、どんだけロレンスとホロのいちゃいちゃっぷりが見られるかと楽しみです。
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最後の最後まで駆け引きがあって楽しかったけど、それ以上に終始デレデレのホロが可愛いかった(´∀`*)
まあ、全ては表紙のホロが物語ってるんじゃないかな?そんな最終巻でした。
後日談が出るらしいから、そちらも期待してます。ノーラの出番も少しあるといいな~
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16巻を読み特に印象に残ったのは、時代の移ろい。あとがきで作者がPC一台使い潰した云々で、このシリーズも5年間やって来たんだなと感嘆すると同時に、1巻以降物語中にも時代の変化が強調されていたように思える。不要になった神としての扱いを受けたホロ、傭兵・王の時代の終焉、そして太陽の金貨に見られる商業の力の拡大。特に。狼と化したホロの挿絵は久々だったが、1巻の時の変身(?)と比較すると、立ち回りは幾分寂しく見える。
思えば、自分が読んだ他のライトノベルは、どの主人公やヒロインも新しい時代へと突き進んでいくエネルギッシュな人物だった。文学少女シリーズの井上心葉、恋歌シリーズのカルエル・アルバス、ポストガールのシルキー・・・。対照的に、本小説ヒロインのホロは、時代を見送ることを運命づけられた側となる。
あとがきにある「幸せであり続ける物語は可能なのか」という問いは、いつかロレンスに先立たれるホロ、ホロを置いて先に逝くことを運命づけられたロレンス共に逃れることのできない問い。
2人にとって、また狼と香辛料のハッピーエンドがどんなものなのか、最終巻がとても楽しみ。
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狼と香辛料最終章下巻。開始早々首根っこをつかまれた感じの展開です。やはり普通には終わらせてくれない。一山二山あってこその二人の旅。ニヤニヤが止まりません。
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ホロかわいいよホロ。ロレンスに素直に甘えたりして、これで最終話というのが大変残念。巻末の後書き読んで、話の基礎としてショーペンハウアーを元にしているなんて言われなきゃ分からんかった。金枝篇はそれっぽさが何となく中盤あたりにあるのでしょうか。
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終盤まで逆転のきっかけがなかったのでこれはバッドエンドか!?ともやもやした。
最終的には大丈夫だったけどコレまでに比べると達成感が薄い感じ。
まぁホロのデレる様が可愛かったので問題ないです。
エピローグも楽しみ。
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ホロとロレンスの旅路のはてに、お互いが見つけたもの、それは安住の地。静かなラストシーンの余韻に浸りながらいいラストだったなと感激しています.レノスの町でトラブルに巻き込まれ、ホロとの離別、北への逃避行、傭兵団の裏切りなど緊迫するストーリのなか、ロレンスは自分に何が一番重要なのかを悟ります.そして、ホロと二人で争いのさなかから逃れようとするところで、ロレンスのおせっかいの悪い虫が・・・。ホロはこれからも苦労しそうですが、伴侶を持つということはそういうことなのでしょうね.グダグダにも、べたべたにもならず最後もきちんと経済ネタでどんでん返ししてくれた支倉先生に感謝! 本作がフランスの中性経済史「金と香辛料」にインスパイヤされて書かれたこと、ストーリにあの哲学者、ショペンハウアーの作品に影響されたことが書かれていました.最近はマイケル・サンデルの「正義」でカントの思想に触れる機会があり、まさか今の時代に「デカンショ(デカルト、カント、ショーペンハウアー)」とかかわり合いになるとは夢にも思いませんでした.エピローグ編を含む短編集が残っているそうですが、本編は最後です。ファンタジーでありながら、魔法も超能力もでてこない(人外はたくさん出ましたが)で、とても面白く、毎回とても楽しみでした.次回作も楽しみにしております.
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二人の関係がまだまだ続いていく、幸せの形の物語がとても心地良かった。
仕掛けも一流、世界観も。
ずっと流されて圧倒されていったロレンスが最後に流れを変えるカタルシス。
あとがきでの作品語りも新鮮でした。
作者の資料追求と構築は見習うべきであるなぁ。
もちろん、後日談を約束してくれるなんて素晴らしいですよ。
面白い物語を、ありがとうございました。
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最後までドキドキワクワクハラハラな展開で読ませてくれた本編の最終巻。お二人とも幸せに!と思わせるとっても心地よい終わりで良かった、、!
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経済ファンタジー「狼と香辛料」シリーズの最終巻。
新しい自由な町、レスコで自分の店を持つことを決めたロレンス。
けれど、彼は町を支配するデパウ商会の内紛に巻き込まれてしまう。
デパウ商会の帳簿を預かっているというヒルデが、想像を超えて格好よいです。
そして、偉大な商人の機知や、修羅場を乗り越えてきた傭兵たちの強さに、感嘆するロレンスの素直さが心憎い。
離ればなれになっていたロレンスとホロの再会は、ほほえましい。というか、胸が熱くなる。
「一人であることをやめる」ことの意味の深さというか、大切さがしみてくる。
ホロがヒルデに届けたものの意味が、本作のタイトルの意味に、泣けてくる。
人は、希望なしには、光なしには生きていけないのだ。
たとえ、金のことしか考えない商人でも、それなしでは、儲けることが意味をなさないのだろう。
そして、それはきっと「愛」に似ている。
孤独に麦畑にいたホロが、一人で馬車で行商していたロレンスが、「愛」を見出す話であったとまとめてしまえば陳腐なのかもしれないが、世の中にこれ以上尊いものがあるだろうか。