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『まごころ込めてお届けします。』 運送業の企業なら、どこでも”社交辞令”としては掲げてあるようなこの言葉。それを大切にし、”地で行って”いるのが、主人公とその仲間たちの話です。突拍子も無い手段ですが。 また、ストーリーとは別に、配達の話なんで、地名がよく出てきます。山手の内側で働いているなら、仕事で外出たときによく行く地名も。最短ルートを思わず考える(e.g.神田-天王洲アイル間)のも、この本を読む別の楽しみ方かも。
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Wow, this was one of those books where you wish it wouldn't end. It was so much fun to read! I have never heard about this author before, but she shall also be added to my growing author watch radar list.
It's so refreshing to see a character like 陶子. I love her determined to win, hate to lose attitude. It works really well with the special express delivery company she works with.
My second favorite characters are a tie between 菅野 and 大谷さん.
I have no doubts in getting the next book.
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最近「お仕事系」の小説をわりとよく読んでいる。30手前になって、僕自身「働く」ということに関してなんらかの新しいモチベーション的なものが欲しいのかもしれない。ひと言で「仕事」と言っても、業種も職種もいろいろあるわけで、ライトノベルの軽いノリでいろんな仕事の物語が読めるのはなかなか面白いもの。僕はなかなか新たな人に会えないという環境に"いてしまっている"ので、こういうところで知らないことを知れるのはいい。
なんだけど、正直不満もあるわけで。一番の不満は、こういう小説に登場する幹部級の上役が、揃いも揃ってクソだってこと。人の話聞かないとか、部下を駒としか思ってないとか、社員が残業徹夜でヘロヘロなのにガン無視とか。ホントどうかと思うわ。こういう上司ばっかり出てきて、これを読んだ中高生が仕事する気なくしたらどうすんだ。
小説では、そういう環境の中でもひと筋の希望ややりがいを見つけ出して、人間として大きく成長していく・・・・などという相当笑える展開がお決まりなんだけど、そんな環境に居続けちゃったら、とても続かないよ。希望ややりがいで飯が食えたらマジ苦労しないっつーの。
「特急便ガール!」は、後半はわりとSF路線にスイッチしていくので、会社的な暗部の味はやや薄れていく感じ。そのあたりの感覚はなかなか良いなと思うけど、全体としていろいろなことが語られきらないまま終わってしまった印象なのが残念。ワケありな要素がたくさんありそうで、伏線も感じさせているにもかかわらず、尻切れトンボで最後まで行ってしまったなと。最後にまとめというか、アウトロ的な部分がもう少し書きこまれていると良かったと思う。「結局なんだったの?」って思っちゃうし。
SFと思って読み始めなかったんで、読後感はわりとよかった。逆にSF小説と思って読み始めてしまうと、最初の理不尽な会社理論にゲンナリしてしまうかも。そこまで重くはないけど、やっぱりあの社長に最後まで良い印象は持たなかったしね。
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物語の節々から疾走感が目に見えるようでした。
主人公に芽生えたとある能力が最初は唐突な気がしましたが、読んでいくうちに違和感も消え。
すっきりとしたラストが良かったです。
続編も既に購入済みなので、少し間を置いてから読みます。
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バイク便会社で、長距離の荷物を手持ちで運ぶ「ハンドキャリー便」担当として働き始めた陶子さん。
思いのこもった荷物を運ぶ時、空間を移動してしまう能力を身につけてしまい…
少しファンタジーが混じった、お仕事小説
続きがあるらしいので、読んでみたいです
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これは面白かった!キャラクターがみんな濃い。会話の掛け合いも面白いし、何より主人公が魅力的だ。直向きで格好良い。さすがに白菜という例えはどうかと思うけど(笑)すぐに挑発に乗っかってしまう単純さもかわいい。私はトーコさんを始め、このお話の登場人物をみんな好きになったから、こんなに楽しめたのかもしれない。
最終章のお届け物には涙腺を刺激されました。強いて言うならば最後の如月さんが言葉少なでちょっともの足りませんでしたが…もう少し彼の想いを聞きたかった。
でも、全体を通して読んでいて楽しかったし、個人的にはかなり好きなお話の1つになりました。
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バイク便の話かと思ったらw
細かな伏線はいちいち騙されて楽しく読めた
ご都合主義すぎない能力が◎
振り回されつつもちゃんと理由付けがあって納得
主人公もほかのキャラも魅力的
お気に入りは社長w
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上司を殴って会社をやめた元OL。
次の仕事は、
バイク便配達会社のハンドキャリー。
あれは椅子にキャスターがついてたから、
飛んでいっただけなのよ。
なんて犬歯を見せて笑う、陶子。
転職先には、
オカメインコの大谷さん
永遠の18さい沙織さん
人間カーナビ菅原さん
そして
なんだかマイナスイオンの出ていそうな社長如月。
ビジネス書類やら、
個人的な荷物まで何でもはこぶ運び屋さん。
託された荷物には、
とっても切実な気持ちが宿っていて。
手から手へ。
人から人へ。
やさぐれていた陶子が、
どうしても走らずにはいられないような
荷物と人ばかり。
あなたはどこに行きたいの?
声にならない声を届ける仕事。
読みやすくてさらっとしてました。
最短時間はうまくできるかわからないけど、
こんな仕事、素敵だなあと。
でも間違いなくヒールでは走れない。苦笑
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上司を殴って一流商社を辞めた主人公(ヒロイン)は同僚のツテでバイク便の会社に身を置くが、そこで新たな能力を身につけてしまい!?
社会人青春物語。
これは素晴らしい作品です!
物語の展開、伏線の張り方、非日常の取入れ方、そして最後のちょっとした感動!
すべてにおいてバランスがとれていて一気に読み進められ清々しい読後感です!
他のレビューである場面でついていけなくなったとかあるけど、ラノベを多少なりとも読んだことがあればそういったことを思わずにむしろよいスパイスになっていると思う。
なによりも個性的すぎる登場人物の面々が無理・無駄のない配役、
気の強いヒロイン
常に寝癖がついている社長
人間カーナビの菅野
少女趣味な女性ライダーさおりん
ヒロインに仕事を紹介した元同僚の誠
お互いを潰さない濃さ、繋がり、面白いです!
まぁ、最後まで大谷さんだけが謎のままだったけど(笑)
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バイク便運営会社で、遠方へのハンドキャリー便のライダーとして働くことになった元一流商社OLが、不思議な能力を身につけてしまって・・という話。
心温まる系というか女の子の好きそうな涙腺を刺激する話が多い。
(図書館)
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陶子の負けん気の強いキャラクターに対して
社員や周辺人物それぞれの当たり方の違いが面白い。
中心舞台は都心だけど、各案件の背景や届け先のおかげか、
どことなくノスタルジックな落ち着きがあった。
さおりんのキャラが一番濃い。
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リアリティがあるようなないような、不思議なお話。
どの登場人物もキャラが立ってて、ぐいぐい引き込まれてあっという間に読み終わっちゃった。
でもちょっとさらっとしすぎかな?
設定は面白いけど深みはないというか。。
読み終わったあとにもうちょっと心に残るになにかがあってもよかったかも。
薄いカルピス飲んだみたいな読後感。
続編も読んでみる。
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内容は悪くないが、バイク便の会社を舞台にしてるくせにバイクについての記述がイマイチ。イマイチどころか全然ダメ。
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一流企業を退職したOL陶子は後輩の伝手で新たにハンドキャリー便として働くことになるのだが……
メディアワークス文庫らしいライトな読み口なのですが、内容はしっかり爽やかです!
主人公陶子の元気の良さ、威勢の良さはもちろんのこと、その他のキャラのたちっぷりもしっかりしています。キャラの掛け合いも小気味よくてその場面は読んでいて楽しいです。
内容は各章で一つの荷物をめぐる物語が展開されていくので、切れ目も分かりやすく読み切りしやすいのもまた一つの特徴かなと思います。
ラストもしっかりしていて不覚にも少しだけ涙腺が刺激されてしまいました。最初はいきなりSF要素が入ってくるので少し戸惑ったのですが、その要素もがっつりと取り込んで陶子の成長、荷物をめぐる人々の思い、そして陶子の勤める運送会社の物語、それぞれをしっかりと紡ぎあげてくれた本でした。
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元OLの男前女子がバイク便運営会社に勤める話。ただの運送業の話かと思いきや、ファンタジー的要素もある。社長を筆頭に登場人物に癖があり面白い。
2013/03/26