投稿元:
レビューを見る
科学が隆盛を極める現代。だが、その片隅にひっそりと息づく異形のものたちがいた。存在を知る一部の者たちがは、それを「怪異」と呼んだ。
当然、怪異を相手にする生業もある。修験者、法力僧、呼ばれ方は様々だが、その中でひと際変わった青年がいた。九条湊ーどこか斜に構えたクセのある青年だが、彼が同業者から疎まれているのはそこではない。霊力、法力、神通力、彼はそんな力を一切持っていない。それにもかかわらず怪異を倒すという。その手腕は驚くべきものだった。
≪0能者ミナト 背表紙より引用≫
投稿元:
レビューを見る
科学が隆盛を極める現代。だが、その片隅にひっそりと息づく異形のものたちがいた。存在を知る一部の者たちは、それを「怪異」と呼んだ。当然、怪異を相手にする生業もある。修験者、法力僧、呼ばれ方は様々だが、その中でひと際変わった青年がいた。
九条湊――どこか斜に構えたクセのある青年だが、彼が同業者から疎まれているのはそこではない。霊力、法力、神通力、彼はそんな力を一切持っていない。それにもかかわらず怪異を倒すという。その手腕は驚くべきものだった。
投稿元:
レビューを見る
科学的に化け物退治をする話。何も能力が無いどころか見えすらしないのに、ちゃんと解決するいい性格をしたミナトさんが面白い。
投稿元:
レビューを見る
読みやすい。
続きを買うくらいには面白い。
手垢のついた世界の話になってきたのに、ちゃんと独創的なもんがある。
投稿元:
レビューを見る
中々中身のあるSF推理アクション小説。
主人公の毒舌ぶりが読んでいてとても気持ちいい。
イライラした時に読むとストレス解消になります。
投稿元:
レビューを見る
科学が隆盛を極める現代においても異形の者たちがいる.
そんな怪異を
霊力,法力,神通力を一切持たない九条湊が倒す.
そんな話.
面白かった!
ミナトさんマジカッケーっす.
何の異能も持たない普通の人間が
修行を積んだ専門家が倒せない怪異を倒すって言うんだから
業界人にはウケが悪い.
そんなことを一切気にせずに
住処の屋上で麻の一種の植物を栽培してその葉を乾燥させてたりするんだもの.
というわけで今回は
大学のオカ研がうっかり封印を解いちゃった怪異の話と
体が腐り落ちる呪いの話.
いやー,こういう話は好みですなぁ.
続きも読もう!
投稿元:
レビューを見る
表紙とあらすじに惹かれて買ってみた。
内容は現実的なものを使っての異形のものを倒すというもので、おもしろかった。
主人公が、頭がいいがまったくの霊感0で見えない敵と戦っている状態。
キャラも多いわけではなく、メインキャラはほぼ3人だし混乱せずにすんで読みやすい。
投稿元:
レビューを見る
1巻読み終わったら勢いで3巻まで一気に読んじゃった。キャラクターが魅力的。主人公は下品で毒舌で傍若無人だけどきっちり事件を解決してくれるから安心して読める。現代の妖怪退治モノで主人公が必ず勝つので一般の小説好きにはおすすめしない。ラノベです
投稿元:
レビューを見る
怪異を相手に戦うラノベ、というとありきたりのようだが、この主人公ミナトは霊力や法力を一切持たない。にも関わらず妖怪や呪に立ち向かい、それを倒すというのが面白い。巫女や少年僧の王道妖怪バトルもあり。
ラノベはキャラ萌えで読む方だが、この本はストーリーに引き込まれて一気読みだった。事件の本質を見極めてそれに対応する頭脳戦がミステリチック。
投稿元:
レビューを見る
「怪異」を修験者、法力僧、呼ばれ方は様々だが、その中でひと際変わった青年、九条湊―どこか斜に構えたクセのある青年だが霊力、法力、神通力、彼はそんな力を一切持っていない。それにもかかわらず怪異を倒すという。その手腕は驚くべきものだった。紹介文抜粋・・・。
陰陽師みたいなバトルはない・・・。
この本の読みどころは、ミナトの俺様的発言とその言葉の裏腹な思い・・・。
投稿元:
レビューを見る
第1巻を読破。
電撃文庫で「9S〈ナインエス〉」を読んでいて、そういえばメディアワークス文庫でこの人の作品あったよな……と思って気になっていました。
で、読んでみたのですが――
おもしろかったですー(*´▽`)
霊力も法力も神通力も持っていない九条湊。
持っているのは毒舌とそういったアレとは違った方面の知識(悪知恵とも言う?)で。
巫女さんである沙耶と、天才少年のユウキくんとのやり取りもいいですね。
主人公である湊は他人を小馬鹿にしたような、一癖も二癖もあるような人物で。
そんなわけでまじめな巫女さんと天才少年くんとは意見がぶつかってはケンカして。
うん、確かに付き合いの短い人たちだとそうなっちゃうだろうなあ、と思うくらい湊は偏屈な人ですよね。
それぞれの個性や能力を補うようにして怪異事件を解決する三人組がすてきです。
湊もただの詐欺師崩れというわけでもなくて。
怪異専門の探偵、みたいな感じですかね。
霊力や神通力とかないけれど、非科学的な出来事を科学的に見て解決する、といった感じでしょうか。
御神木に封印されていた怪異〈嫉〉もあるものを使って退けてしまうし。
ある呪術師にかけられた呪詛もある方法で祓ってしまうし。
しかも口ではなんだかんだ言っていても、年少組をきちんと気遣っているとか、ね。
この人はあれかな。
妖怪〈天の邪鬼〉ですか?
笑
年少組には余裕綽々、上から目線を貫くけれど、年少組の保護者たちにはやや翻弄され気味で。
巻末の閑話はおもしろかったです。
0能者・湊の意外な一面を見れましたし。
巫女さんと坊さんに囲まれる若者。
ああ、確かに神父さんが登場したら向かうところ敵なし、な感じになるかなあ。
本当におもしろかったです。
投稿元:
レビューを見る
悪くない。
けど続きが気になるか、と言われると、困るな。
怪異とか、幽霊とか、呪いとか、
こういう題材の小説は沢山あるし
解決方法(主人公のタイプ)や文体が自分の好みかどうか、がポイントになるかと思います。
私は文体が好みでなかったので
続きは、他に読みたいものがなかったら、かな。
投稿元:
レビューを見る
取り敢えず湊さんイケメン。
友達から紹介された一冊。
表紙のイケメンに期待を抱き
読み始めました。笑
口は悪いし変態で汚いけれど
いざという時の冷静な判断
そして、さりげない優しさ。
なんと言ってもSなとこ。
ハートもってかれました。笑
2巻も読みますとも!
投稿元:
レビューを見る
雑誌に広告が載っていたのを見て興味を持ち読みました。
台詞が多めでコミックっぽいところはやっぱりライトノベルだなと思いました。さくさく読み進められたし…。
内容はとても面白かったです!
ホラーとミステリーの中に湊の不躾な行動や毒舌な言葉が溶け込んでいて面白かったです!
一話の怪異を封印する方法の斬新さに驚きました。二話のオチは何となく察しがついていましたが、先が気になって夢中で読めました!
投稿元:
レビューを見る
「0能者ミナト」
科学が隆盛を極める時代の片隅にひっそり息づく異形のものたちがいた。それは怪異。怪異とは人の世の理から外れたものの総称。妖怪じみたものから念の淀みのようなものまで千差万別な異形なものに共通するのは、残虐であること。怪異は人の理解を超える力で人を喰い殺す。そんな怪異を倒せるものは法力僧、修験者だけではない。九条湊も異形を相手にする。しかし、彼は霊力、法力、神通力を使わない。彼が使うのは何なのか?
主人公は怪異を相手にする九条湊という男。彼は同じく異形を相手にする退魔師から零能者と揶揄されていた。しかし、彼は退魔師達が考えつかない手段で怪異を滅殺する。そんな彼の欠点は傍若無人で掴み所が無く飄々と毒舌を叩く所。そんな九条湊に助けられる山神沙耶と行動を供にすることになる赤羽ユウキは彼の欠点に悩まされ、振り回され、そして次第に慣れていく。
私はこの湊を知ったとき、八雲(「心霊探偵八雲」の主人公)に似ているなと思いました。この赤目の男は霊が見えるが、霊を滅却させる特殊な能力は無く、誰にも本心を見せずに飄々とした態度を保ち(しかし、なんだかんだで優しい一面を持つ)、それでも周りの影響を受けながら自分自身を成長させていく人物。さらに言ってしまうと、作品の表紙で描かれる八雲は美形で、文調から見ても恐らく美形と想像出来る立ち振る舞いと口調。そんな八雲の特徴を湊も備えているように思えます(恐らく湊も八雲と同様に自分で背負い続けている過去がありそうですが)。彼ら2人の違いを強いて挙げると、八雲は「下ネタ系の毒舌は吐かない」ということでしょうか。湊はバンバン吐いていきます、大人の毒舌を。
また、湊と八雲の事件の解決の仕方も似ています。2人とも特別な力で解決するのではなく、知力と洞察力で地道に解決策を見つけ、真相を明らかにしますが、湊はより狡賢い一面を持ち、どんどん相手を罠に嵌め、挑発して自分の範疇に周りを引き込んでいきます。そんな一面はダークヒーローのよう。
しかし、この「ミナトシリーズ」の肝はしっかりと練られた怪異の事件だと思います(まだ第1巻での感想ですが)。他の登場人物である山神沙耶と赤羽ユウキ、そして湊が挑む怪異が起こす事件は一見怪奇現象そのものですが、実は背景にはしっかり練られたものがあり、そこが面白い。
いざ第2巻へ。