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「日出処の天子」作者が、梅原猛氏の原作で描いたヤマトタケル。個人的にはこの方のほっそり美青年が好きなので、そんなヤマトタケルでクマソを籠絡して欲しかったです(笑)
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古事記編纂1300年ってことで個人的に盛り上がりを見せているのと、同著者の「日出処の天子」を前々から周囲の人に勧められていたので(そっちはまだ読んでないけど)読むことにしました。神話や歴史が好きなので物語自体楽しめたし、その知識が増えるほど、その縁の神社や土地の見方が変わるため、旅行がしたくなったり。
あと「日出処の天子」もらしいですが、この本でもBL臭がするキャラが出てくるので山岸涼子さんは同性愛を描くことが多いのかなぁ、など。
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20130722
面白かったー
私は好き。
正統派なので真面目に読みたいときに。軽く読みたいときは向かない。
ヤマトタケルがムキムキでちょっと微妙だったけど。笑
あやかしの館
叔母の家に居候することになった姪っ子さんの体験話。コメディ風?のオカルト。
幻想曲
少し怖い童話的物語を絵をメインで描いた小品集的なもの。
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本読みの友より、あれこれ届いた荷物のなかに、読みおわったからあげると入っていたマンガ。初出は1986~87年の「ASUKA」で、この本は"山岸凉子スペシャルセレクション"として去年出たもの。表題作は梅原猛の原作だという。
父である天皇[すめらみこと]の命により、熊襲討伐にゆき、あっという間に平らげてしまった小碓命[おうすのみこと]は、人々にヤマトタケルと呼ばれるようになった。タケルとは一番強い男に奉られる名で、大和朝廷の皇子ゆえに、ヤマトタケル。
熊襲を討った武勇をもって、次は蝦夷へ向かって北方蛮族を大和朝に与[くみ]するよう働いてもらいたいとのおおせを受けたタケルは、伊勢の神刀、叢雲[むらくも]の剣[つるぎ]で相模の国の蝦夷を平らげた(この剣が、のちに「草薙の剣」と呼ばれる:三種の神器のひとつ)。
蝦夷の民を討ったのち、蝦夷の頭・ヤイレポとヤイレムのきょうだいから投げられた言葉を、タケルが反芻する場面。蛮族はどちらなのかと思う。
▼我々の国へ勝手に押し入り
それを蛮人といわずなんといおう
この日の本の国はもともと我々の国なのだ
後ろから… これがおまえ達 大和の蛮族のやり方だ(p.187)
従者のヘタルベが、ヤイレポの跡取りを見逃してはならぬと斬ったことに、タケルは激怒する。ヘタルベに「男子の跡取りをたつのは戦の鉄則ではございませんか あの少年をあのまま見逃しては後顧の憂いとなりましょう」(p.184)と言われても、なかなか怒りは収まらない。
小学校や中学校の歴史の教科書には「ほろぼしました」という表現がよく出てきた。その教科書を使っていた頃にはあまりよく分かっていなかったけれど、「ほろぼしました」とは、一族皆殺しということ。
歴史の多くは「ほろぼした」側から書かれ、「ほろぼされた」側が描かれることは少ない。ヤマトタケルの物語は、そのことを考えさせる。
(1/14了)
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ヤマトタケルの物語の本当に詳細は置いておき、流れはよくわかる初歩的な感じ。でも、これでヤマトタケルに興味を持つにはよい内容だと思った。参考文献なんかもつけてもよいと思う。
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梅原猛先生の原作を山岸涼子先生が描いた
「ヤマトタケル」
いろんな解釈があるとは思うけど
こんな感じ好き。
他にも短編
「あやかしの館」
「幻想曲」
なども収録