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ビジネス畑ではなく、アカデミズムの世界に身を置く著者の執筆した自己啓発書です。ただし、著者はいまだに携帯電話をもたないというかなり偏屈な人物なので、著者自身がおこなっている方法をそのまま実行に移すのはむずかしいという読者が多いのではないかという気がします。
政治的な態度表明がせまられるようなトピックについても歯切れよくみずからの立場を押し出していくスタイルは、本書で名前があげられている『知的生活の方法』(講談社現代新書)の著者・渡部昇一を思わせます。もっとも、渡部の著書が書かれたころには、かろうじて教養主義の残滓が生き延びていたのではないかと思われるので、あのような内容であっても保守エリートの研究生活を垣間見ることができるというおもしろさが感じられました。しかし本書については、同時代に対する感受性があまりにも鈍いのではないかという気がしてしまいます。
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"「知的生産」という言葉にどうも弱い。そんな題名の本をつい購入してしまう。
著者の提案するものは、主に時間の使い方と情報の取り扱い方。いろんなものに興味を持って、非効率でもよいので、取り入れること。こうした習慣を身につけることで、いつの日かアカデミックな視点で世の中を見ている自分に気がつくことにある。そんな自分を想像しながら日々過ごしたい。"
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情報整理などの技術的なことは、目新しいことがなく優等生的でつまらなかったが、終盤に入って著者の人生哲学がいろいろ飛び出し俄然盛り上がった
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[関連リンク]
【20代でもおk】『40歳からの知的生産術』谷岡一郎:マインドマップ的読書感想文: http://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/51900749.html
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タイトルと内容が今ひとつ合ってないように思えるが、興味を持って読めた。
やるかやらないか、迷った時はやることにする、というのは面白い。正論。
文体も読みやすく、読者に媚びを売らず、ストレートに主張しているように見える。
多読のススメ。100ページ読んでつまらなかったら読まなくてよい。
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https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480065872/
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著者は大阪商業大学の学長とのこと。大学人だからだろうか、時折波長の合う本だった。例えば、指示を待つとき、その指示を出している側の人間がいること。マニュアルやノウハウをネット検索したりするとき、それを作った側の人間がいること。ペーパーレス化が進んでも本が無くなる事は無いこと。会合で自分の意見を言うこと。いずれも、探す方が探され、本屋の規模が地域の知性の規模、発言しないのなら存在しない、と日頃から思い、口にしていることととても似ていて、嬉しかった。嫌な目にあったら、この嫌な奴と人生を取り替えたいかと自問すべしというところは、禅や論語などとは違う視点で、苦境を支えるエールになると思った。
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そんな目あたらしいことを書いているわけではないけど、谷岡先生は偉いなあ。教育者としても立派な人なんだろうな。
「ゴミに多くの時間を取られるほど人生は長くない」。そうですね。
でもまあ生活態度が合理的すぎるような気もする。
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ひたすら雑感が書いてあるのみ。真の暇つぶし用。しかも、本書にそのような本は時間の無駄と書かれている。