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寝る前のフォトリーディング。道元禅師の「正法眼蔵」から70項目のテーマを選び述べた、現代に生きる人が幸福な生き方ができるようにとの禅に関する本。
起床後の高速リーディング。著者は戦争体験者で、座禅によって激動の時代を生き抜いたようである。座禅の効用と道元禅師の言葉の紹介。浄土思想をネストリウス派の影響としていて、暗に邪教と言いたいのだろうと思った。また釈迦も道元も死後の世界を肯定していないとのこと。
下記に付箋を貼った箇所の要約をのせる:
17-18:釈迦も道元も死後があるとは言っていない。浄土思想はネストリウス派の影響と著者は考えているとのこと。
59:只管打坐(しかんたざ)、ただひたすら座禅すること。これは道元の「正法眼蔵」の言葉。(ただひたすらディボーション、ただひたすら異言、ただひたすらプレイヤーウォークなど、キリスト者的にも応用が利きそうな漢字四文字である。)
204:我々が生きられるのはただいまのこの瞬間。過去でも未来でもない。(いま、ここ。)
393:座禅から得られる直感がある。それは仏教では「般若の知恵」と呼ばれる。