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とても興味深く読めました。社長のいすみ鉄道に対する思いと熱意が伝わり、いすみ鉄道に乗ってみたくなりました。
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公募で社長になった赤字ローカル線いすみ鉄道の鳥塚亮社長の著作。ムーミン列車、700万円訓練費用自己負担運転士、キハ52の導入など独自のアイデアを次々に展開。その行動力はさることながら、社長は長年サラリーマンを経験した鉄道マニアそのもの。相次ぐローカル線の廃止を見据え、時刻表から自分のたちの町が消えてしまう危惧を訴える。鉄道マニアそのものの視点や語り口がユニークな一方、経営者としてニーズを的確にとらえて実行していく姿勢に圧倒される。これは面白い!
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千葉県の房総半島を走るいすみ鉄道の公募社長の物語。
鳥塚氏がいすみ鉄道の公募社長に転進したのは2009年6月。
鳥塚氏が49歳の時。
当時鳥塚氏は、英国航空の日本支社旅客運行部長。
鳥塚氏によると、公募社長への転進により、年収は1100万円から700万円にダウン。
それでも、転進を決意したのは、鳥塚氏が根っからの鉄道ファンであったから。
鳥塚氏は、このローカル線存続のため、
「ムーミン列車の運行」「訓練費用自己負担運転士の募集」「キハ52車両の導入」「房総のけむり饅頭の開発・販売」と、氏の知識とアイデア、人脈、行動力を総動員して様々な施策を実行している。
本書の中では、社長就任後9ヵ月後の最初の決算では未だ赤字とのことだが、収支は大幅に改善しつつあるとのこと。
氏のチャレンジにこれからも期待したい。