紙の本
ストーリーに動きが無い
2011/03/10 21:50
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
友情やかけられる言葉のありがたさなど、綺麗なテーマなのだが、キャラクターが安定せずストーリーを転がす役割がいない
そこそこ長い話の割りに内容が薄い
ファンタジックな部分とリアルな部分とがマッチせず、違和感がある
小さくまとまっているが、小さすぎて面白みに欠ける
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古代の言葉で『楽園』を意味する王都ドラ。カンナはそこで王立騎士団員を目指し、日々努力を重ねていた。入団試験の対策は万全、実力も充分。しかし年に一度の試験では、なぜか毎回毎回思いもよらぬトラブルに巻き込まれ、受験できずにいた。次こそはと意気込むカンナは、四度目の試験を一カ月後に控えたある日の夜、衰弱し、行き倒れていた謎の美少年・シンクを拾う。間近に迫る試験のことを気にしつつ、しかし誰かに追われている様子の彼を放っておけないカンナだったが、シンクは彼女の善意を疑って・・・。
「wonder wonderful」が度肝を抜かれるほど面白くて驚いた作家さんだから期待もかなり大きかったのだけれど、その期待にしっかり応えてくれた作品。主人公のカンナが本当にいい子で癒されます。元気いっぱいだけど、落ち込むときだってあってとても人間らしい。困ってる人を助けずにはいられない本来の優しさがあるんだろうなと思う。最初シンクの印象は何て感じ悪い根暗なんだ・・・でしたが、明るいカンナにぐいぐい引っ張られるようにして、他人のために力を使うことで得られる喜びに気づく彼に、思わず気持ちを重ねずにはいられませんでした。みっともないことを嫌ってすぐに諦めてしまう自分はシンクの方が近いからかも。ラキや団長もいい人で、賑やかな物語でした。面白かった!続編をぜひ!!
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カンナかっこいい。
前回のwonder wonderfulがツボだったのでかなり期待してしまったのが☆三つなった原因。
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前作3冊の面白さから、次に新作が出るなら迷わず買う!と誓い、今回はちゃんと予約してゲットしました。
期待を裏切らない書き手さんで嬉しい。
読みやすく、キャラの一人ひとりが魅力的で、読後感も良い。
これは続きが出ても嬉しいかもしれないけど、これはこれで終わってもいいなとも思う。
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がむしゃらにがんばってるのになかなかうまくいかない女の子と
試練から逃れようと世間から身を隠す男の子が出逢う物語。
ツンデレ男子好きにはたまらないであろう展開。
【図書館・初読・3/8読了】
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「wonder wonderful」を読んで好きになり、前作3冊を購入しました。次も絶対読みたいと思っていて、いつ次回作が出るんだろうと心待ちにしてました!
やっぱり思ったとおり、素敵な書き手さんです♪
今回も楽しく読ませていただきました!
早くも次回作に期待大!!!
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「wonder wonderful」で有名になったネット出身の作家さんの書き下ろし。商業作家さんとしての実力を堪能させて頂いた。
それにしてもこの河上朔さん(イチさん)の書かれる主人公は苦労人ばかりで(うぷぷぷ)読んでいて楽しくて切なくなるのは同病相憐れむという奴でしょうか。
ヨーロッパの中世を思わせるどことも知れない王国の王立騎士団の入団試験を受け損ね続けているヒロイン、カンナ。彼女がうっかり拾ってしまった行き倒れ少年、シンク。この二人をめぐる物語で、祈りの物語でもある。
「神様、私のこと嫌いですか」と言いたくなる時はだれにでもあるもので。この本を読んだからといって自分の何かが解決するわけではないけど。
読んで幸せになる物語だった。
シリーズ化……しますよね?
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努力家ではつらつとした女の子が、ひねくれたワケあり美少年を拾うお話し。影のある美少年はいいものです!
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がんばる女の子、特別な男の子、まわりの温かい人たち。諦めきれない女の子、諦めた男の子、見守る大人(と邪魔するおとな)。そんなボーイミーツガール。
すべて報われた終わりじゃないけど、未来があるこういうハッピーエンド、好きです。
元気が出る本。
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前作の書き下ろしスピンオフを読んだ時も思いましたが、今回も書き下ろし。
キャラクターや世界観の設定、コンセプトやプロット立てるのが上手な著者なので、編集さんがきっちりついた今、かなり上達、読みやすくなったなーというのが第一印象。内容もそれなりに。コンセプトがいいので、中高生が読むといいかも・・・ファンタジーですが、夢とか努力の意味とか、現実とか普通に必要なことがさりげなくわかりやすく描かれてるので。
ゼナと隊長がかぶって仕様がない。もう続編出ないだろうけど、今のコンディションでWWの続編が読みたい・・・。
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河上さんの作品だし、安心して読めたお話。
シンクにはときどきいらっとするけど、だんだん人間らしく?感化されて戸惑ってく感じがよかった。
ヒーローよりヒロインが男前な話。
ちょっとデレが見えるようになってきたので、今後が楽しみだけどたぶん続かないでこのお話で完結なんだろうなーさみしす。
相変わらずどのキャラクターも善で、読んでいてあったかいのとか思っちゃうのは、ひいきの入りすぎかな。
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1冊完結に丁度いいスケール。「ファンタジー=壮大でなければ」というのから離れた、完成度の高い物語だった。
戦争も魔法も王家も陰謀も、とにかくぜーんぶナシ!ちょっと厄介な能力を持った子が、いかにして自分や世界を肯定するようになるか、しかもその第一歩目だけを丁寧に描いていると思う。
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「wonder wonderful」が素晴らしく大好きすぎたこともあって、期待感が高くてちょっと不安で買ったもののなかなか読めなかった。…が、やっぱり素敵な物語で期待にしっかり応えてもらえました。
前作よりも文章のプロローグや背景描写がハッキリしていて読みやすく、前作と同じように人と人とのつながりの温もり、頑張ることの大切さを教わり、幸せな読後感を味わうことができました。
あー、おもしろかったーっっ!!
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ボーイミーツガールで、みんないろんな価値観があるんだよ、というのを教えてくれる話。
苦労して、苦労して、それが無駄にならないなら素敵だな。
面白かったけど、前作がかなりのツボだったので…今回は☆x3。
ネット小説出身の方としては上手いと思うので、頑張ってほしいな。
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がんばってもがんばってもうまく行かない少女と美少年のお話。
全体にかわいかった・・・。
ぜんぶうまくいくわけではない、というところが良い感じ。
やっぱり作者は綺麗にまとめるのがうまいんだなー。