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紙の本
―血の通った漢字を使いたい方へ―
2011/10/26 21:49
14人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:レム - この投稿者のレビュー一覧を見る
実はこの本の旧版はいつも通っている図書館でよく利用していたのだが、ついにこの第2版を手元に置くことにした。 かつて所有した漢字辞典の印象は、いわゆる辞書であり、字引の一つに過ぎなかった。 ところが、本書は漢字辞典として字源を訪ねる機能もさることながら、「読める」辞書なのだ。 では、最近の漢語辞典は他社も似たり寄ったりかと思いきや、案外そうではない。
これは、著者の願いとして、漢字を通じて東洋文化を理解するための一助になれば、と言うことのみならず、さらには時代の変化とともに漢字の知識(日本語全般という意味もあろう)が極端に低下したことによる「狂言偽後」の反乱に耐えかねるものがあると明言していることが背景にあるからではないだろうか。
そのためだろうか、従来の漢字辞書が右から左へ意味を書き並べているように思えるのに比べ、本書の字義や用例を「読み進む」と、ひとつの漢字の持つ幅広い意味や多様な性質を伝えたい、という意思を感じる。 用例も、漢字の意味を使用例からも逆に理解できるようによく選ばれているのではないかと思われる。 親字が下に来る逆引き熟語の紹介も特徴といえよう。 漢字や中国文化の理解を支援するためのコラム・付録も掲載され、その索引も用意されている。 それらの情報とその性質から、本書は生きた漢字辞書としてそれぞれの漢字の解釈に加えて、漢字にまつわる文化に至るまでの百科事典のように活用できるだろう。
我が国は、外来語として漢字を導入した後、今や自国のものとして消化し、ひらがなカタカナまで生み出して活用しているのだが、もっと漢字を大事にしてよいと思う。 中華人民共和国、あるいは中華民国の博物館を訪れると、決まって漢字の発明とその使用に関する展示が堂々と設置されている。 漢字発祥の地だからと言うこともあろうが、それよりも自国の言語に対する誇りを感じさせるのである。
出版元の大修館書店は、例えば国語辞典の『明鏡』であまりにも有名だ。 個人的には、以前に 『一般言語学』 を古書店で入手してから身近になった。 気にかけて調べてみると、大修館書店はこのような言語学の関係書や辞書に強いことが分かった。
漢字の学習が日本人の言語能力を低下させているというレポートを読んだことがあるが、果たしてそうだろうか。 ここでは分析めいたことは避けることとするが、ひとつの言語の深みに触れることは決して悪いことではないだろう。
紙の本
なるほど
2015/09/06 00:27
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:zxa - この投稿者のレビュー一覧を見る
1文字について探すと元は同じ字だというものも出てきてなるほどと思う。構成もわかりやすい。今まで使っていた中では1番。
紙の本
学校で薦められました。
2015/08/14 11:53
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:john - この投稿者のレビュー一覧を見る
漢和辞典が必要だという子供のために買いました。電子辞書もいいですが、髪の辞書もあったほうが良いかと思い、買いました。
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