投稿元:
レビューを見る
囲碁のルールは知らないけど、対局のシーンもけっこう楽しめた。主人公の懸命さが伝わってきて、応援してあげたくなった。
ラストがよかった。
投稿元:
レビューを見る
2/3くらい読んだところだが、とてもおもしろい。犬飼六岐の小説は「叛旗は胸にありて」を読んだが、これもとても良かった。主人公は長屋に住んでいるさえない浪人なのだが、なかなか活躍してしまうのだ。
今回は、囲碁が大得意な薬問屋の娘が主人公で、脇を固める登場人物がそれぞれ魅力的で大変面白い。
また、1勝しかできていないところまでしか読んでいないが、これからどう展開していくのかとっても楽しみ。
読み終わった。
いろいろと結末を予測していたのだが、すべて裏切られてしまった。そしてそれがまた、いい結末なのだ。魅力的な登場人物が次々と現れてきて、読み続けていくのがとても楽しかった。
著者の他の作品を読んでみたくなってきた。
投稿元:
レビューを見る
最初、恋愛モノだと信じて疑ってなかったのですが、よい意味で裏切られました。
なぜ碁を打つのか、勝ち負けと楽しさとが両立するのか。特に自分の思う碁が打てない間のおりつの焦燥に、『ヒカルの碁』特に佐為が消えた後、ヒカルが碁を再び打ち始めた時のようなドキドキを覚えながら読みました。
変わっているけどまっすぐな栄花楼の市兵衛が好きです。でも、登志郎には参りました。これは惚れざるを得ない。しかし、安易におりつの恋心に持ち込まず、碁の話で最後まで締めたのがよかったです。
投稿元:
レビューを見る
「囲碁小町」と呼ばれ若き女性ながらも凄腕の囲碁打ちと
評判の「おりつ」に自身の嫁入りを賭けた真剣七番勝負が
持ち込まれる。数々の強豪達と対決する事になった「おりつ」
を描く幕末・青春、囲碁小説。
...なのですがガッツリとのめり込んで読むのはシンドかったス。
以前に読んだ「ヒカルの囲碁」での知識もほぼ薄れていて、
基本ルールが分からずに、まず苦戦。丁寧に書かれてはいるの
ですがいかんせん、囲碁のルールや白熱する展開を、文字のみの
活字で表すには読み手側の協力が必要...かなと。
それでも、頑張って読むのですが、七番勝負自体が
途中から勝負そのものの描写の熱が、急に下がってきて、
何を楽しく読めばいいのか...分からなくなってきてしまいました。
勝負そのものの緊張感ある熱なのか、師匠との素晴らしい関係から
「おりつ」が囲碁を通して成長する様なのか、賭けの対象にされた
自身の縁談、そして恋愛なのか...どこを楽しく読めばいいのか
散漫で、しかも、このラストでは...スッキリしない感100%でした...。
自分にとっては残念です。
投稿元:
レビューを見る
囲碁は全く分からない私でも楽しめました。
囲碁を嗜む方は、とても面白い作品だとお勧めします。
爽やかな読後でいい感じです。
投稿元:
レビューを見る
囲碁は面白い。 けれども、相手は多くは、父。 こてんぱんにやられる。 で、面白くない。 けれども、囲碁は面白い。 将棋は、子どもの頃から駒をもてあそんでいたが、今では囲碁の方が面白いと思う。 しかし、石を握るのは、大抵は父と。 閑話休題。 主人公自身の縁談が絡んだ、囲碁七番勝負。 さまざまな相手との対局。その間の、主人公おりつの屈託など。 作品としては、必ずしも完成度は高くはないと思う。 作品の閉じ方など。 けれども、モチーフとなっている、囲碁の対局の描き方など、興味深く読みました。まぁ、アドバイザーとして、女流の方が助太刀なさっているようだが。 それにしてもさ、表紙の絵はちょっとひどくないかい?裏表紙(カバー絵)も同じだしさ。
投稿元:
レビューを見る
「囲碁小町」と呼ばれる薬種商の桔梗屋の娘おりつは
隠居した医師筧瑞伯から縁談を賭けた7番勝負を持ちかけられる。
ストーリーは単純だが,
対戦相手やおりつの家族,友達,従業員の言動,
麻疹の流行に対する薬種商と医師の活躍ぶりなど,
当時の雰囲気がよくわかって楽しめる。
投稿元:
レビューを見る
後半、囲碁の上達とともに、人としても成長していく主人公。成長とともに、人の思いの深さも理解できるようになる。その姿を見て、周囲の目も変わっていく。
投稿元:
レビューを見る
囲碁の知識があれば、さらに奥深く読み込めたかもしれません。従来の作品より主人公が前に出てこない気がします。江戸のこの時代に女性が、こんなに闊達に行動できたのでしょうか。ちょっと散漫な作品になってしまったと思いました。
投稿元:
レビューを見る
初・犬飼六葵。幕末が舞台の囲碁時代小説。 「囲碁小町」と呼ばれる囲碁娘を主人公とする物語、囲碁小町の異名を取る薬問屋の末娘おりつに、見事に大負けした取引先の隠居から前代未聞の、縁談を賭けた勝負が持ち込まれた。負けたら取引先の隠居の孫・医者に嫁入り!囲碁七番勝負 「囲碁小町」と呼ばれるおりつへの挑戦状。それは、嫁入りをかけた七番勝負だった。幕末の町娘おりつの成長物語面白く読めた。「囲碁」を全く知らなかったが親切な説明があり、囲碁に興味を持った。
投稿元:
レビューを見る
図書館より
囲碁小町の異名を持つおりつが自身の嫁入りを懸け囲碁での七番勝負をする姿を描いた連作時代小説。
囲碁はまったく知らない自分ですが、専門用語はあまり多くなく素人でもだいたい雰囲気が分かるように、それぞれの局が描写されていたので、勝負の描写もあまり戸惑わずに読むことができました。なので囲碁を知らない人でも安心して読むことができると思います。
七番勝負を通じて成長していくおりつの描写が爽やかで好感が持てます。その他の登場人物たちもそれぞれに存在感があり、人物描写の巧さを感じます。
また当時の麻疹やコレラなど感染症の流行を話の中に織り込むなど、当時の時代背景をしっかりと組み込みそれによって登場人物の成長を描いているあたりもよかったです。
全体を通して非常に読みやすく、作品の持つ雰囲気もとても感じのいい小説でした。
投稿元:
レビューを見る
幕末期、女性、囲碁
囲碁には不案内なので対決の細かい機微はわからないがすらすらといけました
人気の(?)本因坊秀策も出てくるのですが、そのあたりの閉じ方が少し足早すぎひん?と思いました
「俺たちの戦いは〜〜」感が少し
でも、おりつの家業が薬種商なんは、秀策がコレラでなくなった、、ってつながるのねん