紙の本
小冊子『涼宮ハルヒの秘話』について
2011/06/02 18:38
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編については約3週間後に発売される通常版の前編および後編それぞれに譲るとして、ここでは小冊子を中心に記すことにする。
・書き下ろしSS『Rainy Day』(本編30頁+表紙+挿絵1点)
キョンと佐々木の中学生時代の一コマ。他に出てくるのは国木田だけというシンプルな構成。佐々木のほのかな乙女心の発露が、本編での下地と成り得る微かで微笑ましい彩りを添えている。キョンの口癖誕生の瞬間でもあったのだが、それよりも高校受験直前のモラトリアムな心情が描かれる中で、『高校生活一発目の自己紹介』や『変なのとクラスメイトにならないように』といった未来の不安を吐露する言葉のすぐ横にキョン曰く“変なの”がシルエットながら決めポーズで立っているのが妙に可笑しかった。他に特筆すべきは1点のみだった挿絵がカラーということか。
・キャラクターデザインラフ集(4頁)
『分裂』と『驚愕』の主だった登場人物の、絵師さん視点での解説付き。
・とつげきとなりの作業部屋(7頁)
サブタイトルに『いとうのいぢPresents』とあるように、絵師さんの作業部屋が割と赤裸々に写真で公開されている。作者のPCも写真公開されているが、むしろ歴代担当編集者(主に男性)の作業机の、いかにもカオスな乱雑振りには目を覆うばかりである。なお、『小説スタッフ編』とあるのでアニメ版とは無関係。
・「涼宮ハルヒ」制作秘話(7頁)
本邦初公開なのかは不明だが、主に『憂鬱』誕生までの編集サイドによる誕生秘話であり、なかなか興味深い。『分裂』からの空白期間に対するお詫びもしている。
・『驚愕』ぷちイラストギャラリー(11頁)
描き下ろしも加えたイラストを6点収録。見開きの作品があるため頁数よりは少ない。なお、内2点はメディアミックスに関わった絵師さんによるものである。
初回限定版のオマケにしては相当にお得な内容と言うべきであり、これを回避して通常版を2冊求める要因はとても少ない。そもそも通常版は、今後の重版に備える意味合いがほとんどを占めていると推測する。
投稿元:
レビューを見る
ハルヒシリーズを初めて読了しましたが、やはり難解ですね。αやβなんて話の構成だったんでどういうことかと思いましたが、そういうふうに繋がっていたんですか。唯一残念なのが佐々木さんの出番がここまでっぽかったですね。いいキャラクターだったんでまたの出番を望みたかったのですが、キョンのト書きにそう書かれていれば仕方がなかったのかも。
投稿元:
レビューを見る
待ちに待たされた新刊。分裂の続きなので、内容忘れた方は、そこから読みなおすことをオススメします。分裂した時間軸が一つになったところから、もう最高に興奮しました!
投稿元:
レビューを見る
2011/01/31 Amazonにて10%還元中だったので予約。
延期にならない事を祈りますがなった所でまたかって反応だろうなぁ。
気長に待ってます。
投稿元:
レビューを見る
消失を超えたかどうかは別にして、分裂以来のネタ振りがちゃんと回収されて良かった。
個人的には、もう少し佐々木とキョンの繋がりを強くして、ハルヒとの関係に緊張感を持たせても良かったのではないかなーという思いはあります。
まあ、ハルヒの望む世界なのだから、そういう事態にはならないのでしょうが、、、
その点を差し引いても、十二分に楽しめる作品でした。
投稿元:
レビューを見る
数年待っての続編という事で不安と期待が半々の気持ちで読んだが、なんとも微妙な感想。
元々この作品はキョンの独り語りの言い回しが特徴のひとつではあったが、今回は独り語りが以前よりくどくなってるように感じられた。
以前はそれがギリギリのさじ加減で楽しんで読んでいただけに残念。
分岐して同時進行していく構成も少し長すぎたようにも感じる。
投稿元:
レビューを見る
やっぱり面白かった。驚愕って、それかー(笑)
個人的に二次創作への突っ込みも
入っていたんじゃないだろうかなと思いました。
ハルヒの微笑みとか。大学生とかね。
一樹、機関創設説というのもなかなか興味深いです。
そこは今回は伏線回収しないのね。
次回で読めるんでしょうか。
というか、続刊はいつ出るんでしょうか。
ラムシュタインで慣れすぎて、もう何年後でもいいから
読めればいっか的な。
でももう佐々木はいいかなぁ~。
ハスミはもっと出てきてほしかったけど!
はすみん、かわいいよ、はすみん。
おっきいみくるちゃんもちょっと今後立ち居地が変わりそうですね。
つーかみくるちゃん最高学年か~。
ハルヒは時系列が命ではあるが、サザエさん方式でもよかった。
終わりがあると思うと切なくなる。いや、ないのか?
あと、ミーは全力で長キョンを推進しているので、
こうもハルキョンが押されているとその部分はアレですね。
国木田、おまえうるせーぞ(笑)
投稿元:
レビューを見る
やっぱり面白かったです。
個人的には最高傑作と言われる『消失』に並ぶ、読書中の緊迫感なら間違いなくシリーズ一かと思います。
ただ、緊迫する終盤までが少し冗長かも。作者がスランプに陥るのも致し方ないかもしれないw
とはいへ、無事着地したことだし、どうやら続編もあるようなので期待してます!
投稿元:
レビューを見る
分裂からの続き。超長編。
表現の仕方などが普通にその辺に転がってる凡ラノベに近づいてしまったと感じた。
前作から長い間が空いたせいか、絵柄が変わっている。繊細で水彩画タッチの絵では無くなってしまった。
ストーリーは、分裂した世界の謎や細かい伏線などが回収されていて良かったと思う。
α軸のいつもの日常は安心して読めたし、β軸のシリアスな話しも緊張感があってドキドキしながら読めた。
古泉やキョンのマジギレ描写も凄く良かった。
しかし相変わらずキョンの例えは回りくどくうざったい。
国木田の新たな一面や、谷口の前の彼女の話しが出て来たりと、飽きずに読み終えれた。
初回版の小冊子には、キョンと佐々木の中学校時代ショートストーリーや、作者やイラストレーター、編集部の机の紹介、本誌に載ったイラストなど。
小冊子の評価としては☆3といったところか。
投稿元:
レビューを見る
2011/05/25
ながらく待たせたわりには…xxx
間があきすぎてて、こんな書き方するひとだっけ?と
終始疑問符を浮かべながら読んだわけだが、
各キャラの正確がいまいちしっくりこなかったのは確か。主にキョン。
俺がアニメの影響うけすぎてるだけかもしれんが;
佐々木さんは理知的で個人的にとてもよかった。
あー、でも今回で使い捨てキャラなのかなぁ?
ってか、次の予定とかあるのかね。
投稿元:
レビューを見る
涼宮ハルヒの分裂から続く物語。
相変わらず 二つの世界 をαとβで区切ってお話が進んでいる。
『分裂』からすると中編にあたるのか?
ついに現れた キョンの親友とそのツレ。
β世界で親友佐々木がハルヒの代わりを務めて『違う世界のSOS団』を組もうとしている。
なんか、目的が一緒だけど行動がバラバラ・・・
長門は倒れて動けないし、佐々木側からアプローチを受けるキョン。
喜緑さんは現れるは、朝倉は出てくるわ。
佐々木も、キョンも意見は一致。
しかし。佐々木のツレ一同は違う。
思惑が一緒なだけで、結果論は違うのだろう。
α世界ではSOS団に新入団員希望者で、一人残った一年生『渡橋泰水』(ヤスミ)。
キョンの頭の中でグルグルと回り出す。
『私はわたぁすみ』この時点で『ハルヒ』と判定。
まぁ、あたりなんだけど。
二重螺旋という表現はしているが、私からすれば平行線。
決して交わらないが、結果は同じ事になる。
最後の勢いというか、追い込みはいい感じでした。
ただ、コレから続くのかちょっと不安を感じた。
谷川氏は書く気ではいる様子だけど。
これ以上長く引っ張らない事を祈ります。
投稿元:
レビューを見る
待ちに待った、『涼宮ハルヒの分裂』の続刊である。
通常版も発売されるが、そちらは発売日がこちらより遅れているので、初回限定版の方を予約した。
驚くべき事に、発売数日前の現在でもAmazonは予約受付中である。
他店で予約できなかった方はKonozama覚悟で予約してみるのも手だろう。
投稿元:
レビューを見る
俺達の冒険はこれからだ!
我々は4年待った……これで完結じゃないよね?
続きを期待していいよね?
投稿元:
レビューを見る
分裂を再読してから続けて読んだが、やはりハルヒはハルヒだったと思い知らされた。
今回もかなり難解な構成だったが、ありがたい事に最終章で図入りで説明があったので納得いった。
個人的には国木田が最後のまとめも含めて、なかなか面白い事を言っていたように思う。
投稿元:
レビューを見る
4年待ったけれども、確かに4年待ってもいいと思えるほど面白かった。
なんだかこれまでにないほど壮大で、登場人物も多く、なんだかわけがわからない部分もあったけれども、面白かった。
疑問に思う部分もいくつかあったのだけれども。世界が分裂する前の事柄(ハルヒが家で料理をするかしないか)がなぜ違うのかとか。
後、気になったところが後編P.177の”マグニチュード9クラスの津波のように”という記述。はたしてこの文はいつごろ書いたものなのだろうか。
それと、国木田が今までにないほど話してたなあ。佐々木とキョンの両方を知ってる人物として、驚愕では少しは活躍の場があるんじゃないかとは思ってたけど、思ってたより意味深だった。
後、またのいぢが本編と少し異なる絵を・・・。
それと関学。