紙の本
子供の狭い世界から脱するということを、妖怪というありえないものを使って描いていこうとしている作品なのかもしれない
2011/04/08 20:05
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投稿者:mayumi - この投稿者のレビュー一覧を見る
タキの家の蔵にいた妖しの話と、夏目が親と一緒に住んでいた家の話。
ちゃんと両親との思い出があって安心したよ。
子供の頃のエピソードが、たいてい理不尽に可愛そうなものだし、夏目が自身の親を回想することが今までなかったので、ホントに赤ん坊の頃に親を亡くしてしまっていたのかと思っていたよ。
ちゃんと、愛された子供時代があって、本当によかった。
にしても、子供というものは残酷なものだ。
父を亡くしたあと引き取られた家で、夏目にひどくあたるその家の娘。でも、彼女は彼女で自分の世界を守ろうと必死なのだ。夏目が子供の頃の切ないエピソードの数々は、彼が異質であった故で、子供達は自分の狭い世界を必死で守ろうとするから彼の異質は決して受け入れることができない。
だから、子供は残酷になる。
タキの家の蔵の妖怪の件では、タキや田沼も夏目に歩み寄ろうとしてくる。
それは、タキや田沼がもう子供ではない存在だからなのだろうと思う。
そして、夏目自身も子供ではなくなったから、二人の助けを、さしのばされる手に手を伸ばすことができるようになったのだ。
…タキの家の妖怪が、最後に陣の中にはいってタキに「さらば、真一郎の孫」と告げるところで、涙腺決壊しました。ロマンチストのじいさまの話には、とっても弱いのですww
電子書籍
夏目友人帳11
2018/05/22 12:07
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投稿者:もちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
42話と43話は大好きな話です。妖怪を一目見たくて家のあちこちに陣を張ったものの、一度もみることなく亡くなったタキの祖父。実はすぐ近くに妖怪がいて、「はやく良くなれ」と病床のタキの祖父に声をかけていたシーンはぐっときました。
紙の本
夏目友人帳
2015/07/29 21:13
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投稿者:しましま - この投稿者のレビュー一覧を見る
妖怪といっても世間でよく知られたものは河童と狐ぐらいで、人魚や蛍,燕も思いがけない姿で現れます。ちょっと切ないお話です。
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祖母が妖と交わした契約書「友人帳」を受け継ぎ、名を返す日々の夏目。ある日、友人・多軌の家の蔵掃除を手伝ううち、多軌の祖父が封じた悪い妖を解放してしまう。強力化するのを阻止しようとする夏目達に妖達が協力してくれて…!?あやかし契約奇談第11巻!!
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帯に大きく書かれた「TVアニメ第三期放送決定!!!」の文字。
今回はどの辺りがアニメ化されるのか、今から楽しみ。
と、いきなり脱線。
本編は、夏目、田沼、多軌の三人の、ドタバタでもちょっとハートフルなお話と、夏目の過去のお話の二本立て。
夏目の過去のお話の最後は何だか夏目そのものの最終回みたいだなぁと、雑誌掲載時にも思ったな。
雑誌掲載時と云えば、今回はじめて掲載時とコミックス収録時とで絵が違う場所がはっきり分かった。
もともと何もない所に追加されてるから分かりやすかったのかも。
で、今回のお楽しみ。
夏目の過去のお話と連動して、田沼や多軌の小さいころのイラストがあるのは予想範囲内だったけど、まさかあの二人の高校生時代のイラストがあるとは思わなかった。
…でも、どっちも高校生には見えないよ(泣)
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友人と藤原夫妻が変えた夏目、をいちばん感じた巻だなぁ。過去の夏目はちょっと切なくもなる…。
夏目いい子だな。
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『夏目友人帳』は、全巻購入しています♪
確か…1巻だけ、お試しで古本を買ったかな??
少女漫画を続けて読んでるっていうのは、私にとって珍しいかもね(^^ゞ
ニャンコ先生のファンなのですが…それだけじゃなくて、絵とストーリの繊細な美しさが好きですね(*^_^*)
11巻では、夏目は過去と向き合ったり、自分を受け入れてくれる友人や家族と過ごしたり…と、少しずつ変化していっているのが分かります(^_-)
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夏目がようやく友人に甘えられるようになってきましたね!
どこまで大丈夫なのか、とはかるような段階ですがそれでもなんだか嬉しいです。
田沼とタキいいぞ、頑張れ!
子供時代の記憶も描かれていましたが、楽しい記憶も嫌な記憶もすべて今の自分を作る欠片なのだと思い切れてよかった。
そう思えるなら、これから先もきっと大丈夫なのだと思います。
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友人たち、そして藤原夫妻との出会いが夏目にもたらした変化をこれまでで一番感じた一冊でした。読み終わった時、とてもあたたかい気持ちになりました。
小さいころの夏目は藤原家にくる直前と比べると表情が豊かで、その間にどんなことがあったのか想像すると胸が苦しくなりますが、それを考えれば考えるほど今の場所での出会いが彼にとってどんなに大切なものであるかひしひしと感じました。徐々に辛かったり悲しかった思い出と心の折り合いをつけているのだなぁ。
アニメ3期にも期待しています。3期はこの巻の終わりあたりまでやるのかしら。
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とても泣けました。
なんでこんなに切ないお話がかけるんだろう。
優しくて切なくて。
ほんと、すごく良い作品だなぁ。
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祖母が妖と交わした契約書「友人帳」を受け継ぎ、名を返す日々の夏目。ある日、友人・多軌の家の蔵掃除を手伝ううち、多軌の祖父が封じた悪い妖を解放してしまう。強力化するのを阻止しようとする夏目達に妖達が協力してくれて…!?
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今巻は、あやかしではなく、人とのつながりを描いた巻。
不覚にも号泣した。
夏目と、そのまわりの優しいひとたちが、しあわせであればいいと思う。
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夏目・タキ・田沼のトリオの話、夏目とお父さんの思い出の話、それぞれすごく良かったです。小さい妖たちが看病してるところとか、最後の庭のところとかもうね。泣いてしまいますね。
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すーっごい良かったです。
いつものごとく、泣いた。
11巻は42話~46話まで収録
42話・43話は、亡くなったタキのおじいさんのお話。
優しい妖怪たちにぽろっと涙が……
妖怪がツンデレすぎます(´;ω;`)
44話~46話は、夏目の里帰り。
幼い頃、父と暮らした家を訪れる夏目。
縁側で泣いちゃう夏目が可愛くて……何も言わずに、ただそばに居てあげるニャンコ先生の優しさにときめく
11巻、すごーく良かったです
アニメ3期も楽しみ
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夏目がまた1つ成長を…(; ;)グスッ
にゃんこ先生のツンデレ?っぷりには相変わらずもえます。
帯にはアニメ化第三期の事も。。。
にゃんこ先生もふりたいー!