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巻数を重ねていくにつれ、大学構内の状況やら研究室の内部やらが鮮明になっていきます。あと写真が多くなりました。これはいいですね。動物の姿とか研究生の姿を見るとさらに話が膨らみます。
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やっぱり研究室散らかってるんだなぁ。
ウチの裏の畑にも毎年キジが来るので、ちょっと親近感わきます。
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小林先生は、いったいいつ研究論文を書いているのだろう?
大学で飼っている動物の世話だけでも大変だと思うのに、講義やらゼミやら大変忙しいと思うのね。
ヤギ部の顧問でもあるし。
近くの小学生に教えることもあれば、ラジオ出演もある。
野生動物の観察、捕獲、そしてついに、海産生物の飼育にまで乗り出したのである!
しかし不慣れな海産生物。
大失敗をしてしまうのだが、ちゃーんと正直に学生たちに話すのである。
それもまた教育。
あと、大学のテニスコートに閉じ込められた特大のクサガメ。
すっかり干からびて、保護されたときは目の周りが落ちくぼんでいたのだが、ゆっくりと先生に水につけられ元に戻った姿を見た先生「お前はカップヌードルか」
めでたくラーメンと名付けられた件のクサガメの他に、小さなクサガメが2匹。ウドンとソーメン。
湖の中の無人島に1頭で棲んでいる野生の雌ジカ。
長いこと先生と、一定の距離を保ちながらも互いを認識し合っていたのだが、ある時姿を見せた雌ジカのツコは、前足が自分の体重を支えられないくらいに体力が衰えていた。
通常群れを成して生きる鹿が、なぜたった1匹でそこに棲んでいたのか。
島はけっして脱出不能な場所ではなかったのに。
先生はツコにそれを問いただすことなく最後の別れを心の中で告げる。
目次は以下のとおり。
・子どものイソギンチャクはカタツムリのように這って動くのだ!
・フェレット失踪事件
・テニスコートで死にそうになっていたクサガメ
・ヤモリの恩返し?
・ヒメネズミの子どもはヘビやイタチの糞に枯れ葉をかぶせようとする
・小さな無人島にひとりで生きる鹿、ツコとの別れ
・先生、木の上から何かがこちらを見ています!
・ヤギのことが気になってしかたないキジの話
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図書館で。
いいなぁ~こういう大学。聴講生とかで行ってみたい。
里山大学ってのもいいなぁ。でも土地が無いと中々難しいだろうな。
というわけでモモンガ可愛い。
以前住んでいた家の前の畑にもキジが居てケーンケン鳴いていたなぁと懐かしく思いだしました。彼はどこへ行ってしまったんだろうか… 昔は田んぼにもアオガエルがたくさん居たしカタツムリも沢山見つかったけど…今はどこに行けば会えるんだろう。そうやって考えるとしんみりしてしまいます。が。まあ今の家の裏にもヒキガエルとかいるらしいし結構したたかでしぶとい野生動物達がまだ頑張っていることには勇気づけられます。
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おもしろかった!!
なんか以前から新聞の下の広告で書名を見ちゃー気になっていたので、読めてうれしい。
イソギンチャク餌やりすぎ事件に吹いた。
本当に動物好きな人って、飼うんだなあ、と。
世話することも背負い込める好きっていいなあ。
文章は正直、なんか学校新聞を読んでるようなノリではあるんだがちょいちょいはさみこまれてくる、
そーなんだー知識とかさすが専門家。
実験の内容とかも、全く触れることのない分野なので大変興味深い。
んでもって、文句言いたいんだけど、直接は無理、
と遠くからヤギをにらみつけるキジが、いじらしくて、おかしくて・・・。
この大学行きたいなあっと思う子どもとかいるかもなー。
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こういう環境でこういう勉強をしたかった このシリーズは全制覇するぞ!(+イソギンチャク/フェレット/ヒメネズミ)
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一般向けの書籍をこれだけ書いて、学生さんの指導もして、もちろんご自身の研究もやっておられるのだろうけれど、小林先生すごいバイタリティだなぁ(私の同期の松浦くんに匹敵する!)。
よほど好きなのだろう:-)
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生き物はいつかは死ぬ。ほとんどの動物は人間よりも寿命が短い。津生島の鹿のツコとの別れが悲しかった。あとモモンガが可愛かった。
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[鳥取環境大学]の森の人間動物行動学、「先生!」シリーズ第5弾。
今日も小林先生の周辺は、生物たちの珍事件が巻き起こる。
・子どものイソギンチャクはカタツムリのように這って動くのだ!
・フェレット失踪事件
・テニスコートで死にそうになっていたクサガメ
・ヤモリの恩返し?
・ヒメネズミの子どもは
ヘビやイタチの糞に枯れ葉をかぶせようとする
・小さな無人島に一人で生きるシカ、ツコとの別れ
・先生、木の上から何かがこっちを見ています!
・ヤギのことが気になってしかたないキジの話
里山の中の大学の「先生」の生物(人間も含む)との関わりを、
正直な文章で綴る、人間動物行動学の日々。
その研究は、好奇心旺盛で子ども心を忘れない、熱意。
その講義は、自転車操業な思いつきと言うけど、実は臨機応変。
面白く楽しい文章ながらも、生物の多様性と人間との関わりを
きっちり教えてくれる内容です。
イシガメとクサガメの違い、無人島のシカとの邂逅、
奇跡のモモンガとの出会いなど、「先生」の周囲は常に驚きに
満ちているんだなぁと、しみじみ&しみじみと感じました。
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とても面白かった。なんと、なんとなんと、超ハッピーエンドではないが、ある意味ひとつのハッピーエンドではある。オスカーの決断、非常に理解できます。ティナーシャとの結婚も優しく和んだ。色々と辛いエピソードもあるが、とても読みやすく引き込まれる。超個人的見解だが、挿絵のタイミングとチョイスが悪い、だいたいこの本に挿絵が不必要。もし、普通のラノベでないレーベルから挿絵なしの文庫版が出るなら、大歓迎です。
一応この3冊で表の話が終了らしい。次は裏面の話になるらしい。楽しみだ。
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何冊読んでも変わらない小林先生の動物愛。キジの「ゴン」はヤギに縄張り争いをしているし、小林研究室には沢山の動物たちがいます!面白いです!!
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小林先生の先生シリーズ5冊目、個人的には4冊目読了。
先生がテーマとされている、人間を含めた哺乳類のヘビの対する対応についての実験結果についても少しご紹介していただいてました。
最近の研究では、ヘビを検出する神経回路というものがあることがわかってきているそうです。
視覚情報の反復でヘビに対する反応が活性化していくようです。
一個体としては知らないもののはずなのに、知っているって本当に不思議だと思います。
今あるのは自分だけの命のように思ってはいますが、実際は違うんだなぁ、と。
実際に脈々と断裂することなく繋がってきた存在なのだと自覚、まではいかないけれど、納得せざるを得ない感じですかね。。
齧歯類でも、集団行動をする種と単独行動をする種で行動に差が出る。
本書の中でクサガメとイシガメの行動の違いについても触れられていますが、成長段階においても、そういった行動の差が出るのも不思議です。
行動が切り替わるきっかけって何かがあるのか、気になります。
最後の方には、次作の主役であるモモンガも登場していて、本当に自然豊かな場所なんだなぁと思いました。
モモンガといえば…ちょしちゃんw
くりくりの目が印象的なニホンモモンガのお話も楽しみです。
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おや、最初に8ページのカラー写真のページがある!
白黒の本だったので、このカラーは嬉しい。
最初の写真が小林先生の研究室で、人間性をさらけだしているようにゴチャゴチャしている。
これでも写真撮影用に精一杯整理したのだろう。
最近、鳥の巣の本を読んだばかりだったが、本編に入る前の「スズメバチの巣に巣を作ったスズメ」の話(と写真)でグッとつかまれた。
鳥の巣の本には、ツバメの巣を乗っ取るスズメの話題があったが、スズメは何でも利用して巣を作る鳥なんだと改めて認識した。
本書で驚いたのは、イソギンチャクの子どもは這って動くということ。
驚いたというより、今まで考えたことがなかった。
そこでふと思ったのが「サンゴは?」ということ。
調べてみたら、幼少期の時はクラゲのように水中を漂って移動するが、1度海底に固着したらそのまま動かないのだと分かった。
本書はシリーズ5刊目であるが、しばしば以前の話題が出てくる。
何処から読んでもいいのだろうが、最初から順に読むとより楽しめる本だ。
次作の主役(?)のモモンガが、最後にチョットだけ登場する。
木の上の方に設置した巣箱から顔を出しているのを見つけたのだ。
この後たくさんのモモンガと遭遇することになるらしい。
どういう展開になるのか楽しみだ。
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先生シリーズの中の一冊です。
各章で完結するため、非常に読みやすいです。
小林先生の語りで構成されており、大学のゼミを受けているような感じでした。
比較的簡単な文章で面白く書かれているため、小さい子どもにも十分におすすめできる書籍です。