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カンブリア宮殿にて、拝見した著者。ごくごく当たり前のことを書いてらっしゃる入門書。といっても本来13歳に向けて書いてるものだから・・・教育の現場から、ただ分かりやすく、伝えたいこと。親より先に死なないこと、メシが食える大人になること、ただ当たり前のことをすることが一番難しいし、忘れるし、続けることは難しい。根本を教えてくれる大人がいることが大事。
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どうする?勉強、友だち、異性、いじめ、将来の夢…。僕は作者のことは正直まったく知らなかったのですが、結構有名な人だそうですね。大人となった今では結構耳の痛い話が多うございました。
これはもともと中学生に向けてかかれたものらしいのですが、大人が読んでも非常に示唆に富む、というよりも非常に耳が痛い言葉が多くて、最後まで読み通すのが、大変辛うございました。自分は正直中学高校ともにここに書かれていることとは真逆の生活を送ったのでこういう駄文を書き綴るように成り果ててしまったのですが、不思議と後悔はないです。僕の話はさておいて、ここに書かれていることに少しでも耳を傾けることができれば、少なくとも僕のようにはなることはないでしょう。
自分が一番好きなものはこの本の中にある『あきらめなければ負けない』という内容がありまして、あまり詳しくは書きませんけれど。20代の半ばに自分の人生、これだけ人生で負けて、普通の人間だったら、そのまんま人生を投げ出して、山谷か西成の諸先輩方と一緒に路上に座り込んで安酒を飲んでいるかもしれません。と思ったことは何度もあります。
ではなぜ、こんな駄文を書いているのかというと、自分を見捨てたくはなかったし。必ず返り咲くと約束した人間もいる。対象読者であるみなさまは中学生の時代にさんざ転んで、そこから何かを学ぶことさえできれば、まだまだ棄てたものじゃありませんし、中学生くらいで人生を悟ったことはクチにするべきではないと思っています。
少し話しがずれましたが、この本に書かれていることはなかなか厳しいことが多いですが、結構本質を突いたことを書いていらっしゃるので、中学生だけではなく、全ての年代の方に読んでいただきたいと思います。
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【2011年_10冊目】
なんだかんだ丸2年お世話になっているバイト先の社長さん。
こんなに色んなことを学ぶとは思ってなかったです。
著書を読むのは初めてだったけど、いつも伝えたいことが
ぶれてなくてかっこいいなーと思った。
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反抗期の子どもに伝えたい事がたくさん載っている。親が反省すべき点も見つかる。(親ができていないことを子どもができるはずもなく。) でも最大の問題は、反抗期に入った子どもにどうやってこの本を読ませるか・・・だ。
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花まる学習会代表から、中学生になる子どもたちへのメッセージ。分かりやすくもっともだ~という内容。小学校卒業するタイミングで、ぜひ読んでほしい。
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塾講師からのアドバイス。試験対策は公立高校向けなので、晴太にとってイマイチ参考にならない。ただ心構えは良いと思う。
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子どもに伝えようとは思うが、案外親も教師も伝えられてなかったり、伝えてるつもりでも伝わってないような内容をしっかりと言語化してくれている本。
中学生というのは確かに自分もそうだった気もするが、変な勘違いしてたり、変な不安を抱えやすい時期だ。でも、周りに対する興味は深くなってきていて、そこで本という第三者的視点でこの本を読んでもらえばきっとなにか感じてもらえるなと思う。
自分が担任になったらクラスにひっそりと置いておこう。(笑)
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結婚してから10何年。この本を読んで気がつきました。
女と男は,別の生き物であったと。
そうであれば,いろいろと納得できることもあり,いろいろと気にする必要も無い。
他にも,いろいろためになるお話です。
やはり,社会で活躍強いる人の言うことは,「論より証拠」で正しい。
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読んでて、そう!そう!と分かる部分ばかりで、 ノートの取り方、勉強の仕方が丁寧に書いてありとても参考になりました。母の立場からの書き込みですが、子どもにも読んでもらいたいと思う一冊です
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中学生が読みやすそうな語りかける文体。難しい熟語などもなく読みやすい。しかし内容は深い。
・挨拶は立ち止まってハッキリと
・周りを笑わせられる人(笑わせようという気持ちが大事)になろう
・合わない(とか苦手)と言わない
・人を切り捨てない
・いいことを言うより行動で示す。人は行動を見ているなど
大人の自分でも出来ていないものがあった。
内申点は定期テストで決まるとか、英語の教科書は暗唱するとか、現実的で使えそうな箇所もあった。
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今から中学生になる人にも、今中学生の子にもおすすめ。
中学生活をうまく過ごすうえで大切なことが書いてある本。
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思春期あるあるの、勉強めんどくさい…男子とは、女子とは仲良くなれない…大人ってうるさい…などのネガティブな思いを汲み取り、前向きに考えられるようになる。塾の先生ということで言葉が分かりやすく、説得力がある。大人になってから読んだら、ひとつひとつの言葉が沁みた。中学生も読書紹介カードに書いてたから、いい本だと思う。自分でも買って学級文庫に置きたい本。
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結局のところ、今の大人はこれからの時代を生きる若者の生き方について確かな指南が出来ないのではないか?この本を読んでそんなことを考えた。
この本は今の時代の子供に向けて人生の切り拓き方、大人になる時の準備について語られている。
ただ、ボーっと板書をとって、テストに及第し、高校、大学とレールに乗ったまま、のほほんと過ごして良かったのは、ただ右肩上がりの将来を信じていた昭和社会の頃までであり、これからの世代は常に生きてゆく方法を考え続けなければならない世代である。そういう時代になってきている。
テスト勉強をしながら、将来の仕事のアイデア、自営の方法を考え、生き抜くスキルをつけることが、これからの中高生には必須であり、これまでののほほんと生きていた世代の中高生時代の生き方にさらにプラスアルファの行動が必要となってくるだろう。満たされており、恵まれているが大変な時代を生きなければならないのである。
このまま年功序列が続くのはそう長くはないだろう。もうそろそろ自営を考えなれば生きてはいけなくなるし、そうでなくとも副業を考えなければいけない時代に入りつつある。アイデアを生み出していく必要がある。そんな教育は学校では教えてくれなかった。そんな時代に産み落とされて、若者はどうやって生きる方法を開発していかなければならないのか?
そこで、そのアイデアについては直接は語られないが、その後の人生につながる中学時代の生き方を教えましょうというのが本書である。
やはり、読書をしておかないとこれからの時代は生き抜けないだろう。幸い、このbooklog利用者は読書習慣があるようである。運が良かったと言える。この本の著者も読書の習慣を勧めている。著者は中学に入るまでは読書の習慣はなかったようである。そんな著者が言うのだから、かえって勇気づけられる。私も、実際は浪人生の頃からだから、あまり大きな顔では言えないが、読書がなければ、まず毎日考えていることは、グルグル回りで、同じ領域を行ったり来たりするしかないであろう。
考える材料がないわけだし、第一に語彙力の問題もある。そうなると、運がよくて、のほほんとした感じにはなるであろうが、運が悪いといつになっても、同じ所でグルグル回りし続け、思考空間が狭いので逃げ場を失うこともありうる。
そんな方はまずはこの本から初めてはいかがだろうか。子供向けの本だと侮らず、生き方を考えるつもりで反省しながら読めば大人でも十分啓発されるところがあるだろう。
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13歳~16歳に向けた本を読むのが好きなことに気づいた。もう大人だから、思春期の陰鬱な気持ちとは無縁に思春期のフレッシュさだけを味わえるからw
高濱正伸
1959年熊本県生まれ。東京大学・同大学院修士課程修了。1993年、「数理的思考力」「国語力」「野外体験」を重視した、小学校低学年向けの学習教室「花まる学習会」を設立。算数オリンピック委員会理事
身体を鍛えるっていう意味ならば運動系がいいけど、文化系の部活でも、吹奏楽なんかをやっている人は、社会に出てからも活躍しているなと思う。吹奏楽って、ほかのパート、ほかの楽器と合わせてみて初めてハーモニーが生まれるわけだから、他者への配慮が自然と身につくんじゃないかな。
芸術に触れるって、なんだか小難しく、煩わしく思ってしまうかもしれない。 でも、言いかえると「感性の幅を広げていく」ということ。もっとわかりやすく言うと、「自分で感じている以外に、他の人の感じ方を知ることによって、『そういう見方もあるのか!』って発見すること」なんだ。
でも、感性は後天的に身につけられるものだから、いっぱいよい作品に触れてほしい。
外見を武器にして生きていくっていうこともあるかもしれないけど、それはごくごく限られた人たちだけでしょう。社会に出てから、圧倒的に大事なのは内面、つまり中身の実力なんだ。
ここで言いたいのは、「いじめられた体験は財産になる」ということ。逆説じゃなく、いじめをくぐり抜けた人ほど強い人はいないからなんだ。
朝、ぼくが学校にやって来ると、伝令係みたいな子が「来ました!」ってクラスじゅうに伝えるわけ。そうすると、みんながザーッていっせいに立ち上がって、教室へ入ってきたぼくに向かって「でこっぱち! でこっぱち!」って手をたたいて、合唱を始めるんだ。 彼らからすれば、単に喜びや遊びでやっているだけなんだけど、こっちは「やっぱりおれは奇形だったんだ……」と死ぬ思いさ。しかも、初恋の女の子まで「でこっぱち、でこっぱち」ってやってるんだからね。 そのときの気持ちっていったら、もうクラスじゅう真っ暗。真昼の暗黒みたい。誰も友達がいない。生まれて初めて、自殺しようと思った。
「いじめのない世界になりますように」っていうのは現実的に無理な話だ。だから、いじめる人間になれ、っていうわけじゃなく、いじめが来ても、それをはねのける人間になってほしい。社会に出たらもっと厳しいことに出会うよ。仕事がなくなることだってある。 そこで大事なのは反発することなんだけど、ぼくのいじめられ体験みたいに、なんとか立ち向かった経験がないまま大人になると、なかなか耐えられない。 今、つらかったり、悩みがたくさんあるというのは必ず肥やしとなってキミの将来の力になるからね。
でも、ほとんどの勉強はおもしろいに決まっている。だって、それは英知の集積だから。これだけ長い歴史を経て、残っているわけだからさ。
生身の人間関係には、相手といいことを共有して喜び合えるっていうプラスの面があるけど、もう一方では、はっきりと不満を言われたり、裏切られたりといったよ���に、相手の負のエネルギーを受け止めるっていう面もある。これは、人間関係のいちばん重いところなんだけれど、それを避けて通っていちゃダメだ。 負の部分もしっかり受け止めていける人って、社会では認められるよ。
たとえば、何か相手に申し訳ないことをしてしまったとする。そこで、自分から出向いて顔を出して、「すみませんでした!」って謝りに行けるヤツっていうのは、マイナスどころか、逆に評価がものすごくプラスに転じることがある。相手からすると、「こいつは生命力があるし、潔いな」って感じるわけだね。小さい行動なんだけど、人はそういうところを見ている。
そもそも勉強って、必要だろうか。半世紀以上生きてみて、まちがいなく必要だと言いきれる。どんな仕事でメシを食うにしても、技術革新はあるし、人と同じことをしていては抜きん出ることはできない。常に学び続けなきゃいけないんだ。中高の勉強って、その基礎の基礎だから、おろそかにできるはずはないよね。
だから逆に、言葉についてよい仲間と切磋琢磨してこなかった人というのも、すぐわかる。言いたいことがコンパクトになっていなかったり、冗漫だったり。「いちばんいい状態で料理できてない」って感じがする。社会に出てからはいろんな人に出会うけど、その人が言葉の力を磨いてきたかどうかは五、六分話せば伝わってくるものなんだ。 そして、言葉の使い方がいい人は、引き立てられる。
ここまで読み進めてくれたみなさん、ありがとう。でも中には、「勉強の仕方とか、内申が大事とか書いてあったけど、必ずしも高校なんか出なくても『メシが食える大人』になる道はあるんじゃないの?」と思った人もいるかもしれないね。 それは、もちろんそのとおり。ただ、よほどの人でない限り、高校くらいは出ておいたほうがいいとは言えると思う。よほどの人ってどういう人かというと、たとえば、自分の特別の才能にすでに気づいていて、学歴など関係ない分野で「この道しかない」と決定できている人。相撲取りとか、芸の道とか、ある種の職人とかね。
もうひとつは、そんな力がある人に対しても、小三治師匠は「高校くらいは出ておかないといけない」と言ったという事実だね。客の大半が出ている時代に、出ておかないと感覚が合わないとでもお考えになったのか。いずれにしろ、社会で何年も仕事をして、学歴がある人ない人の強み弱みなども様々に見てきて、高校くらいは出ておいたほうがいいとは、言いきっておきます。ガタガタ言うなと。
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「はじめに」を読んで、とても素晴らしい本なのだろうと期待して読み進めたのだけど、「その通りだな」と思うコラムと「うーん、それは人によるし、決めつけはよくないのでは」と相容れない内容もあったりした。
最初に著書が自分個人の考えを綴ったと断っていたので、まあ、そんなものなのかしら。
今自分が中学生で学校の中で窮屈な思いや疑問を持っているのならその一助となる本だと思います。
でもこれが正しいのだ、こういう考え方がまともな大人になれるのだと決めつけて、思い込んで、自分の心を傷つけてしまう子も中にはいるのではないかなとも感じました。