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<大須商店街(愛知県名古屋市):ここに来れば何か楽しいことをやっている>
ここには何が必要かという視点
その土地らしさを活かす
自分たちが今持っているものをいかに上手く使うか(ex.公衆トイレを作らず、各店舗のトイレを開放)
時代にあったハードに作り変える資金はない→ソフトをどうにかする
(ex.祭り)
大須の庶民生とマッチ
人の流れを変える
アメ横→若者が足を運ぶ→若者向けの店ができる
栄地区と協力
世界コスプレサミット→漫画の聖地化
「話題性」を意識
どこもやったことがないことをやる
話題を提供→無料で宣伝
イベントは全てメンバーで運営
委員長は一人一回
→人材育成、新陳代謝、
商店街の案内人
コミュニケーション、商店街に愛着
行動に移す
20%改善されれば20%の成功
<ハッピーロード大山商店街(東京都板橋区):地方と都市を結ぶ懸け橋に>
都市型商店街だからこそできること
定期的に商店街を訪れる人を増やす
そのとき、それなりにお金を使ってもらう
商店街を一体化させるようなミッションを行い、地元の人に想いを伝える
農産地と連携⇒ブースを作って地方でとれた野菜を売る
都会の人々になじみのある食材を鮮度の高い状態で安価に売る
様々な地域の食材を扱う
地方出身者から好評
生産者が自ら売るイベントを開催
地方と都市の交流
地方の人々が生まれ育った街に誇りを持つ
<商店街に学ぶこと>
1.独自固有の長所がある=独自性
立地や規模、歴史的な背景も違うなかで「何をウリにして、アピールしていくかが重要」
自らしか持ち得ない、独自固有の長所を見つける→その長所を徹底的に伸ばし、アピールすること
店舗の独自性
ウリの商品を持った特徴ある店舗が多くある
固定客ゲット
2.コミュニケーション
馴染みの商店街=お金とモノの交換以上の"何か"を期待
売り手と買い手のダイレクトなやりとり
会話、心の交流
安さや品質よりも心で売る
3.笑顔を絶やさないリーダー
人をまとめる
商店街の一体化
4.すべてが完結する場所
品揃えが豊富
ある程度の規模が必要
今、商店街の存在が見直されている・・・
・大型ショッピングセンター=車社会
⇒高齢社会にはふさわしくないのではないか
高齢者が買い物に行く建物ではない
・コンビニにはないコミュニケーションが商店街にはある
・身の丈に合った暮らしが美徳
・無縁社会の救世主になるのではないか
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図書館で別の本を探していたら、目に付いて手に取る。
多くの商店街が「シャッター通り」化する中、名古屋の大須商店街、板橋の大山商店街、那覇の栄町商店街の事例をもとに、現代における商店街繁栄の本質を探っている。
名古屋の大須は、コメ兵に行く際、活気のある商店街だなと思っていたが、なるほど商店街としての他にはない独自性を常に追求している点、かなりの努力の結果であることがうかがい知れる。
商店街の衰退の要因は、大型店やショッピングモールの進出だけではないことを、考えさせられる。
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役員の本棚から取り出して勝手に読んだ本。
商店街、確かに何処もシャッター通りと化している感があるが、
復活を遂げた3つの商店街を例に解説している。
スーパーやショッピングモールの発展によって衰退していった商店街。
しかし、今後は郊外のショッピングモールなどのほうが、高齢化・晩婚化・少子化・独身化が進むことにより無用のものになる可能性があるという論点は目から鱗だった。
やはり、コミュニケーションを求めるんですよね、人は。
うちの近くの商店街も復活してほしいなー!
個人的に、名古屋には何年か住んでいたので、大須商店街は
いってみたかったなーと。笑
目次
第1章 商店街の歩んできた道
第2章 「ここに来れば何か楽しいことをやっている」
第3章 地方と都市を結ぶ“架け橋”に
第4章 時代遅れを“強み”に変える
第5章 繁盛商店街が教えてくれること