紙の本
武本さんはどんな顔なんだろう?
2022/12/12 15:53
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
独身の男性宅からいないはずの女の子の声が聞こえる、という通報を受けた鎌田署の和田と武本は男性宅に伺い、強引な手段で幼女を救い出す。そして武本らが幼女監禁の謎を追いかけ始める。捜査の結果、戸籍を持たない外国人が幼女を欲しがるロリコン男性に子供を売るという人身売買であることがわかった。和田と武本は人身売買の組織を追い始めるが・・・・・。
ラストはなんとも切ないですね。同情が悪いことに利用されるとは、ちょっと怖いですね。
しかし、一番辛いのは人身売買で売られていく子供たちですね。将来がない子供たちの今後を考えると非常に辛いですね。
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キャラクター設定を説明する表現が何度も繰り返されるので、ちょっとうるさく感じるときがある。もうちょっとスピーディに展開しても良いかと思う。
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子供の人身売買に虐待という犯罪。
そして、国籍を持たなければ何もできない現実。
言いかえれば、それは持っていなければ何もしてはならない。
人助けはしてはならない事ではない。
けれど、してはならない相手もいる、というのには驚きでした。
読み進めていけば、納得できます。
承知でやってきた母親はともかく、子供には罪はないと。
しかし、だからと言って何ができるか、と言われれば
分からない、としか答えられません。
最初から、道具として産み落とされた子供達。
その幸せを…と言われても、それもまた道具のようで。
幸せは当人が決める事、とはいえ、どうなのでしょう?
ところで、最初の原点である人身売買のすじは
きれいに手を離れてしまったのでしょうか?
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犯人を推理する小説ではなく「情」と「人とのつながり」を感じる小説。主人公の心が警官一色でピュアだから成り立つのだろうなあ。
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武本に、迷いはなかった。
という最後の一文に次作への不穏な空気を感じたのは私だけでしょうか。
さて、法に準じ真の意味で優秀なな警察官という部品になりきる武本には惚れ惚れします。機械かのような揺らぎのない人間性には感動すら覚えますね。
今回は暫定民間人として登場した潮崎も前巻から変わらぬ素直さが光ります。
登場人物は一新され、『キチク』武本が得た新たな相棒のあだ名は『冷血』。彼らが取り組むのは不法滞在者の無国籍児を取り巻く問題。のぞみ黒幕オチは半ばで読めてしまったものの、さいごまで面白く読めた。ただ最初の人身売買事件については十分な解決がないようで残念。
様々な現行法の問題点を指摘しながら進むのも、煩わしさは少なく興味深い。十分面白いストーリーなのだから、センセーショナルにするためだか知らないが導入部のエグい気持ちの悪さだけは勘弁してほしい。
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男性人が熱い。そして格好いい。
いろんな意味で予想外な展開になりつつもブレない武本が格好いい。
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日明恩さんの本にであったのは つい、一ヶ月前、消防車ジャックものに 食指をうごかされ 消防士物二冊、で、深みにはまり、警官もの二冊を取り寄せて戴いて たちもりめぐみが 読む、書ける、状態に なりましたo(^_-)O
日明さんは 安定思考?
公務員さんが 活躍するものが 多いから^_^
闇の子供達
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武本・潮崎コンビがだんだん噛み合っていくのがいいですね。とくに潮崎くんは読者も最初ワケワカンナイ人物像で描写されてて、武本の理解が進むに従ってこちらもまっすぐ見られるようになる。
アクションが派手な割には物語としては地に足ついていて、それでいて他の警察小説のような陰鬱さがないので、エンタメとしてもちょうどいいんじゃないでしょうか。
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シリーズ第2作。
人身売買に不法滞在、それを取り巻く法律。どうにかしたいのにどうにもできないもどかしさ・やるせなさがたまらなく重かった。。小菅にも和田にも共感できる。
多くの人を助けるのに、罪になってしまう。逆に、明らかに多くの人を傷つけているのに、たいした罪に問えない。読みながら眉間のしわが取れなくなりそうになる。
潮崎の明るさと武本の一本気質に救われた。
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前作を知らずに本作を読んだ。
大筋には影響ないけど、細かいトコロで、今の何?っていうのが結構あって、ちょっと混乱した。っていうかちょっとイライラした。
正義ってなんだろう?警察官ってなんだろう?っていうのが随所に出てきて、流されやすい自分が警官にならなくてよかった、と思った。
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守るべきものとは何なのか。
正義とは何なのか。
それを貫く者は、決して情に流されてはならないこと、
貫いてまで傷つける者を、決して見捨ててはならないこと、
正義で片付けられぬ問題が、身近に当たり前のように息を潜めていることを再認識させられた。
善人になるのと、
偽善者に成り下がることの決定的な違いは、
人生を賭けてその善事ができるか、その覚悟が伴うか否かであることを思い知った。
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田舎に住んでいる私が、たまたま滞在していた蒲田・大森でこの本を読むとは何という偶然。今回の相棒「和田さん」も、なかなかクセのある人物ではあるけど結構好きかも?相変わらずの潮崎さんもいいですね。この次も楽しみです。
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シリーズ2作目にして、ずっしりと重いテーマの話になりました。
こういう主人公が出てくるこの手のシリーズでは、こういう話は何れは出てくるのだと思いますが、それにしても、いきなり2作目でですか。
事件が解決しても、すっきりしないですね。なんか、何かにつけて、この後もこの話が影を落としそうな気がしますね。