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もうすぐ収監されてしまうホリエモン。
私はライブドア事件のような経済・金融の犯罪や、法律に明るくありません。
が、たしかにホリエモンのいうとおり、検察等の捜査には、不公平な面があるような気がしています。
しかし、ここではそのことはむしろどちらでもよくて、ホリエモンのパワー、行動力、クリアな思考には素直に驚かせられます。
刑務所に入ることすらも、プラスに生かしてしまえそうです。
ホリエモンのことについて書く場合、以上のような前置きをしてしまうところが、面倒くさいところです。
宇宙について語っています。
要約すると、
宇宙開発は公共事業化している。
民間で素早く小さいものからビジネスとして、宇宙開発しよう!
人類の宇宙への意識が高まる。
小惑星資源の利用。宇宙の解明。亜光速宇宙船を開発しよう!地球外生命体に会おう!
という感じ。
前半は今までの宇宙開発の歴史を、懇切丁寧にまとめていますが、とにかく眠たい。
すらすらと頭に入って来る文章じゃないです。
しかし、ラスト2章の勢いは素晴らしい。いろんなアイデア
が湯水のようにでてきて、すらすらと読め、わくわくしてくる。
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同世代の共感。
NASAですら公共事業化することで進歩が止まる。人は敵無しには進歩できないのか。
理想論の素晴らしさと、現実にやっている細かなロケット技術のノウハウのギャップを見るに、国と喧嘩せずに、うまいこと味方につけないことにはやはり難しいのではと感じる。
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・冷戦終了以降(アポロ11号が、ソ連に先んじて月面着陸に成功したことも大きく関係)、宇宙開発はそれまでの宇宙産業(それに関わっていた人の雇用なども)守るための「公共事業」になってしまった(非合理的、開発の停滞)。
・個体ロケットブースター(SRB)は一体型ではなく4分割されている(非合理的)。また、再利用の際には、東海岸のケネディ宇宙センターからわざわざ中西部のユタ州にそれらを運び処理し、再び宇宙センターにまで運ぶ(ユタ州の雇用保護?)。
・チャレンジャー号の事故はSRBの継ぎ目からパッキンを破って燃焼ガスが噴出し、SRBを固定してる金具を溶かしたため。
・GPSはアメリカ国防省が全世界に提供しているサービス。
・アメリカは宇宙飛行士自信が操縦するのに対して、ソ連は自動操縦。その理由の一説は、「宇宙飛行士が勝手な場所に着陸して亡命するのを防ぐため」だったとか。
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面白い。宇宙開発をロマンだけで終わらせずに持続可能なビジネスとして考えることが必要だという点に共感する。
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P114
軍隊というものは、最後の破壊という部分を除けば、やっていることは輸送業と同じだ。人や荷物を目的の場所に素早く運ぶ。運ぶものが、兵隊だったり平気だったりすれば軍隊だし、家庭用に持つなら宅配便だ。
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興味本位で買ったけど、半分くらい読んでみて…なかなかの内容。
相当勉強したんだろうなぁ。
「宇宙開発・ビジネス概論」として、そこらの専門家の本よりよくまとまってると思う。
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宇宙に行きたい!って夢、自力で実現してる彼は凄い。この本の出版は2011年でロケット開発を手掛けていたのは、なんと2006年ライブドア事件の最中の事。
旧ソ連、米国での軍事開発&宇宙開発、日本国政府の宇宙開発や各規制や法律、北朝鮮のロケット開発、、、宇宙ビジネスに関する様々な事情が理解できて成る程と。
17/07/30民間初のロケットMoMo打ち上げ失敗。
失敗は成功のもと!行動力あるのみ!
知りたい、見てみたい、触れてみたい、の好奇心と行動力で!未来を創れる人だなーと、改めて感心しました。
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ワクワク自由に。読むとポジティブになれる。頭の良い人の本を読むと、新しい言葉をたくさん覚えられる。技術的なことも詳しく書いてあり、発見の多い本。
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期待しないで読み始めましたが、なかなかどうしておもしろかったです。まず、説明が分かりやすい。航空宇宙産業のカラクリから、簡単なロケット推進の仕組みまで、特に図表とかはありませんがよく理解できました。
ホリエさんは、この本を上梓したあとに収監されたんだな、と思うとなんだかちょっと可哀そう。
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【ホリエモンから宇宙を学ぼう】
ホリエモンが今、本気で取り組んでいる宇宙事業について、その理由や背景、ビジネスチャンスについてを語る。
宇宙のことについて学べるという点では面白いし、今後ビジネスが盛り上がりそうだという感覚を掴むことができワクワクする。
同時に宇宙開発を論点として民間と国が担うべき役割について述べており、他の政策にも当てはめることができるほど、ごもっともなことを述べている。
国は自分たちで事業を運用しようとせず、あくまで民間が動けるような基盤(法整備や補助金など)を整えるだけに留まるべきであるとしている。
今後数年で宇宙産業は盛り上がりを見せていき、いずれ宇宙旅行が身近になる時代もそう遠くはないはずだ。自分も少しでも宇宙に関われるような人間になれるよう、今から頑張りたい。
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とても面白かった。宇宙のビジネス化はここまで進んできたんだなぁ。本自体数年前なので最新の情報がほしいなぁ
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ロケット開発に挑戦しているホリエモンが、宇宙開発の歴史、宇宙ビジネスの現状、政策の問題などについて語ったものである。
まず、ホリエモンは金持ちの道楽で宇宙に興味を持ったわけではない。宇宙やロケット、技術に関する知識量は半端ではなく、それに対する洞察力も相当なものである。元来頭脳明晰で、物事の本質を突く鋭さを持ち合わせているが、宇宙に関してもその能力が活かされている。しかし、専門用語もバンバンでてくるため、ホリエモンが好きでも、宇宙などの内容に全く興味がないと読み進めるのは厳しいかもしれない。
ホリエモンによると、宇宙開発が遅れているのは、これまで国が主導となってやっていたため非効率的であることと、様々な規制によって民間が進出しにくいものとなっており、競争原理が働かないからだそうだ。特に日本では宇宙に関する規制が強い状態らしい。
アメリカではスペースXのように、徐々に民間がロケット打ち上げ事業に参入するようになってきているようだ。世界レベルでも宇宙関連のビジネスに乗り出している会社は少なくないことが分かった。
宇宙ビジネスに関するテーマなどは、さすがホリエモンである。各ビジネスの現状や今後の展望を大変わかりやすく詳細に解説していくれている。宇宙ビジネスなどイメージできない人から見ても「できそうなんじゃないか」と思えてくるし、そのための技術とビジネススキームも持ち合わせているようだ。この辺りの話の展開のうまさが、ホリエモンが非凡である点だと思う。
そもそも、我々一般人は宇宙に対して誤解しているようだ。宇宙事業は国やアメリカのNASAのような機関が取り組むものだと。そして、宇宙は宇宙飛行士など選ばれた人間だけが行くことのできる場所であると。まずそれが間違っているというのがホリエモンの主張だ。
NASAの宇宙開発はとても非効率的であり、ソ連との競争が終わってからは雇用維持の公共事業と化している。民間が参入してロケットの製造コストや打ち上げコストを極限まで下げ、誰でもが宇宙に行ける状況を作らなければならないという考えだ。
確かに、競争が起きれば価格は低下するのが自然の流れである。逆に、競争がなく寡占化していけば価格は上がっていく。宇宙ビジネスが低価格化しないのは、国の規制などによって民間活力が入ってこないからなのは間違いない。または、初期投資が大きすぎて中々参入しにくい事業であることも挙げられるだろう。
しかし、日本でも植松電機のように宇宙開発に参入している企業もある。やろうとすれば案外できるが、実際に挑戦する人が居ない、というのが事実のようだ。資金調達のための制度や環境も整っておらず、どうしてもアメリカのようにベンチャー支援環境がある国が先行するようだ。
今後、ホリエモンの宇宙ビジネスや宇宙開発がどのように展開していくのか、非常に楽しみである。
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宇宙の歴史について、アポロ計画やスペースシャトルを伝説のように聞いてきた気がする。
曖昧になっていた宇宙開発の歴史、現状、著者の展望などを改めて知るには面白い。
日本のビジネス界では有名になったホリエモンこと堀江貴文氏の1冊。
ソ連は宇宙ステーションを71年から計画をし、77年にはすでに運用をしていたこと。
日本人最初の宇宙飛行士は、TBSの記者だったこと。
ソ連とアメリカの宇宙技術は、冷戦があったからこそ技術進歩したこと。
国際情勢などを知っていると、話がつながるので興味深い内容です。
現在の世界の宇宙開発の多くは、国の公共事業で行われている。
しかし最近は、民間企業の宇宙開発が進められている。
実際、NASAは衛星打ち上げや宇宙への資材運搬を民間企業に委託をしている。
アマゾンのジェフ・ベゾズは「ブルーオリジン」という会社を。
テスラモーターCEOのイーロン・マスクは「スペースX」を経営している。
著者のホリエモンも北海道でロケット打ち上げ実験を行っている。
しかし、まだまだ日本は国のJAXAの独占状態。
国の規制が宇宙開発の邪魔になっている。
宇宙開発を広く民間で取り組めるようになってほしいと思う。
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ホリエモンに対してステレオタイプな印象を持っている人に読んでほしいなと。
単なる守銭奴じゃないんだよ。彼は。
常識を破るのは、無邪気な情熱。
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宇宙ビジネスを論ずるにあたり、科学を語り、政治を語り、ビジネス(&マン)について語り、そして何より夢を語り、人に夢を見させてくれることが重要なんだなぁ。未来に希望を抱かせてくれる一冊。