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そろそろ中国本はやめてもいいのだが題名に引かれた。
私はよそ者なので郷に入れば郷に従えだが日本で相手する方は大変だ。
個々人はちゃんとした人も多いのだが、集団は一般的に言ってこの本の通り。
ただ期待したほど深く考察はしていない。何人かのインタビューを代表意見としてとりあげただけなのでこれなら立ち読みですんだ。
ちなみに私が行った中で一番うるさいのは天津でした。すごいです。良いところなんだけど。
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日本にいる中国人はマナーが悪いということに終始しているので、不毛な議論になっているような気がしないでもない。
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中国人はなぜうるさいのか。本当に率直な疑問だ。
本書では、それをただの「現象」として扱うのではなく、時代や背景などにも言及し、検証していく。
文中、何度も出てくるように、我々日本人は中国(人)を「礼儀の国」「慈悲の国」「文明を授かった先達」と思いがちだ。
だが、実は全くそんなことはなく、極めて個人主義で、上昇志向のかたまりで、自分が上に行くためなら人のことは気にならない人々だということを、我々は理解しなければならない。
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中国人はなぜうるさいのか 吉田隆
【きっかけ】
成毛眞ブログ
http://d.hatena.ne.jp/founder/20111204/1322954861
(コメント)市場としての中国、工場としての中国、観光客として迎える中国人と付き合わざるを
得なくなるビジネスマンが増えるにつけ、本書は恰好の入門書として一読に値する。
いままで、中国ものはたくさん読んだが、一番身近で実用的かもしれない。
【ポイント】
はじめに
物事を丸く収めたいという日本人に対して、自己主張が強い協調性がないなど日本人の常識と 中国人の常識の乖離があきらか。
なぜ?? 日本人の知らない中国人の持つ独特の考え方、生き方をあきらかにしたい。
55/一般的な中国人は個人的に親しくなったら日本人よりも非常に親切で情けに厚い国民性を持っている。
一度信用したら尽くす。
中国には頂点の命令で社会ががらっと変わった過去がある。
中国人は上の様子をいつも伺っていなければ生き残れないし、「勝てない」
56/中国・米国は自己主張が強くなければ生き抜けない社会で、その責任が自分に帰ってくる割合は 日本よりもずっと多い。それに対して、日本は自己主張よりも宥和を重んじる平等でやさしい世界だ。
106/中国の責任ある立場の人間が中国社会においては強者である。
強者であるひとが、「こうだ。」と説明すればそれが正しいという社会なので、
謝る必要はないと思う。
これが、中国では謝らないことの最大のメリットだ。そして自身満々に「非はない」と言い切る。
107/◆中国人のこの感性の根底にあるのが常に無謬性を主張する中国独特の世界観なのである。
111/「無謬性」とは?
→イデオロギーを重視する共産主義では、他からの批判をはねつけるために、
ことさら「無謬」を全面に押し出す。
「自分には誤りは絶対にないし、ありえない」という考え方
116/中国は原則の国だが、よく観察すると、★原則はそうなのだが「推し量ってくれよ」という
姿勢を外交でも見せている。そこをわかってあげないと付き合い方を間違える。
129/中国側は「推し量らない」日本に苛立つ。
中国人が謝罪をする相手とは、中国人が強いと思っている権力を持つ者だ。
つまり、共産党員や官僚、公安、税務署員やお金持ち。(中国人は露骨にお金に執着する)
中国ではどんな方法をとってもよいからお金持ちになりたいと考えるのが一般的。
勝ったものが偉いという社会だから。
132/◆注意を促す時は、人前で言わず、誰もいないところで言う ←面子を大事にするから
理詰めで追い込むような注意の仕方をすると逆ギレされる。注意しても言い訳ばかり。
「今度は遅刻をしないように。したらペナルティを課す」
「君には、期待しているから今後は注意してください」
★つまり、誉めてプライドをくすぐることで、中国人は面子を保つことになる。
162/信用よりも目先の利益
日本では商売は信用を築いて成功するとしんじているが、中国では、手っ取り早く金儲けで
きることが優先される。だから信用が大事という考えはなじまない。
「ウソをつくな」とは、他人を騙すなという意味で、日本の常識。
中国では、「騙されるな」という教えが常識。
つまり、日本では、他人に対して正直であれが原則だが、中国では、他人からのアプローチ
にニセモノがあるから、それを見極めて騙されないようにしなければならないが教え。
190/中国では、おみやげをもらったら、お土産のお返しをしないわけにいかない。
お返しのおみやげが準備できないと、あってもらえない。
だから、面会する側が、予めお返し用のおみやげを渡しておくという。
←こういうやり方は、善し悪しではなく、彼らの価値観や慣習であり、中国ビジネスが
スムースに進むための根回しである。
彼らはプライドが高い分、逆に個人の責任を明確にすることで、責任を果たしてくれる
ことがある。
日本のようにグループでしごとをさせると途端に責任感がなくなるが、個人単位でやると
いがいとやる
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中国人はなぜうるさいのか。吉田 隆先生の著書。確かに多くの日本人が持つ中国人のイメージとして当てはまっているところは多いのかもしれないけれど、中国人にだって色々な人がいるし、傲慢な考えで自分勝手に決めつけてしまうのはお互いにとって不幸なこと。お互いの行動や考え方の背景を理解し合うことが大切だと思います。