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このテーマから入っても、結局は日本人の公の意識、東京裁判史観に行き着くのか(後書き)。日本はあらゆる局面で最終段階に入ってきているのかもしれない。その鍵は中国であるのは間違いない。
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世界の水と食料を支配する、という意味での中国の計画のなりふり構わない感じは凄いものだな、と寒気がします。わが国は以前より「安全と水はタダ」とおもっていると自己批判され、また、その言葉もキャッチフレーズ化するだけでまったく実感と行動を伴っていないというあたりが非常に残念ですが、これを読んでもまだそういえるのか?という気持ちがしなくもないです。
そもそも防衛、安全保障、防諜へだけでなく『公共の財産』への社会的な責任についての教育なり縛りなりが薄まっていること、他国に配慮することを無邪気に正しいことだと信じきっていることについては徐々に自ら変えていかないと、レアアース同様に「わが身に降りかかってきた!」となってから慌ててもちょっと遅い気がします。また、外国人との交渉ということもあって日本のお隣さん同士でしているような「暗黙の了解」が通じないということも個人・自治体・政府含めてどうにか目的のために苦しくても、利益に負けそうでも、法的整備・行政の整備をしていく時期だなと思われました。
有本さんのスタンスはタイトル程強硬ではなく、中国の意図や日本の現状だけではなく、行政の問題、制度の問題、地権者の問題など「中国が悪い」論に堕すことなく的確に批判しているように思いますので、あんまり毛嫌いしないで読んでみると宜しいんじゃないかと思います。
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自分が無知なのもありますが、知らない情報ばかりでした。
日本がいかに無防備で、リスクに関して疎い人種なのか。
宗教じみてるのかもしれないけど、本当に日本は平和ボケしているのかもしれません。
日本の森林が現時点でも中国や外資に買収されているとのこと。
これは、水資源の獲得のためだといいます。
中国の人口比率に対する水分はごく少数であり、
北海道には豊富な森林があり、森林があるということは、
豊かな水資源があるということ。
それに日本人は気づいていなく、中国人はきづいている。
日本は資源のない国だと思っている人がいるかもしれないが、
豊富な水資源がある。
それに対してありがたみを持っていなければ、
大切さも理解していない。
今後、各先進国は生き残るため、成長するために
必死で前進している。
日本は、ちょっとおっさんじみたこというけど、
猛烈に頑張らなきゃいけないんだと思う。
しっかり生きていこう!
ちょっと怖いけど、勉強になる本でした。
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あまり触れられることのない日本の林業行政の実態。
そして、いかに他国の間接支配に我々日本が甘んじているか。
これは地政学的に日本が島国であったが故に鈍感であるという側面も多分にあろうが、やはり社会問題をあぶりだすメディアがその責任を果たしえていないということもある。
確かに、日々の表面的な平和な暮らしをすることは結構なことであるが、日本人の一員として知らなければいけないこともたくさんある。これは本来国民の義務であるはずである。
やはり、有本氏のおっしゃるように、根本は憲法問題に行き着いてしまうのだろう。