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「コンサルテイングとは何か」 堀紘一 PHPビジネス新書
経営コンサルタントという仕事は日本になかったという。
昔から、この仕事が誤解されていることは変わらないらしい。
今でさえ、東大生も目指す、経営コンサルタント。戦略立案、分析技術
5年以上の経験をつまないとやっていけない。ほとんどがその前で挫折
するという。
会社は実は、客のことが分かっていない。買ってくれない理由も深く考えない。
「考えること」これがコンサルタントの仕事。
社長は「何が問題か考える人」、その答えを作る人がその下の人たち。
観察力で、発明、発見し、問題を考える。その手助けをするのが
経営コンサルタントかもしれない
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他意はないが、タイトルにひかれ・・・笑
初心に帰る意味も込めて読んでみました。
調度良い塩梅の深さ/広さでコンサルのお仕事について書かれています。
就活生が読むのに、良いかもしれない。
とはいえ、既に片足突っ込んでいるような人でも自分のやってる事を俯瞰してみる良い機会になる気がします。
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日本におけるコンサルティングの歴史を堀さんの視点で書かれているところは非常にわかりやすかった。各クライアントとのエピソードはなんとなくイメージができて相槌を打っていた。その後、堀さんがコンサルティングファームでは飽きたらず、ドリームインキュベータを設立した背景もすんなり受け入れられた。今、私の心境はそのドリームインキュベータを設立する前の堀さんの心境に近いものがある。あとは行動だけなのだと背中を押された気がした。
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海外及び日本における戦略コンサルティングファームの来歴やその仕事の内容を、短時間で把握できる良書。
第一線で活躍してきた著者だけに、コンサルタントという特殊な仕事の内容、必要とされる資質と能力、事業のターゲット、国内外での認識の違いなど、業界の内側から書かれており、非常にわかり易い。
同業者だからかもしれないが、共感、納得、再認識させられる部分も多く、当事者の苦悩までよく伝わってきた。翻って自分の仕事にどう活かすか、今の仕事を客観的に振り返るいい機会となった。
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「インベスト・バンカーが高給とりなのは、彼らが顧客をだますに近いことを
やってるに違いないからだ。そうでもしないとあんな大金は入らない」という部分は要検討。
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ITではあるが、コンサルに転職して数年が経った今読むことで実感を持って読める一冊。経営コンサルの視点、プレッシャーをイメージしながら日々の業務に携わりたい。
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■コンサルティング
1.「何が問題か」を定義することがビジネスの世界では最も重要な問題である。
2.自分が経営のプロでなければ人に教えられないというのであれば、コーチという職業はこの世から消えてなくなるだろう。
3.「答えを教える」のではなく「考える」ことが仕事である。
4.革命を起こすくらいでないと、コンサルタントを雇う意味はない。
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ボストンコンサルティンググループのTIでのコンサルティングにより経験曲線 (experience curve ) 、累積生産量が倍になると約コストが20%下がるーが発見される。また、それを発展させたのがデュポンのPPM理論だということ。なるほどシェア拡大により、利益増となる論理が繋がっている。
アメリカでは、優秀な大学生はコンサルファームがインベストメントバンクか自分でベンチャーを始めるのどれか。その次の層が、IBM,GEなど大企業へ就職するという。日本は30年遅れて、やっとそういう傾向になってきた。
「未来は過去の延長線上にはない」戦略を立てるには論理力。
コンサルタントの能力は、地頭の良さ、ものごとをどれだけ論理的にとらえることができるか、論理力の有無が勝負。考える力。
暗記力や計算力でない。
欧米の五大プロフェッショナルとは、医者、弁護士、公認会計士、コンサルタント、そしてインベストメントバンカーだそうな。一番、収入が高いのが、投資銀行、リーマンショック後の2009年でのボーナス100億円のバンカーが1000人いたという。
戦略コンサルティング会社は世界でも数えるほどしかない。3年目で半分、7年目で7人中6人がドロップアウト、まったくの実力の世界なので、能力の差は自ら分かり、自分で辞めて行く。3年目でマネジャー、7年目でプリンシパルへの分かれ目、Up or Out という。
「企業活動の成果は部門の足し算ではなく、かけ算」足を引っ張る部門があったら、優秀な部門があっても全社の業績を大きく引き下げる。いかに全体最適が重要か。全体の底上げが大事。
コンサルティングの価格は高いが、計算根拠は簡単。プロジェクトメンバ−それぞれの単金(年収÷(8時間×5日×52週))の合計×マルティプライヤー(乗数)。この乗数が肝。3を切らないくらいらしいのでかなりの利益は乗っていると思う。通常月2〜3千万円を4、5ヶ月の期間くらい。やはり一億前後か。それは高いが、それだけの付加価値はあるという。
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前半、若干自慢話に聞こえなくもないが、やっているから仕方ない。
特に後半については、コンサルとは何かという話から、いかに事実を徹底的に分析するか、そこからどう課題を形成するか、仕事に対する姿勢という点で学ぶところは多かった。
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堀さんぐらいコンサル歴長くても、結局現場が一番楽しいし、スマッシュヒットの案件数は限られていることを再認識した本
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戦コンこそ真のコンサルティングってことが分かる。
つまり会計系とか総研系は違うと。
人生の成功者の自伝って感じ。
だけどコンサルタントという職業に対する考え方は
わかりやすい。
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元BCG、現DI会長堀氏の著作。戦コン歴30年の同氏が、自身の体験談に沿って『戦コンとは何か?』を語る。実例が豊富に紹介されており、読んでいてダレない。ただ、ベースは堀氏自伝なので、お好きな方はどうぞ、といった感じです。私は好きでした。1000円以下でこの内容は、お得と思います。5/10新刊発売時に購入。
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良いこと書いてありますよ。心構えとか。
仮説を持ってグラフを作る的なあたりは好きですね。
ただ書きっぷりがあんま好きじゃない。
要は、自慢話、他者を貶める話がちょっと多いかなと。
戦略コンサルが優秀なのは、分かる。
とはいえ、今の日本の惨状を見るとどうなんでしょう。
企業参謀として、在るべき未来を実現してきたとは言い難いよね。
在るべき未来を実現するには、IQは必要条件であって、十分条件ではないってことでしょうか。。。
で、それを自らやってしまおうというのが、DIなのかなと。
思想は素晴らしいと思います。
最近の潮流を見ていて、真に変革をもたらすには、もっと深く入り込んで、実行にまで関わることなのかなと思う。
でもそれって難しいと思うんだよな。
現場に深く入り込むほど、匠の世界というか、クライアントスペシフィックというか、理論でバリュー出しづらい、時間かかる世界だから。
要は、コンサルの難易度が上がってるって事なんでしょうね。
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僕もコンサルタントの端くれとして読みました。
兎も角、実体験から紡ぎだされる話は面白く為になる。実質的には堀さんの半生記でもある。
ただ、自分の会社の単金が高い事を正当化している部分はちょっと頂けない。
自惚れが鼻につく人は読まないほうがいいかも。
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コンサルティングの歴史と日本のコンサルティングの現状を知れる1冊。
掘さんの素晴らしいがどうしても自慢っぽく聞こえるお話。