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◎十一篇
「取り扱い注意」
「楽屋裏」
「真実」
「カモと鍋」
「揺れ」
「警告音」
「手」
「月」
「宵待草」
「物食う男」
「見る」
◎解説:三浦天紗子
◎帯コメント:白石一文
「幾つになっても甘ったるい男性観、相も変らぬ古臭い結婚願望、そして、日々衰えゆく容姿や積み重なる年齢を度外視したままの愚かな自己愛。そんなあれこれに囚われつづけているあなた、ぜひこの小説を読んで目を覚ましてください。」
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銀座の本屋で平積みになってたから興味持って図書館で借りた。
40歳手前でもそんなに今と思うこととか変わらないものなのかなぁ。
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【順調にキャリアを積んでいるが、白髪抜きをやめられない女が風呂場で膝を立てた瞬間、白いものを見つけてしまう「取り扱い注意」。嘘が得意で、独り身なのに姑の目を盗んで男のアパートにやってくるふりをする女が行為のあとに思わず男に本心を漏らしてしまう「真実」。体の賞味期限を気にする女が酔った勢いで初めてキスした相手に、翌日起こった地震を口実に電話する「揺れ」。四十歳という齢を意識しながら、恋、仕事、家族と向き合う独身女性たちのどこかひたむきで、だからこそ愛すべき日々をリアルかつ澄んだ筆致で捉えた十一篇のストーリー。 】
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上手くいかないオンナたちがたくさん出てくる私好みの短編。
でも確かにアラフォー向けに書かれてて、感情移入はあまりできなかったかも。
ありがちなバリバリのキャリアウーマンが行き遅れて〜みたいな話が少ないのは良かった気がする。
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アラフォー女性を主人公とした短編集。
どの話も独立してはいるものの、共通して登場する人物などもあり緩やかにリンクしているのが面白い。
基本的に恋愛ベースの話だけれど、
複数話で主人公となっているフリーライターのタエコは老いた両親との関係を主眼に置いていて、アクセントになっている。
しかしながら主人公を含め登場人物はイヤなやつが多い。
息をするように嘘をつく女や、人のものを欲しがる女。
物語自体も確実に容色が衰えていっている事実に直面した痛みや、結婚出産への焦燥など、楽しいテーマではない。
特に親が老いるというのは愛だ恋だの話よりシビアである。
こういう40前後の女性を主人公として、女としての分岐点を描いた作品って最近流行のテーマ。女性週刊誌の内容を小説にした感じだと思った。
そりゃ面白いわ、と思うけれど、こういう小説の意義はわからない。
あまりシビアにならずエンターテイメントとして読むメンタリティがちょうどいいかも。
同年代の人は思い切り共感してもいいかもしれない。
あまり幸せなことではないと思うけど。
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どうも肌に合わないようです。
裏の説明を読んで期待したけど、そんなに「どうかして」いなかった。
例えばこういうのならもっと奇抜な展開に持っていった方が面白いんじゃないかと。最後どうしても「へえ」になっちゃう。
あと名前がカタカナで覚えづらい。
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以前仕事先で置いていたため、少々気になっていた本。
アラフォー世代の話を中心に書いているというが、流石にまだアラサーにもかからない私としてはちょっと理解できない部分もあったし、いまいち話の内容もぼんやりとしか見えてこなかった感じもあった。それがいいという人もいるだろうけれども、私はこのぼんやり感、あんまり好きじゃないなぁ。
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40直前独身女子たちの話. 短編
次の話でこの人の話の後日談書かれないかな... と
1話読むたびに思った.
なんだかせつなく,こわくて.
次の話では,もっと明るくならないかな...って.
やっぱりわたしはハッピーエンドの話に時間を費やしたい
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あまりに重すぎて、読みかけで数年放置(笑
アラフォー独身女性たちの生と性となにかいろいろ。
いま少し離れて、さらりと読んで考えてみると、あまりにリアルすぎる話だからか。身近にはいないからなんともですが。
考えすぎだよって軽く言ってあげたいけど、きっと「既婚者で安定してるあなたにはわからない」って言われるんだろな。こわいこわい。
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リアルに描かれてるようで現実味がない感じも。けど、アラフォー独女なら分かる部分も多々あり。笑
こうやって客観的にみると、なにかと色々重い年頃だけど、やはり考え方一つで見え方が変わるなぁ…と思った。
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うーん、いくつかは分かるなあ。
まあみんな主人公が年齢似てるしね。恋人or旦那がいない話だからそこが違うだけだけど。親の人柄・考え方も違うから、こういう状況には陥ってはいないけど、でも主人公の置かれる立場も雰囲気もよく分かる。
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40歳目前の女たちの物語。同じくらいの年齢を過ごしていと、これからの事がとても気になる。これから幸せに過ごすことができるかどうかの分岐点にいるのかもと。親の老いを感じる物語「物食う男」、「楽屋裏」は、共感できた。その他の物語は、こういう人いるよねーと思う感じかな。