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狂気にかられたキャスターが召喚した脅威・海魔。冬木市を震撼させるこの凶悪な怪物にセイバー、ランサー、ライダーが立ち向かう。そしてついに、セイバーの宝具”約束された勝利の剣”が放たれる――
その余韻も冷めやらぬ中、ランサーとの決着を果たしに向かったセイバーとアイリスフィール。しかしそこで待っていたものは、切嗣の残忍たる殺人だった。初めて己のマスターの真意に触れたセイバーは、こう問う。
「若き日の本当の貴方は、『正義の味方』になりたかったはずだ。世界を救う英雄を、誰よりも信じて、求め欲していたはずだ。――違うか?」
キャスター戦の裏で時臣と雁夜の戦いとかギルとバーサーカーの戦いとかどこもかしこも戦ってる感じ。燃えますねー燃えますねー。龍之介は意外とアッサリやられましたね。まあ聖杯戦争について全然わかってなかったししょうがないか。そしてその戦いから間をおかずランサー戦ですが、ケイネスもソラウも殺されてこればっかりは切嗣ホント外道だと思いました。でもいちばん可哀想で報われないのはランサーもといディルムッドだろうな。怨霊になってしまったぜ、ありゃあ。泣き…(´;ω;`) 誰かディルムッド救ってやって…
でもそのあとの切嗣とセイバーの会話でズンと深く考え込むものがあって、Fate/Zero初めて☆5つけました。そして読んでて、これまでも何回もあったことだけど、切嗣の姿と英霊エミヤ、つまり第五次アーチャーが被って被ってしょうがなかった。UBWでアーチャーと剣を交えていた士郎はある意味、自分との戦いであると同時に、自分の父親(義父だし、士郎は切嗣がそういう考えを持ってたとは知らなかっただろうけど)とも戦っていたんじゃないかなと、そう思った。
その姿がどんなに道を踏み外していても、どんなに残忍で冷酷であろうとも、全ての戦いを終わらせることを願う、ただそれだけの為に戦う切嗣を責めることは出来ないなあ…切ないわ… 切嗣はどんな想いで士郎を育ててきたんだろう。はやくレアルタヌアやり直したい…って結局はここに帰結するんだな。五巻も楽しみです。
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物語も折り返しになって面白くなってきました。散りゆく者と、動き始めた者。相容れないのに受け入れなくてはならない事実と葛藤が、ぐるぐるしているこの不気味な雰囲気。こんなに悲惨で残酷な展開なのに、ここからどんなラストに向かうのかが楽しみなのが自分でも不思議でなりません。
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序盤の龍之介の哲学観が面白く、妙に納得してしまった。話は折り返し、副題の通り「散りゆく者」も続出する4巻。いったい最後はどうなるんだろうと楽しみでもあり、寂しくもあり。次の巻も読みたい
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舞弥の存在を忘れていたのは私です(笑)
切嗣はどこからともなく現れて、物語的に良いとこを持っていくなぁ。
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☆3.5
キャスター組みの巻。
序盤に出てくる龍之介の哲学。
それに感銘を受けるキャスター。
やっとここで龍之介はマスターになったのかなと思った。
切嗣とセイバーがやっと少しだけ話す。
思想が異なる二人だけに関係が近くなることは無い。
どっちの考え方も分からないでも無いけど好きじゃない。
結局大事なのは自分がどうしたいかじゃないだろうか。
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キャスター陣営大活躍の巻。夢に向かって支えあい、励ましあい、奮闘するキャスターと竜之介が読んでいて微笑ましい。努力の方向性は最悪だけれど。冒頭の竜之介の弁舌は一見の価値あり。
そして切嗣の外道っぷりが益々光るw。これで主人公というのが、ちょっと信じられない。
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フェイトゼロ4読了。なんという熱く燃える展開!この共闘は熱い!燃え要素をこれでもかとばかり詰め込んだ共闘でした。そしてやっぱりライダーとウェイバーかっこいい。ウェイバーの、わかってる!わかってるんだよ!がこう…ぶわってきた…この二人がますます熱い
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虚淵玄のFate/Zeroの第4巻。ようやく、それぞれのマスター、サーヴァントの考え方や進む方向が明確に整理されました。それぞれの進む道が明確になったにもかかわらず、サブタイトルの通り聖杯戦争落伍者が続出の巻です。今回はキャスター陣営とランサー陣営が中心の話ですね。悪逆非道の限りを尽くしたキャンサー達と騎士道、忠義に尽くそうとしたランサーの姿が対照的で読んでて辛かった。最後に一切無視を決め込んでいた切嗣とセイバーの関係性にも変化の兆しが見えてが、この先に待ち受けるものが悲劇しかなくても突き進むのみ。
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キャスターとリュウノスケの考え方、アーチャーとバーサーカーの戦闘、キレイの偏った考え方など詳細に描かれてマル。
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面白い、目が離せない!
全6冊の中の4冊目になって、やっと二人目のサーヴァントが倒されたと思った傍らで、ヒトとサーヴァントの戦いと、合理的判断と思いの吐露が行われる。衛宮家の土蔵やセイバーのエクスカリバーなど、SNに繋がる場面が出てくる度に身震いする。10年後、あの土蔵でまたサーヴァントとマスターが出会うのだ。
再読なのだが、キャスターを倒してからの各マスターとサーヴァントの行動について、結構忘れていた。ディルムッドが主への忠義を果たすことなく悲惨に倒れたことは記憶していたが、切嗣が卑劣な手を使ったんだね。その切嗣が、初めて心の内をセイバーに明かした。決して英雄と相容れない思想だ。ライダーのような自己の赴くままに戦いを広げていった者ならまだしも、セイバーのような信念をもって戦いを行う者など、理解したくもないし傍に置きたくもないだろう。切嗣の内面が分かっただけに相性が最悪なことが分かる。
かつて正義の味方を目指した男は、悪を一身に引き受けて。その息子は理想を求めてどこまでも進む。いつか理想を抱いて溺死するとも知らずに。それでも追い求める未来があると知ってか知らずか。彼は、正義を求めて冷酷な判断を下しつつ、心を凍らせなかった。人間らしい心をもったままだから、彼は耐えられなかった。一つでも多くの命を救おうと、少ない方を切り捨てた。半分を切り捨て、そのまた半分を切り捨て、そして最後に行き着くところはどこだろう。それは切嗣のことか、士郎のことか。
第四次のメンバーに比べたら、士郎がとてもまともに見える。他のマスターも凛に桜、イリヤと魔術師らしい魔術師だし。というか第五次は全般的に若いのか。
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物語も後半戦に突入。ここからバタバタ倒れていきます。
アニメには無い細かい描写が意味深で痺れます。
読んでみて改めて思うのはライダー陣営の運の良さは、やはり半端じゃないということ。
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彷徨う綺礼、遂に決着が付くキャスターとの戦い、そして切嗣の戦う意味。全てが交差し合い、絶妙な物語を生み出している。
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構成がすごい。怪獣大決戦、サーヴァント勢揃い・大活躍で上がりに上がる前半に対し、切嗣の外道っぷりが炸裂し悲惨に散りはてていくランサー陣営の悲劇。コントラストのあざやかさに脱帽しました。
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キャスターは、巨大モンスター「海魔」を召還し、冬木市を壊滅させようとします。セイバーたちは協力して海魔との戦いに当たります。
その戦いの中で、雁夜が時臣に戦いを挑み、敗れます。しかし、時臣の弟子であるはずの綺礼は、独断で雁夜の治療に当たり、彼をみずからの目的のために利用しようと考えます。
一方切嗣は、弟子の久宇舞弥(ひさう・まいや)に指示を出して、ケイオスの婚約者で、戦闘不能になったケイオスに代わってランサーの指揮を取っているソラウ・ヌァザレ・ソフィアリを誘拐させます。そうとは知らないセイバーは、正々堂々ランサーに戦いを挑みますが、その戦いの最中、ケイオスと接触した切嗣は、ソラウの身柄と引き換えに、ランサーに死を与えることに同意させます。ランサーは深い絶望を抱きながら消滅し、セイバーもマスターである切嗣への不信を募らせていきます。
切嗣と綺礼の権謀術数がいよいよ本格的に作動し始め、2人の決戦へ向けての期待も高まります。
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ようやっと切嗣が主人公っぽくなってきた。確かに戦いを賛美する様な馬鹿たれよりは切嗣の思想の方が共感出来る。なんせ戦略はOKなのに、戦いの美学とかよくわからんルール発動させる連中だしね。ランサーも消えてくれてホッとしたよ。ケイネスはビル爆破で死んでた方がマシだったねと思える無様さ。空自のF15消失はそれで片がつくのかwそれにしても冒頭の、雨生の語る「神」ってまんま虚淵先生の事だよね。ところで、なんで表紙セイバーばっかで他のキャラ全然出ないの?角川スニーカーと同レベルだわな