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どうしよう、全然萌えない……。
デビュー作からずっと購入してる作家さんですが、ここ最近の3冊とも全部苦手路線で、えいやっと思い切って手を出したらやはりのドボン。
多分もう樋口さんの現代学園(学生)ものは購入しない。
どれをとっても、ネガループ。
そのくせ鈍感で変な勘違いとかして、ずれた方へ誤解する。
このすれ違い方が、白々しいというか鼻についてダメでした。
養い親の人格が飛んでて感情移入出来なかったり、なんでそこでそうなるかなぁ……といちいちつっかかってしまって、集中もできず。
健気受は大好物ですが、健気の方向性が自分には合わなかったです。
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主人公の気持ちの書き込み方が丁寧でした。設定が普通だからこれくらい書いてよかったのかな?でも、ちょっとくどかった?作家さんの内容にパターン化が。。
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再読記録がありますが、これは、もう10回は読んでます。
なんでこんなにツボなんだろう!?www自分でもよくわからない。
たぶん、近親相姦は絶対だめなんで、本当は他人なんだけど、ずっとひとつ屋根の下で育ってきた、ってのが、幼馴染と同列で好きなのかもです、自分。
父親を亡くした主人公は、父と仲のよかった他人に引き取られます。父と同じ職業だったからなのか、親しみを覚え、必死で面倒をみます。
そして、その家には、息子がひとりいました。飾らない態度はときにそっけなく、自分は好まれていないかもしれないと思うことがあったけれど……。
でも、結局自分が好きだったのは、引き取ってくれたひとではなかった。そして、そっけなかった義理の兄こそ、自分の気になっていたひとであることに気がついたー。
これ、逆視点でもおもしろい気がする。
兄貴にしてみてもさ。
こんなかわいい弟ね。
近すぎて手を出せなかったというか、さ。
しかし。
自分の言葉がひどい。
これではちっともおもしろそうな話に見えない。
そんな不思議な一冊。
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ざっくりまとめると
ヤンデレ残念イケメン攻め×無自覚小悪魔誘い受け
ってところでしょうか(爆)。
忍の1周廻った拗らせっぷりは確かに解りにくいけれども
気持ちの種類を見誤る篤史の鈍さも相当なもので。
不憫さ加減がどっちもどっちてな具合でしたが
本人の預かり知らないところで当て馬扱いの久代さんは元より
謂れのない嫉妬で最終的に忍に殴られる福山さんが本当に気の毒でした(苦笑)。
ぽやーっとしてるようでいて案外敏い久代さんを筆頭に
忍の友達の因幡さん、篤史の友達の白井くんと野波くん、
下心ありそうで実はそうでもなかった福山さん、
そういう脇の面々のキャラと
ひこうき雲とかモネの絵とか細かいエピソードが効いていて好印象。
最終的には安定のハッピーエンドだったものの
行間からダダ漏れしてる忍と篤史の無自覚な気持ちがちょっと痛くて
最後を先に読んじゃいたい気持ちと闘いながら読了。
このほんの少しの痛みが樋口美沙緒先生の真骨頂なのかなぁという気がしてます。
何にしてもよかったねーよかったよーで終わってひと安心。
つーか忍の病みっぷりがムシシリーズの兜を彷彿とさせてちょっと笑いました(爆)。
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家族として暮らしていたからこそのすれ違いが悲しい。関係が近すぎたから、気持ちを自覚するのにも、素直になるのにも時間がかかったのかも。それでも忍のことが気になって仕方がない篤史と、頑張りすぎている篤史のことを心配している忍の関係はいいなぁ。と思った。お互いのことを大切にしているのが伝わってきて。ずっと一緒にいた久代も含めた3人は、今と変わらず衝突しながらも仲良く暮らしていきそう。
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画家だった父を目の前で亡くし、父の後輩だった久代に引き取られた篤史。
本当の家族ではないのに関わらず、自分を養ってくれている久代の役に、少しでも立ちたくて、家事をこなす篤史に、久代の本当の息子である忍は意地悪である。
「もしかしたら、忍のことは自分が嫌いなのでは?」という不安があり、ますます一生懸命、家事に取り組む篤史だったが……
という話でした。
登場人物すべてが優しいのだけれど、ちょっとしたことがすれ違いを生んでしまう。
しかも、血のつながらないことで物語が余計に複雑になってしまう……。
養子縁組をせずに本当の家族にしなかったことも、相手を思ってのことだったのに、それが「家族じゃないから」という気持ちにつながってしまう……というのはちょっと切なくて。
どんなに相手を思っていても、その人にとって何がいいのかはきちんと聞いてみないとわからないってことなんだなと改めて再確認しました。
ちょっと切ない家族にまつわる話を読みたい方にオススメです。