紙の本
酸素は毒物
2015/08/26 13:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やまだ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作者の作品は大抵「ブギーポップは笑わない」と世界観を共有していてこの作品の登場人物にもブギーポップシリーズで登場していたりする。
ブギーポップシリーズを読んでなくてもこの作品は楽しめるようになっていました。最後の「酸素を吸うぐらい自然なことだ」には鳥肌が立ちました。
投稿元:
レビューを見る
ブギーポップ読んでないでコレ読んだらどんなかんじなんだろう?
と、いつもこの作者さんの本を読むと思うのでした。
だいたい読んでるので、繋がってる設定も私はわかってて読んでます。
いつもの、と言えばいつもの、だし。ヒーローモノっつーキャッチィなとこを攻めてきたともいえる本作。
でもちょっと宝探しっぽくて好きかな。
ボーイミーツガールで宝探しで青春です(半分ウソだ)
劇中劇的に出てくるヒーローの話は、実際見てみたいな。
なんというか少し古風な香りがするストーリーで気になる。
投稿元:
レビューを見る
まとまりも意味もないらしくて
読み終わった後にもやっとした感じが
少しだけ残るけど、話の中の柊の言葉を
考えて理解して読み進めるのは面白い!
すごく頭使うけど。
投稿元:
レビューを見る
いつものカドチン。
っていうか、レーベルどころか出版社が違うし、本の形態も異なり、おそらく手にする顧客層もずいぶんとちがうだろうに、この世界か、と。
これ、単独で読みきれるのかなぁ?あくまでブギーポップを(それもシリーズ全体を)読んでおかないとついていけないのではないかな。
まあ、最初にも書いたけど、淡白さといい、煙にまこうするようなもったいぶったいいまわしといい、いつものカドチン。
投稿元:
レビューを見る
ブギーポップの世界をミステリーランドの子供向け作品として語ってみましたという感じで、新鮮みはないけど、外伝というかスピンオフという感じで、まぁ好きな感じの作品。でも、子供向けとしては屁理屈多すぎのような気も…
投稿元:
レビューを見る
ブギー・ポップシリーズに登場する「中枢」柊に「世界を支配する方法」を伝授された少年の物語。
おそらく本編につながるであろう、「中枢」に関わる伏線が最後に登場。
このラストのためだけにお金払ったようなものです。
柊ファンでなければ買わなかったかも(笑)
投稿元:
レビューを見る
かぶと虫を追いかけて行っただけだったのに
奇妙な人物と遭遇し、ごく普通…な人と知り合って。
最初に二択をされたので、このまま二択で進むのか、と思ったら
そうでもなかったです。
猫が咥えていた偽金貨は、一体どこにどう仕舞われているのか。
この終了、見た目は大人、中身は~の小学生が
結構最初の頃に解決した事件の結末と似てます。
最後まで読んで、色々と謎が残りましたが
他のシリーズや本に出ている人達、なのでしょうか??
ちょっとすっきりしません。
投稿元:
レビューを見る
よくわからない…けど柊が言った台詞や物語の内容はどこか深い意味があるみたいで良かったです。ブギーポップシリーズにこれを読んで興味がでました。柊の存在が一番気になるし読むきっかけとなる一冊で良かった!
投稿元:
レビューを見る
なかまくらです。
上遠野浩平の「酸素は鏡に映らない」(講談社ノベルズ刊)を読みました。
上遠野浩平といえば、「ブギーポップは笑わない」で一部でかなり有名ですよね。私もそれは読みまして、それ以来の邂逅。
タイトルが素敵だなと思って
(また同じ様な事考えてたんですけど)
タイトル買い。表紙もかなり好きな感じ。何かが始まるどきどきを感じる絵でした。
中身。
小学生の健輔は柊という空気のように影の薄い男に出会う。
そこに無限戦士ゼロサンダーの役をやった若い俳優、池ヶ谷守雄が現われ、とある幻の金貨を健輔、守雄が手に入れたところから、世界に繋がっていく。
幻の遺産はどこにあるのか。
―この世界の支配者は誰か。
酸素は誰にでも必要で、だが、毒でもあり……それはまるで他人みたいではないか。
なんか、そんな、感じ、でした。
ミステリーであり、アクションであるのはどこかハリウッドを意識した感じでしょうか。でも、とても素朴な感じでした。
最近めっきりライトノベルを……というか、本を読んでいなかったので、ひどく染み込んできて、感動しました。
作中作で、「無限戦士ゼロサンダー」のお話があるのですが、作中にちょこちょこ挟まれるそれがまた良かったです。特撮を毎週心待ちにしているみたいな。
本編は守雄の成長物語であって、でも主人公はどちらかというと守雄ではないという、なんとも不思議な作り方。
文章が読ませる文章で、やたら周りを勘繰って描写しまくったりして情報を増やさないので、すっきりサッパリ読めて良かったです。
おわり
1cm3惑星から
http://1cm3.mamagoto.com/Entry/72/
投稿元:
レビューを見る
ハードカバーで持っているのに何故か未読で
新書版で読むという不合理。
比較的ブギーポップ、ビートのディシプリン、ヴァルプルギスの後悔
付近なお話し。
その辺の設定やキャラがちょこっと出てくる。
設定はメインか。
オキシジェンが出てくるが主役はそこではなく。
この著者の話は時系列が判りにくいが、世界機構の決着は
まだ付いていない時期ではあるよう。
読まなくても上記シリーズにまったく問題はないが
読んでいると少し世界が広がると言う良くある本。
投稿元:
レビューを見る
ブギーポップシリーズと同じ世界で展開されるお話です。
それでも、このお話単独でも楽しめる内容だと思います。
(ブギーポップシリーズは途中から、順番バラバラで読んでも楽しめました。)
まぁ、こういった雰囲気が好きなんです。
投稿元:
レビューを見る
抽象的なものを抽象的なまま描くことっていうのはただでさえ難しく、ましてや小説は文章(言葉)だけで表現しなくちゃいけない。
漫画や音楽にはそれぞれ、絵や音に加えて言葉もあることを考えれば、その難しさは想像を絶する。
けれど、恐らくそれをやるだけならば、それほど難しくはないのでしょう。上遠野さんの凄さはそれをこなすだけじゃなくて、それがちゃんと小説の形を成していることだと思う。
ストーリーが敷き詰められていて、その上を登場人物達が動き回る、秩序を作り出している。
それこそ期待である酸素を固めて、目に見えるようにするレベルの芸当でしょう。
酸素は人間に必要不可欠なものではありますが、酸素濃度が高過ぎれば人間は死にます。
これをどう捉えるかが問題なんですが、私は「酸素は毒にもなりえる」と今まで捉えてました。
けれど、本書で語られるのは「酸素は毒で、人間は生きて行くために毒を吸っている」という視点であり、それにとても納得した。
その考え方の方がしっくりくる。
例えば、全ての毒を排除して綺麗な空気、水、食料の中で生活している人間はそこから出てしまえば本当に脆く、すぐに感染症にかかって死んでしまうでしょう。
つまり、強く生きようとするならば、毒は必要不可欠。けれど、毒はあくまでも毒であるためにあまり摂取すると死んでしまう。その調整が難しいってことなんだろう。
投稿元:
レビューを見る
主人公の少年と、オキシジェン(または柊)という世界の支配者を名乗るオッサンの会話が刺激的。
あと、同時進行的に特撮ヒーロー物の物語が展開されてるのだけど、そっちが気になって仕方ないw 見てみたすぎるw
投稿元:
レビューを見る
世界観はブギーポップシリーズと共有しているものの、深く関わっている訳ではないのでブギーポップが未読でも大丈夫。
作中劇「ゼロサンダー」の世界観をリンクさせてお話を盛り上げていく手法はなかなか面白かったです。
投稿元:
レビューを見る
世界の支配者と、両親が離婚してもうすぐ別れて暮らすことになる姉と弟、そして彼らを轢きかけたかつての変身ヒーローの話。
ん~…以上。