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8分41秒:武豊
*この絵本は「不幸な星の下の娘」(『みどりの小鳥-イタリア民話選』イタロ・カルヴィーノ作 河島英昭 訳/岩波書店を下敷きに創作されたもの。
家の中が火が消えたようにくらくなる ということとはどういうことなのか、家族のありかたも考えめぐらせる。
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イタリア民話『不幸な星の下の娘』を下敷きに創作されたもの。
不幸の魔女に《しあわせの星》を奪われ、家族が不幸になるのを放っておくことができないフィオーラが知恵と勇気を胸に旅立つ物語。
こう書くとよくある話の一つなのだが、この物語の一風変わったところは魔女の倒し方である。
なんと世話になった洗濯女からプレゼントされた石鹸で魔女を洗い、綺麗にすることで不幸の力を奪うのである。
しかも綺麗になった不幸の魔女は改心し、遠い未来では《幸せの魔女》と呼ばれるようになるという結末付きで。
これが男主人公であれば剣や魔法を持ち出すであろうところを、非常に家庭的な方法で解決するというところがこの物語の凄さだと思う。
たなか鮎子さんの、特に青味のある絵のページがとても綺麗で見どころの多い絵本。
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ふこうのまじょにしあわせの星をよこどりされてしまったフィオーラですが、前向きな心は持ち続け…
イタリア民話を下敷きに創作したお話。
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昔話風の仕上がりで、難しい表現なく最後までドキドキしながら読ませる本でとっても良かった。絵も今の子に受け入れられそうなタッチで絵と文字の配置も良く考えられている。★4.5位あるかな。買うか買わないか微妙なラインでした(★5は必ず本棚に入れようと思っている)。
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幸せに暮らす一家を妬んだ“ふこうのまじょ”が、末っ子フィオーラの“しあわせの星”を盗んだことから災難が続き、家を出た彼女はどこへ行っても不幸ばかり。
登場時に魔女汚いなぁと思ったら、それが伏線だったのか!
小綺麗な洗濯屋に汚い魔女は寄りつかないというペペリーナの主張も存在も頼もしい。
魔女vs女の子という童話にありがちな設定だが、退治の決め手のアイテムがちょっと変わってておもしろかったな。本来の使い方なんだけど、ここで普通に使うとは思わなかったw魔女の変化も斬新。
「ハッピーエンドだね」と7歳息子もお気に入り。
息子に読み聞かせをしていたら、同じ部屋にいた旦那が登場人物のフィオーラとペペリーナを耳にして、すかさず「それ歯磨き粉(ピュオーラ)とペペロンチーノの話?」とくそ真面目な顔で聞いてきた。マジか!?そんなわけないやろ~笑
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「運命は、じぶんの力できりひらくもの!
幸運の星をぬすまれたフィオーラは、不運つづき。でも、このままでは大好きな家族のもとへいつまでたっても帰れない……そう思って不幸の魔女に立ち向かいます。]
イタリア民話(『みどりの小鳥―イタリア民話集』イタロ・カルヴィーノ)をベースにした創作絵本