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歴史をメタ的に分析するということ、時代を大観するということがよくわかる1冊。「はじめに」と「おわりに」は歴史教育に携わるものは必読。
ただ、自分の能力の無さと歴史学の特質からどうしても中盤部分を「ダラダラと事実を羅列しているだけ」と感じてしまう。
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奈良時代というと律令を作って聖武がさまよって仏像作って中国かぶれの仲麻呂が出て道教も出てきた、という程度の認識でしたが、中国を中心とした対外関係が重要な因子であったことが判ります。にしても則天武后の影響力が大きいですね。
また班田収授や租庸調でガッチガチというイメージが有りましたが、これも郡司が間に入ることでそれなりに回っていたのは驚きでした。
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「おわりに」で”日本の歴史の少年時代”とこの時代を評している。その通りで、日本国家の「枠組み」が作られた時代であった。
唐から様々な事を吸収し、日本という国に当てはめていく。則天武后から影響を受けた部分も多々ある。
万葉集に載っている歌を所々で取り上げ、照らし合わせながら、この時代を読み解いていく本書の流れも良い。