紙の本
日本の課題がよくわかった
2013/08/03 12:54
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投稿者:h8441 - この投稿者のレビュー一覧を見る
池上さんの分かりやすい説明がすばらしい。人に分かりやすく説明する技術の勉強にもなります。日本の課題、どう考えたらよいのかなど社会人としての常識を勉強するため、池上さんの本や番組はよく見ています。
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東日本大震災を迎えて、改めて浮かび上がる日本の抱えてる問題。
TPP、中国、ガラパゴス、政治、マスコミの問題を論じる。
切り口としてとても分かりやすく、これを入り口として知識を深めたいという気にさせる。
ぼんやり知ってた知識を整理してくれる感じ。
特に保護貿易の甘え、対中国も含めたグローバル化における日本の立ち位置、政治やマスコミのレベルの低さと、それをただ批判するだけの国民がナンセンス、などの論じ方は、客観的で合理的だった。
一人ひとりがもっと勉強して、知識をつけ、自分なりの考え方を身につけていかない限り日本は変わらないと思う。
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さすが池上さん。非常に読みやすい。タイムリーな話題が多く、「今現在」の日本における論点がとてもよくわかる。学びたい欲がわく。あとがきも非常に興味深かった。
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出版予定だった本に、震災後、新たな話題を加えたようだ。震災前まで何も進まなかった政治。そこを見計らったかのように訪れた自然災害。ここでどう動くかが将来の日本を大きく左右するだろう、という話。
印象に残ったのは、「平等」には2種類あるという話。スタート地点の平等と、ゴール地点の平等だ。かけっこで、みんなで一斉にゴールする小学校があるという話を聞いて「何だか腑に落ちない」と思っていたのは、資本主義社会の中で生きてきた私たちが、ゴール地点の平等という概念に慣れていないためだろうと納得した。
スタート地点は平等に設けて、ゴール地点で生じた不平等は福祉で賄うべきという池上氏の意見に賛成だ。「格差」がクローズアップされすぎて、「勝つ」ことに後ろめたさを感じさせる現代社会。「勝つ」人が稼いでくれなきゃ経済は停滞しちゃうのに。
短時間で読むことができるけど、色々な考えが浮かんでくる本。こんな本が、こんなジャーナリストがもっとたくさん出てくればいいのに。
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読みやすくスラスラとページを繰ることが出来た。が、新たな発見や深い思考力を養うような本ではないように思う。いかにも゛そのまま゛って感じのことばかりで疑問点や課題点を培うには池上さんの本は今一つだと思う。彼の本はもう読まないだろう。
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・平易な文章で現状の日本の問題点を解説しており、非常に読むのは読みやすい。
・入門として読むには非常によい。
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知っておくべき〜」の本より、内容が詳しく、また、池上さんの分かり易い解説文調で、書かれているので、勉強になった。
グローバリゼーションの世界の流れから、日本のおかれている状況、問題、どのように行動していく必要があるかなど、主観を交え書かれている本だった。
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さすが池上さん。
丁寧な日本語が書かれ順序立てて書かれており、
論理の飛躍を感じることはほとんど無かった。
今まで分かりやすく解説するスタンスだった池上氏だが、
この本では主張が見え隠れしている。
日本のことを思ってのことだと感じるが、心境の変化があったのだろう。
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TPPが突如として話題になり、よく分からない「開国論」が持ち出された。
逆に反対派が日本農業の破綻を危惧し、国民の無思慮ぶりを嘆く。
本書では、TPPに関しては否定的ではないようで、むしろ「日本農業を(過保護であっても)死守しなければならない」という論調に異を唱える点で、またしても無思慮に陥らないためには一読の価値ありか。
しかし著者の主張らしきものが特に感じられない以上、分かりやすい説明が売りの他書と代わり映えがしない。
未曽有の状況の最中ゆえに、著者の提言も聞いてみたい。
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現在の日本が直面している問題、特に貿易の自由化、農業、中国、ものづくりについて、国際的な視点からするどく分析し解説している。
今までようわからんかったFTAだとかEPAだとか、専門用語についてもわかりやすく説明してくれている。
日本よりもはるかに自由貿易をすすめ見事に成功した韓国との対比で、日本の将来を語っている。
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緊急出版とのこと。
新規の問題が提示されているばかりではないけれど、旬という意味では早めに読んでおいたほうが良いと思う。テレビやマスコミよりもはるかに信頼できる情報ソースであることは変わりない。
先送りにできない問題ばかりだけど、かといって有効な解決策や頼りになる政治家がいるわけでもなし・・・・。
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現在の日本に必要なことが池上さんらしいわかりやすい文章で綴られている。
副題からもっと大震災を踏まえた話かと思って手に取ったので
その点はちょっとものたりない感じも受けたのだけれど
じゅうぶんこれからの道筋を示す内容であったと思う。
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ベルリンの壁崩壊から始まった国際的な経済あるいは政治の流れから取り残された日本をとてもわかりやすく解説している。
特に「TPPでどうなる日本の農業」では、そのトホホな農業政策に改めて泣きたくなる。福田赳夫、中曽根康弘、小渕恵三、福田康夫と四人の総理大臣を排出(変換ミスだけどあえてそのままw)した群馬県名産のこんにゃくいもの関税1760%にいたってはもはやお笑いだ。
今後の政策などについても提言し、その基本的な考えは『弱者を救うのは「社会福祉政策」であって「経済政策」では無い』として、借り入れ特別保証枠などにも言及し、ゾンビ企業を延命させているともある。
景気の動向の影響でそのしわ寄せを食らうのは中小零細なので、この政策は必要(これで助かったりしている)と考える私は既得権益擁護論者だろうか。人間自分の都合が優先だし、色々と考えさせられる一冊です。
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相変わらず池上お父さん(私はその年代)の本は読みやすいし分かりやすい。
いくつかの章に分け、TPPから予算編成の話まで、池上氏の意見を交えながら解説している。
歴史に学ぶこと。何が問題で、今何をすべきなのか。それが問題だ。
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いくら池上さんでもこんなに早く1冊書けるか?と思ったら、やはりほぼ脱稿間近に震災が起きてちょっと加筆した、と言う感じ。
でも、震災があっても世界は待っててくれないし、TPPとFPAの解説とかカラシニコフとランドクルーザーがなぜ高シェアなのかというところから今後の日本のものづくりを考えるとか非常にわかりやすかった。
かつ、政治報道への苦言やそういう中で如何に私たち自身が学び考えていくかという池上さんの伝えたい点がよくわかった一冊。