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高校生活が2年目に入り、ハルヒとキョンの関係が固まってくる。ハルヒの力が衰えていると感じていたものが、そうではなく、力を制御できるように変化しつつあることがわかる。鶴屋さんがすごい。
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分裂からの続編、佐々木に出会ってから、新入部員を募る世界と佐々木団というか藤原と九曜にめちゃくちゃにされる世界に分岐して、最終的に統合される話。
佐々木が良キャラなので面白かったけど、そうじゃなかったらなかなか酷い話だなと思った。
分岐の理由が、なんとなくハルヒが危機感感じて無意識で世界分岐させて予防線貼ってたっていうのはねーよって思った。あと世界統合後の記憶もなかなか危うい…キョンとハルヒが会話してて相互に世界間の食い違いが起きたらどうなるんだろ。
あと、殺しが未遂とはいえ、(方法的にも)リアルに起こるのは、行きすぎた(望んでない)非日常感があってハルヒシリーズにらそぐはないなと思った。
もうちょっと佐々木に出番与えて欲しかったので消化不良気味
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分裂から続く長編もようやく終わり。長い、長げーよ。
結局何か進んだようで何も進んでないような。
佐々木が凄い良い感じのキャラで安心した。このシリーズは曲者揃ばかりだからな・・・佐々木も相当曲者揃だが。
今回は相当大きな話になったな。大きくなりすぎっていう気がしないでもないけどね。
とりあえずハルヒは凄いんだということを再認識した11巻でした。
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ハルヒによるSOS団入団試験を突破する一年生がいたとは驚きだが、雑用係を押しつける相手ができたのは喜ばしいことこの上ないね。なのに、あの出会い以来、佐々木が現れないことが妙にひっかるのはなぜなんだ?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
うむむ、αとβがなんでくっついて…って説明を適当に読み飛ばしたら割と理解できなかった笑
今回人数も多かったし、最初それぞれの時間軸を行き来する話の流れに混乱するし、読むのに力が必要だった…
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シリーズ全巻を図書館で借りて読んでいるので、「分裂」を読んだのは1年半前。手元にないから読み返すこともできず、話が全く思い出せないまま「驚愕」を読み始めたので、全く楽しめなかった。
途中、Wikiなどで「驚愕」のネタバレ覚悟で「分裂」のストーリーを追ってみたが、おぼろげには思い出したものの詳しくは思い出せなかったので、前提条件が明確じゃないまま読み進めてもあまり楽しめなかった。
「分裂」と「驚愕」がストーリーが完全に連続しているのなら、せめてタイトルに「1」「2」「3」などと番号を振って、連続ものであることを示して欲しかった。そうなってれば、ちゃんと3冊揃ってからまとめて図書館で借りたのに。
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シリーズ第11巻。
世界αでは、新入部員のヤスミを加えてSOS団が新たな活動を開始する。そんなある日、キョンはヤスミからの手紙を受け取る。内容は、放課後に文芸部の部室に来てほしいとのこと。
一方世界βでは、キョンと佐々木が藤原との最後の話し合いに挑む。舞台に選ばれたのは北高の文芸部の部室。そしてそこでキョンは、もう一人の自分に出会うことになる。
こうして、二つの並行世界が重なり合い、一つの世界に統合されることになる。そして彼らの前に朝比奈さん(大)が姿を現わす。戸惑う藤原は、朝比奈さん(大)に「姉さん」と呼びかけ、彼女のいない未来を変えたいと主張する。だが、彼の願いは聞き届けられない。自暴自棄になった藤原は、九曜にハルヒの殺害を命じる。地面にたたきつけられるハルヒを助けようと、キョンは彼女に向かって部室の窓からダイヴする。真っ逆さまに落ちてゆく2人を神人が受け止め、キョンはふたたびタイム・リープに巻き込まれてしまう。
このあともう一くさり話が続いて、今後の展開への伏線になっている。完全にすっきりしたとはいかない終わり方はもうこのシリーズの定番になっているが、それがいつもいつもタイム・リープ絡みというのも何だかなあと思う。ただ個人的には、もうこのシリーズに関してはおもしろいかどうかさえ重要な問題ではなく、新刊が刊行されればそれでいいという気分になっている。
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ほー。こういう風に終結したんだ。
登場人物の役割がわかってスッキリしたけど、ぼかされている部分は想像するしかないのか・・・。未来のこととか、古泉のこととか(今回いつもに増してイケメンキャラだったなぁw)。
佐々木は好きになったので(最後のキョンとの会話は切なかった)、続編が出るならまた登場して欲しいと思いました。
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シリーズ第11弾。分裂からの不明瞭な出来事が明らかになりました。伏線や謎が大小様々散りばめられたストーリーだったのでそれが回収される度に驚愕しては納得したり理解できない部分もあったり…でも今回はキャラクターの存在感でフォロー出来ていたようなそんな感想。とくにみくるの秘密や古泉激怒なんかが私の中での一番の驚愕!!複雑に交錯した世界が見事に集結する場面は入り込めました。
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佐々木さんとの話の決着はついたかな。またもやキョンが走りまわってハルヒワールド全開!と思いきや相手もなかなか。しかしやはり長門はすごかった!
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各キャラの性格や過去が垣間見れるそんな終わり方でした
良いカップルも出来そうで今後が楽しみです
(前)の話をほぼ忘れてる感じでしたがあまり問題ありませんでした
むしろ(前)を読まなくてもなんとかなるんじゃないかというぐらいのストーリー
新キャラではやっぱり佐々木が一番かな、もう出てくるか分からないけど次点で渡橋
他はノーコメントで
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何はともあれ、読めて良かった。この作品は読まなきゃなーと小さな義務感がありながらも読んでいなかったから。前半は物足りなく感じたけど、後半は「驚愕」とは言わないまでも、「驚」は多数あって面白かった。でも、「分裂」を読んでから読み始めれば良かったとちょっと後悔した。
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経る過程は変われども、至る結論は変わらない。ここ昨今の本作シリーズを見ていると感じるところです。それはネガティブな意味では無く、読者はその過程を楽しめば良いと思うのです。その点で、本作はある意味、「男はつらいよ」とかの領域に入り始めているのかもしれません。
ま、至る結論が変わらない、という結論の出し方も早計で、実際、成長物語——それは、主人公たち自身の成長と、この作品で描かれる「グループ」なり「絆」なりの成長と両方——としても、しっかり変わってきているのは感じます。
でもやはり、物語の過程を楽しむところが大きい気もします。
そして今作。三冊を費やしたその過程は、タイトル通り「分裂」した二つの物語が進んでいきます。絡み合うのか平行しているのかを考えつつ、途中その関係性を匂わせる伏線も張りつつ、しっかりカタストロフを伴って帰結させる、例によってSF的な面白さをキャラのインパクトで増幅させるものでした。
終わってみれば、実は決行壮大。それが、全二冊は★3つながら、当シリーズ結論巻たる本作を★4つにしてしまうところに現れています。
このシリーズを楽しく読めている人なら、今作もきっちり、その期待に応えてくれる作品だと思います。
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『涼宮ハルヒの驚愕(後)』2011
αとβの世界が徐々に重なっていく展開がおもしろい。また、閉鎖空間でのハルヒとキョンが『涼宮ハルヒの憂鬱』に準ずる展開を見せるのが良かった。ここだけ見ても、十分に楽しめる。
憂鬱と比べると、やはり新キャラ達の魅力の薄さが気になってしまう。佐々木は文字だけだと国木田や古泉と同じうんちくキャラだし、橘京子は何もしない。九曜など、意味不明の何物でもない。そこだけが、残念だった。
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完全な続編なので分裂から一気に読むことをおすすめします。
今回はちょっと長すぎたかな。キョンは結局何もしなかったような。。いつもか。
続きはいつ出るんだろうか。
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中学生の時に「分裂」まで読んで以来はや9年,そういえば「驚愕」を読んでいなかったなと思い,いまさら読み直しを経て全巻読了した次第.
「分裂」+「驚愕」前後巻で1長編となることから,実質的には「分裂」前中後巻と言える(ということでこれは長編全体のレビューになる).また,大雑把ながら「分裂」=超能力サイド中心の展開,「驚愕」前=地球外知性サイド中心の展開,「驚愕」後=時間遡行者サイド中心の展開,となっているように見受けられる.
全体を通じて,上述の3サイドそれぞれでSOS団一味と対立する(兆しを見せる)勢力の連合が,ハルヒの「全能」の簒奪による新秩序の構築を目論見,これに親ハルヒ側が立ち向かう,といった内容だが,関係する各勢力間の関わりが単なる対立・同盟にとどまらないこと,更にはキョンと各キャラクターとの間の私的な思いの交錯などもあって,単なる2チーム間紛争ではなくなっており,対立構造の全容はクライマックスに至るまで見えにくい展開となっている.ただ正直に言えば,敵対勢力の背景や,各勢力の中心人物が抱える事情の子細は必ずしも深く言及されず,「陰謀」におけるみくるの誘拐や,敵対する地球外知性からの攻撃だったと本作で再三言われているところの「雪山症候群」での遭難の真相も最終的にいくらか謎が残ることから,極論すれば本作だけで見る限り,敵対勢力は「憤慨」の生徒会長のような,とりあえずSOS団に難題を突きつける,といった役回りでしかなかったようにも見える.
従って実際のところ対立そのものよりはむしろ,「雪山症候群」時にあった,異常事態における団員の心理的団結であるとか,時間経過がSOS団や自分自身にもたらす/もたらしてきた避け得ない変容を巡るキョンやハルヒ,佐々木の思索なんかを主に描いていると言える.特に佐々木は…まあ正直著者のパペットみたいな役回りと言えなくもないが,自身が思索し続ける理由に言及している場面など,考えさせられる台詞が随所にあった.また,本作では古泉との絡みも多く,「消失」で長門の,「陰謀」でみくるの心理を明らかにしてきた流れか,「分裂」「驚愕」では彼の心理がことあるごと描かれている.とりわけクライマックスでの丁々発止はシリーズ全体でも随一の見せ場だと思う(アニメで見てみたいけど流石にそれは無理か).
個人的に本作でこれまでの伏線がかなり回収されるのかなと思っていたが,あまりそれらしいものがなかったばかりか却って伏線が増えたので,少し拍子抜けと言った感がある.としかし,明示的に伏線とされていなかったところにあった裏事情とでも言うべきものがいくつか明らかにされてはおり,また一応本作で一区切りはついたので,残る謎はご想像のままに,という形でも別段構わないかとも思う.
どうでもいいが「マグニチュード9クラスの津波のように俺の精神に迫り来る」(「驚愕」後p.177)という表現,これが刊行された時期的に,なかなかタイムリーというか,何というか.