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ストーリーはしっかりしてると思うけど、終盤に起こる事件と速人の真相の種明かしについてツッコミどころはあるものの、話の運びや思春期ならではの気持ちの揺れ方はよく描かれたと思う。
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北海道に住む高校生・真乃と、幼馴染の亨。そして6年前一家心中によって死んだはずの逸人。
しかし逸人の死体は当時見つからなかった。もしかして生きているのでは。真乃と亨、そして真乃の親友たちが過去の謎に迫る。
終始、じっとりした雰囲気が漂う。
うーん、大崎さんの書店ミステリが好きだっただけに、自分の中での期待値が高すぎたな。後半の詰めが甘かったかな。
やはり、彼女の作風は日常の謎が合っている。と思う。個人的には。
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同じ作家さんの本を続けて読むことはほとんどないのですが…
(上下巻に分かれているものは別ですよ~)
大崎さんの”The・青春!”小説です。
ミステリーの要素もありつつ…
楽しませてもらいました。
桐谷美怜さん主演で映画化されているのですね。
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終盤そしてラストに違和感もあったけど、全体的には読みやすくてよかった。
初めて読んだ作家さんでしたが、他作品への興味も湧いたし、そういう期待込みで★4つ。
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函館に住む高校三年生の真乃の前に6年前に亡くなった幼馴染の少年によく似た人物が現れ、謎を追い始める。高校生らしい純粋さと無鉄砲さで謎を追う真乃。真相は悲しいものだったし、真乃と速人の秘密は意外だった。かわいい初恋物語とは一味違いますね。
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一人称文体の恋愛小説でした。
切ない恋愛青春ミステリーというとおり
行方不明(?)の幼なじみハヤちゃんを探して
主人公の真乃が過去の事件について
当時の関係者を一人一人訊ねて廻ります。
思い出が掘り起こされるたびに
真実に近づいていくのですが・・・。
もう一人の幼なじみ亨ちゃんとか
ハヤちゃんの従兄弟勇麻さんとか
男の子がみんな一途です。
甘酸っぱいです。
やさしい文体で読みやすかったです。
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舞台は北海道の函館。
真乃と、とても仲のよかった幼馴染の速人と亨。
一家心中で片付けられた事件で、何故か速人の遺体だけが
みつからず、もしかしたらという期待を捨てられずにいた。
そして高校卒業間近に、速人の死に纏わる事件を調べ始める。
少しずつ見えてくる速人の足跡をたどるところなんて
ドキドキして、ヒヤヒヤして、色んな疑いを持ちながらも
真乃の思いが切なくて、予想外の出来事が次から次へと
出てくるわ出てくるわ。
最後まで、いい意味で裏切られました。
これ、映画化されてたんですね。
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スノードロップとスノーフレーク、それぞれの花言葉は「希望」と「純粋」。
この花言葉で主人公の真乃が過去の事件を暴いていく。6年前に死んだ速人の遺体がまだ見つかっていない、その事件の真相を突き止めるために真乃は動き出す。生きていて欲しいと思いながらも心のどこかで諦める、そんな真乃や友達の心情が綴られている。
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小学生の頃に幼馴染の速人を一家心中でなくした真乃。でも速人の亡骸は発見されていないため、ずっと心の中で速人は生きているのではという思いを持ち続けたまま高校生になった。そんな真乃に寄り添う、同じく幼馴染の亨。
速人を探し続ける真乃だが、速人の従兄の登場や、事故当時の関係者への聞き込みを通じて、真実へたどり着く。
展開がわからず、気になってどんどんページを進めてしまう本。じっくり読んではいられなかった。
↓完全にネタバレ注意
速人が同一性障害だったということや、従兄が事件を見てしまったというラストはには、驚くとともに、なるほどという感想。でもそれなら真乃と亨の関係は、もっと早くから進展していてもよかったのかなと思う。
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表紙絵などから受ける、優しげな印象より、ずっとディープというのが大崎ミステリなのだが、今作もその通り。進学前にした少女が、幼い頃になくなった友人への思いに区切りを付ける的な話だと思っていると、彼の死因は一家心中、しかも死体が発見されなかった彼は実は生きていて、関係者に復讐を企んでるかも知れない……などときな臭いこととなる。終盤で明かされる一家心中の真相もエグいしね。それでも読後感などは表紙の印象からそんなにずれないのがミソ。
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希望を胸に一喜一憂しながらも、重たさから逃げられない。最後は爽快とまではいかないものの、きれいにまとまってると思う。