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人は自らの力を発揮するために考えて行動する事で成長します。それが多様であるからこそ、個性なのであり、個々人があらゆる方向に成長する事で新しい発想が生まれ、ひいては国の発展に導いてくれる事になる。
社会のルールを守るためにある程度の規則は必要だが、あまりに画一的な教育では個性豊かな人材を育てる事が出来ない。
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友人からもらって、なんとなく読んでみた。最近、自分の考えを深めるために、哲学的なものの見方が必要と思っていたので、ちょうどよかった。
内容的には、漫画で、ストーリー性があり、ものすごくおもしろくわかりやすく「自由」について学ぶことができた。
そもそも自由とは何なのか?自分の自由が、他人の自由に害を与える場合、その自由はどこまで認めていいものか、自由を守るためには我々は国として、個人として、何をすればよいか
など、たくさんのことを考えさせられた。
だが、今の日本は(というか、僕の周りは)かなり自由に何でもできる環境があり(他人によって準備されていて)、自分から何かしないといけないというように感じないことが多い気がする。
つまり、ある程度豊かすぎて、自分が何をすればよいかわからない状態になってると思う。
昔の、高度経済成長期だったら、大人も子供も、生活の発展のため頑張れたと思うが、現代はどうだろうか?
ある程度成熟したこの日本の中で、自由の先には何が私たちを待っているのか。よりよい日本になるため、何をすべきか、過去に学び、未来に活かしたいなと思わせてくれました。
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現代置かれている状況が、昔に比べてさほど良くなってもいない、寧ろ昔の奴隷を使役していた時代に戻そうという意思すら感じられることに、改めて気付かされる。やはり現代まで読み継がれている古典には、得るものが多い。このシリーズには益々頑張って欲しい。
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まんがで読破を読破するシリーズ。
自由とは何なのか。宗教の自由や子供の自由を題材に漫画化。
個人の自由を干渉することが許されるのは自衛を目的とする時のみ。他人の自由を奪わない限り、自分の幸福を追求することが出来る。
自由を担保するためにも、弱者も含めて議論を出来る場を確保することが必要。そのために、言論の自由は重要。
これを読んでいる間の頭の中では、尾崎豊が「自由っていったい何だーい?♪」って歌い続けていました。
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古典をまんがで読みやすく!というチャレンジ精神に溢れるイースト・プレス社の『まんがで読破』シリーズ。
今回はジョン・スチュアート・ミル原著の『自由論』をマンガ化!
『自由論』とは、そのタイトル通り「自由」とは何かについて書かれた本。
感想としては、これは原著で読んだ方がいいかな。
一応、『自由論』の概要だけ書いておくと…
・道徳や慣習をタテにする多数派(つまり、民主主義)による抑圧は、ときに個人の自由を侵害する。
・政府や国家が、個人の自由を妨げてまで権力を行使することが正当化されるのは、誰かの自由が奪われてしまう場合の自由の保護を目的とするときのみである。
・文明の発展には、一定の自由が必要である。なぜなら、不当な干渉があれば、思想の自由も言論の自由も損なわれてしまうから。そうなれば、個性と多様性、さらには天才も保障されなくなり(排除されやすくなり)結果的に人類の知性の発展は望めなくなってしまう。
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このシリーズはどれも原典は関係のない物語で話をすすめちゃう。
幸福の一要素としての個性の発展の話はもう少し詳しくしてほしかった。徳に選択による各種能力の発展。「人間は一本の樹木だ!」
でもまあネーム作っている人たちはがんばっている。
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個人の自由を守るための絶対的な原則、「個人の自由に干渉することが正当となるのは、その干渉が自衛を目的としている場合だけである」
真理には多面性があることも忘れてはならない。