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人生に悩んだら「日本史」に聞こう 幸せの種は歴史の中にある みんなのレビュー
- ひすい こたろう (著), 白駒 妃登美 (著)
- 税込価格:1,430円(13pt)
- 出版社:祥伝社
- 発行年月:2011.6
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紙の本
”歴史”は人を幸せにする特効薬
2011/09/06 16:55
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hisao - この投稿者のレビュー一覧を見る
“群れなす個”、個体として生死を一人で背負いながら、人を愛し助け合わなければ生きていけない運命こそが人間の根底矛盾であろう
この根底矛盾の極まれる昨今、若者は“自分探し”自我探求の旅に出、識者は“共同体成立の条件”を探求する
人間の歴史も究極、社会との関わりの中で人々がどのように生を全うしたかの物語と言えば言い過ぎでしょうか
*先人に学ぶ「夢」を叶える生き方
いつでも全力投球の豊臣秀吉、55才から17年間全国を踏破して偉業をなした伊能忠敬
*先人に学ぶ「粋」な生き方
敗者庄内藩士を感動させた西郷隆盛、己を捨てて維新に殉じた高杉晋作、白石正一郎
*先人に学ぶ人生の「楽しみ方」
日本人は最も寒い時期に咲く“梅”を何故“春”の季語にしたのか
“四十八茶、百鼠”の多彩な色彩を楽しみ、武器や自然征服手段の火薬で“花火”を楽しんだ日本人
*先人に学ぶ「愛」される理由
私はこの章に一番感銘を受けました
坂本龍馬がもてる技術は相手の望んでいる事をまず知る事
西郷隆盛が愛される秘密はいつも“おいしゅうございます”の一言
“人たらし”の天才・豊臣秀吉は何故もてたのか
歴史上名を残した人は“かわいげのある人”つまり愛された人です
同僚や先輩格の大名達から疎まれた石田三成、一般的には“かわいげのない人”だった訳ですが
この人に“かわいげ”を見出し、愛したのが豊臣秀吉、大谷吉継
その理由は、三成自身がこの二人を本当に尊敬し慕っていたから
著者はかわいげのない人は世の中にいないと断言します
つまりかわいいかかわいくないかは、その人の性格ではなく
人と人との関係によって成り立つと言う事でしょうか
*先人に学ぶ「絆」の紡ぎ方
宇喜多秀家・豪姫のベストカップル
蒲生氏郷は何故今も会津人の誇りなのか
日本再生の象徴・東京オリンピック開催に人生を賭けたフレッド和田の後日談
*先人に学ぶ日本人の「美しさ」
トルコ人、ポーランド人など世界各国の人たちが日本人を愛する理由
その他有名人から無名の人々まで、日本の歴史を彩る数々の人々の生き様、エピソードが平易で美しい文章で盛られています
歴史を語るには余りにもプラス志向、日本人贔屓かも知れませんが
私を含め、この本を手にした多くの人たちが感動に泣き、“もう一度生きてみよう”と密かに思った事でしょう
人々に生きる勇気と幸せを与えてくれる特効薬、
“歴史”にこんな効用があるなんて、歴史家に言わせれば全く邪道かも知れません
勿論著者はプロの”歴史家”ではありませんが“人間関係”のプロです
白駒さんは国際線客室乗務員から結婚コンサルタントに転身、ひすいさんはコピーライターです
プロの歴史家でないからこそ物にされた新しい“歴史”の使い方、
有って良いと言うより当然有るべきと思います(私たちはいつも悩みを癒され幸せを願っているから)
早速子供達に話しておきたい話ばかりです
紙の本
日本が知りたくなる
2012/02/03 02:05
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:祥子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
もっともっと日本について知りたくなる本です。
そして日本に生まれたことや日本人であること
そんな遺伝子が自分の中にあり、そんな素晴らしい精神が
引き継がれていることをうれしく思います。
忘れてしまったたくさんの大切なことに
気づかせてくれるそんな素敵な本です。