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幸・不幸の分かれ道 考え違いとユーモア みんなのレビュー

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紙の本

物事は受け止め方次第。幸・不幸は自分が決めることなのかも。

2011/09/10 20:49

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みす・れもん - この投稿者のレビュー一覧を見る

土屋氏の本はタイトル買いで2冊ほど手元にある。けれど、どれも読まずに積んだままにしていたところ、本書を読む機会を与えていただいた。
まず、”土屋賢二”とはどんな人物なのかと著者紹介を読む。これがまたなんというか、他に類を見ない著者紹介であった。哲学を専門にしていらっしゃることも、大学教授であることも初めて知った。著者紹介もご自身で書かれたのであろう。これは本文も期待していいなと喜々としてページをめくり始めた。

まえがきに書かれている。幸福な人より不幸な人の方が不幸から逃れる方法を説くのに適している。うん、それはそうだと私も思う。幸福な人は不幸から逃れることについて考えない。不幸な人の方がずーっと考えているもの。
あれ? 私はツチヤ・マジックにはまったのか?!(笑)

哲学とはそもそも疑う学問なんだと著者は言う。なんでも疑ってみることから始めるのだと。多くの人間が当たり前のように受け容れているモノについて疑いを抱くことから始める。人間は考え違いをしやすいから、哲学は常に疑わなければならない。「何でも疑える」ということ自体を疑う学者さんもいらっしゃるとか。終わりが見えない学問だ。

サラサラと読み進められる文章であり、どれもこれもが私にとって新鮮な視線で語られていて、ついつい引き込まれてしまうのだけれど、著者が「疑う」ことを勧めていることを忘れてはならない。ここに書かれていること自体も疑って見なきゃね(苦笑)。でも、読んでいて気持ちがいいくらい素直に受け容れてしまうのだ。ところどころに挟まれてくるユーモアのセンスも心地いい。

タイトルにあるように、本書の主題は「どうすれば不幸から逃れられるか」である。その答えが本書にあるのか、と言えばあるようなないような・・・。けれど、ヒントはあちこちに潜んでいる。
ポイントは「今までの自分の”常識”を疑ってみること」と「物事を多面的に見ること」かな。

「自分は『これこれこういうわけ』で不幸なのだ」と考えるとする。さて、『これこれこういうわけ』は、本当にその人の人生全てを左右するほどの大きな出来事なのだろうか。もう幸せになることはあり得ないのだろうか。
誰にも太刀打ちできないほどの大災害に見舞われたりしたら、それは気力も体力も限界に近い状態になることは想像に難くない。そんな状態で「見方を変えれば・・・」などと馬鹿なことを言うつもりは毛頭ない。
けれど、日常に潜む出来事であれば、大抵のことはその人の受け取り方次第で「不幸」にもなるし、「なんてことないこと」にもなり得る。
下手なメンタルケアの本よりよっぽどココロのクスリになるような本だと感じた。

最後に帯にもある本書の中の文句を引用しておこう。

「われわれは不幸を避けようと努力しますが、どれほど力を尽くしても不幸は避けられません。どんな人でも老いるし、病気になるし、最後は死にます。全力を尽くしてどうやっても避けられない不幸な出来事に襲われたら、じっと耐えるしかないんでしょうか。そんなことはありません。まだ笑うことが残っています。」

ユーモアのセンスとは、深刻になったときに、「そんなに深刻じゃない」と思う能力のことだと著者は言う。不安が大きいときほど、不幸だと思う気持ちが大きいときほど、たいしたことじゃないよと思うこと。これが、不幸にならない一番の方法なのかもしれない。それはとても難しい技術だけれど、日頃から習慣づけていくと、段々上手になって、不幸になる可能性は減っていくのかもしれない。

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