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NHKの番組100分de名著。6月はドラッカーの「マネジメント」。
上田惇夫さんが解説ということで、6月1日の番組放映が待ち遠しい。
番組で取り上げられるのは「マネジメント」だが、このテキストの中には、主要な作品の紹介や、そこからの引用もふんだんにある。
ドラッカーの思想をその背景も含めて端的に、しかも全体像を損ねることなく網羅したものとなっており、ドラッカーを読みこんだ人にとっても、彼の思想を捉えなおすのに役立つものだと思う。
もちろん、初心者にとっては最高のドラッカー入門テキストである。
このテキストを読んだり、おそらく番組を見れは、ドラッカーが「経営の神様」といったレベルの人ではなく、現代社会における人間の問題、人の幸せについて考え抜いた人だということが分かると思う。
「もしドラ」で初めてドラッカーを知った人には、是非読んでほしいテキストである。
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テレビのプログラムと併せてこれを読み、ポイントを抑えたのちにマネジメントを読むととっかかりやすいのかなと思いました。マネジメント以外のドラッカーの書籍についても紹介がされていたので、そちらも参考になります。
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「人間の本当の幸せとは何か?」という重い命題に取り組み、
ドラッカーが見つけ出した“マネジメント”
本の解説もさることながら、氏の背景や歴史的視座から見た組織の形、
個人の成果の出し方等、入門書として最適。
まとめると『人と人 成果をあげる 取り組みや 工夫の体系 マネジメント』といったところでしょうか?
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テレビで、放送しているのを知らなかった。3回目と4回目しか、見れてません。でも、ピックアップして、簡単な解説をしてあるので、いいかと思いました。是非、再々放送があれば、始めから見たいです。
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4回の放送で名著を解説するNHK番組のテキスト。
既に「マネジメント」は読んだし、「もしドラ」も読んだけど、ドラッカーの人となりを知るには格好の一冊でした。単に経営コンサルタントでもなく経済学者でもなく、社会学者でもない。そのすべてであるといえるのが、ドラッカー。人間は組織の中で生きていく。よりよく生きていくために、どうやって組織と関わるのか、それがマネジメントである。前向きに生きる元気を与えてくれる稀有な人です。
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ドラッカーの著書を紹介してある。その背景や伝えたいことも十分に書かれていて、ドラッカーのサマリーといった本。
さくっと1時間で読めるのでいつかまた読み返そうと思う。
わかりやすくてきれいな図でまとめられている点も、理解を深められる。
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ドラッカーの入門書としてピカイチ。
原著の翻訳者が補足も交えて易しく書いてくれているので安心感も抜群。
薄い本なのでサクッと読める。(自分はじっくり読んで約2時間だった)
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これまで何回か読んだが、やっぱり「マネジメント」では人や絆が根底にあるから、しっくりくるんだろうな。日本人にはなじみ易いと再認識しました。それにしても、今後の世の中を的確に見通すドラッガーの能力は、少しでも身につくように努力してみたいと思います。
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NHKテレビの薄いテキストですが、ドラッカー氏の「人の幸せ」にフォーカスを当てた提言がとても解りやすく「ぎゅっ」と濃縮されてます。「知識社会」への変化の中で「なりたい自分」に挑戦し続けないといけませんね。
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「失敗しない人を信用してはいけない」それは、何もしていない人のことである。真摯な人というのはチャレンジをして失敗する成果とは長期的なものであって、曲芸ではない。という言葉に感動した。
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(2014.05.21読了)(2013.05.18購入)
ドラッカーの『マネジメント』は、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』というベストセラーで注目を集めました。
経営者だけでなくいろんな場面で使える本ということです。何らかの形で組織に所属しているすべての人に向けて書かれた本とか。
ドラッカーの紹介と『マネジメント』の内容の紹介が、わかりやすく記されています。
『マネジメント』のポイントは、しっかり記されているので、ポイントだけわかればいい方は、この本で間に合いそうです。
【目次】
【はじめに】『マネジメント』が感動を与えるわけ
第1回 .感動のDNA
第2回 何のための企業か
第3回 誰もがマネージャーになれる
第4回 日本よ!
●未来(17頁)
ドラッカーは未来について確実に言えることは二つしかないとくどいほど言います。一つは「未来はわからない」ということ、そして二つ目は「未来は現在とは違う」ということです。
●未来を知る方法(17頁)
ひとつめの方法は「すでに起こった未来を見ること」。つまりすでに起こったことを観察すれば、その先にある変化(未来)もおのずと見えてくるというわけです。
もう一つの未来を知る方法は「自分で未来をつくること」です。子どもを一人つくれば、人口は一人増えます。たとえ小さなものでも事業を起こせば、財・サービスと雇用を生み出します。
●経済至上主義(21頁)
ドラッカーは、資本主義も社会主義も人間を幸せにしえなかった理由を「どちらの社会システムも『経済至上主義』を基本にしていたからだ」と結論づけるに至りました。
●組織(25頁)
すべての財とサービスが組織で生み出され、すべての人が組織で働いているとするならば、それらの組織をよりよいものにしていけば、組織の集まりである社会もよくなるはずだ
●企業とは何か(29頁)
ドラッカーは社員一人一人に話を聞いた結果として「仕事のことを一番よくわかっているのは現場である。彼らの考えを経営に取り入れるべきだ」と主張しました
●会社は誰のために(44頁)
会社は社会のためにある
会社とは社会から人材や資源をあずかり、社会に必要とされるものを提供する役割を果たすものである
☆関連図書(既読)
「経営の適格者」ドラッカー著・日本事務能率協会編、日本経営出版会、1966..
「ネクスト・ソサエティ」P.F.ドラッカー著・上田惇生訳、ダイヤモンド社、2002.05.23
(2014年5月23日・記)
内容紹介(amazon)
「利益」を目標としてはいけない!
200万部超のベストセラー小説『もしドラ』の原点ともいうべき本書は、ドラッカー経営学の集大成であり、かつ珠玉の「生き方論」としての性格も併せ持つ。数多くの名言を軸に、混迷の現代を生き抜く“術”を読み解く。
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利潤は目的ではない。目的は社会貢献である。企業や個人の存在意義を社会という全体に位置づける。
個人の仕事の仕方として,完全を追究する。
「私もいつまでも目標とビジョンを持って自分の道を歩き続けよう。失敗し続けたとしても,完全を求め続けていこう。」「神々しかみていなくとも,完全を求め続けていこう」
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読んじゃ止まり、読んじゃ止まりしてたけど、やっと完読。
厚い本じゃないのに(´・ω・`)
ビデオDVDもいただいたので、副読本として保存版。
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実は『もしドラ』(原作・アニメのみ)はおろか,『マネジメント』も読んでいるので,『マネジメント』の部分は基本的に知っているところが多い。だからかちょっと物足りないような気がしてならない。
タイトルには「マネジメント」とあるけれど,その周辺を知ることができるのがよかった(他のシリーズも同様だけど)。それにしても「100分de名著」は,この番組は時流にのった題材が多いですね。
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経済至上主義は人を幸せにしない。まさに今の日本を象徴する、この格言を80年も前に洞察していた著者の思想の足跡がたどれる。堺屋太一氏が80年代に、知価革命を提唱していたが、ドラッカー氏もポスト資本主義社会として、知識社会への移行を喝破していた。大きな流れの解説として、本書を読み解くのもいいが、なるほどと警鐘をもって受け止められる納得感ある箴言に出会える。ユダヤ人社会にも、全員一致の採決は無効、という考えがあったが、同じ意見が説かれている。意見の対立は、問題への理解を深めるプロセスであり、反対意見の出ない会議は、後日やり直すべき、というリスクヘッジの考えがある。タイトルである'マネジメント'に対する考え方も、'如何に'管理するかの方法論でなく、'何を'管理するかの対象論の重要性が指摘されている。組織としての人の活かし方としても、弱みを克服させるのでなく、強みを伸ばさせる取組みが、より必要であると強調されている。今日においても陳腐化することなき一連の主張は、現代社会の閉塞感に対する警鐘として感じられる。