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孫氏にはいろんな見方が出来るが、どう斜に構えても、尊敬に値するentrepreneurであることは疑い様がない。
彼のようになりたいとか、なろうとか、そんなことは横に置いて、本書を通じて感じる「道」を心に留め、兵法を実践していきたい。
ひとつだけ、本書では「動かざること山のごとしでソフトバンクは情報革命以外の事業には手を出さない」と言っていたのに、何故自然エネルギーを?その分野は、本書で説かれているリーダーとしての資質を欠いていると思うが。
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初めて事業を立ち上げる時に、40ものビジネスモデルを考えた。そして、その1つ1つについて、10年分のビジネスプランを考え、予測を立てた。その過程があるから、今のソフトバンクの理念がある。
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孫さんの今までの意思決定による失敗と成功事例によるソフトバンクの発展について。
その意思決定の基となる「孫の二乗の兵法」
理念〜〜〜「道」・「天」・「地」・「将」・「法」
ビジョン〜「頂」・「情」・「略」・「七」・「闘」
戦略〜〜〜「一」・「流」・「攻」・「守」・「群」
心構え〜〜「智」・「信」・「仁」・「勇」・「厳」
戦術〜〜〜「風」・「林」・「火」・「山」・「海」
「一」ナンバーワン戦略
圧倒的ナンバーワンでないと、そのビジネスモデルは時間の経過とともに、利益が出なくなる。
ボーダーフォンの事例。負け癖がついている。
どうせダメだという雰囲気を、一回でもナンバーワンをとる。
できるイメージをつけ一位でないと気がすまない、気持ち悪いという風になる。
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紀伊國屋書店が開設している電子書籍サイトで購入。
孫正義氏が次の社長を育てるために作ったアカデミアの話をまとめた一冊。
二者択一の問題に対して「孫正義氏ならどちらを選ぶか、どのような理由か。」を解説しているスタイル。
一種の感なところもあるんだろうけど、後付でも解説していることに納得はでき、楽しめる一冊。
分かるっちゃ分かるんけど、これを実際に決断できているのがすごいよなぁと感心する。Twitterで「やりましょう」と決断するのは、一見無謀なように思えて、裏では緻密な計算が成り立っている。
そのためのベースに成っているのが「孫子の兵法」をベースに独自改良した「孫の二条の兵法」で取り上げた25文字。ここまでくると、こじつけっぽい気がしないでもないけど(^_^;)、長年続けていくと分かるもんかなぁ。
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孫正義の経営戦略・意思決定が、どのような考えから為されているのかが初めて理解できた。戦略の源泉は孫子の兵法にランチェスターの法則だった。それは 「孫の二乗の兵法」 25の文字盤にある。
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第二章がSoftBankの孫さんの考え方を伝えているで、時間が無い方はこちらを読むだけでもいいと思います。リネン、ビジョンなど経営の要諦を5つのカテゴリーにわけ、各カテゴリーにそのシンボルである漢字を一文字あて、全部で25文字のマトリックスを作りそれで全てを語り尽くしています。最初上一段の五文字は兵法の孫子から取ってきており、それこそ孫子のビジネス兵法です。iPhoneアプリでも同じ内容のアプリがあり、孫さんの話しが音声できけたり動画でみれます。
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とにかくこれを読むと元気が出ます。
くじけずに前をみようと。。
孫さんの考え方が短期間にわかりやすくわかります。。
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「孫正義 リーダーのための意思決定の極意」を読んだ。この本は孫正義の「ソフトバンクアカデミア」での公開特別講義をもとに構成されている。これを読むと孫さんが立ち上げたソフトバンクが大企業となり成功していることは必然であることが分かる。特にその中でも最も感銘を受けた言葉。「10年後に私はこうする、30年後にわが社はこうなる、それをバシッと言い切れない者はリーダーとして失格ということ。ビジョンなんて急には浮かばない。普段から考えに考えて、頭がちぎれるほど考えぬかないと出てこない。二、三日考えて浮かぶようなものはビジョンではない。二、三日でビジョンをつくるようなやつは失格だし、ましてやビジョンのないやつは絶対にリーダーになってはいけない。」近い将来の開業に向けていろいろ考えているつもりだったが、全く甘いことが分かった。今のうちから頭がちぎれるほど考えたいと思います。
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ソクトバンクアカデミアの特別講義を書籍化。前半は筆者が実際に行ってきた経営判断を一般化した設問に対し、2択形式で回答。会場との対話という形式を取って筆者の解説を聞く。
後半は理念、ビジョン、戦略、心構え、戦略を各々5つの文字、合計25文字で表現した経営哲学。
後半を読んだ後もう一度前半の設問を解くと、解説の理解が深まる。
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Kodama's review
やっぱり凄い人だなぁと思いながら、一気に読みました。とても勉強になりました。リーダー的立場の人たちには特にお勧めの1冊です。
(11.08.31)
お勧め度
★★★★★
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孫さん考案の「孫の二乗の兵法」
兵法書の「孫子」と「ランチェスターの法則」の戦略論を組み合わせたものだそうですが、成功の要因を僅か25の文字に集約し表現されてるのはシンプルで良いと思いました。
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かなりワンマンな経営手法だけれども、何年にもわたって考え抜かれた確固たるビジョン・経営哲学には驚かされる。
通信・ITビジネスに興味と情熱がある人に是非。
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・B2Cはブランド認知が必要だから野球と重ねた
・派遣じゃロイヤルティが低いから正社員化
・仲良しクラブにしないこと
・リストラは最後の手段、これを避けるためにあらゆる努力をする
・価格競争を仕掛けてでもシェアをとりに行く
・公言することは自分を追い込むこと。成してみせるという決意
・たった5年でアジアがインターネット人口の50%になる
・自分を支える10人の気心の通じ合った志を共有する将
・未来ではなく、10年後と30年後時点の明確なイメージを徹底的に思い描く
・自分から提案する能力をもっていないとすでに失格
・7割以上勝つという見込みを得るまでは執拗に理詰めでつめていく
・武田勝頼のように意地で戦いをやっちゃいけない。これが会社をつぶす。
・退却するのは攻めるときより10倍の勇気が要る。退却する勇気がないリーダは会社を滅ぼす
・ブレーキのない車が危険
・涙を飲んで部下を見殺しにする
・戦っている最中に、武器をくれてやる馬鹿がどこにいる。
・圧倒的ナンバーワンでないと、時間の経過とともに利益はでなくなる。
・2番は敗北だと思え。5位から2位でちょっと頭を撫でる。この時点で失格。
・二番は終わりじゃないという社風をつくらないと事は成せない
・大きな流れを無視して、一時的に優れているに過ぎない枝葉を挙げているへそ曲がりは事業家には向かない
・王道とは、一番大きな流れのところでチャンピオンになること。ニッチで成功を目指すのは事業家としては失格
・後に一番大きな本流になる傍流
・攻撃は最大の防御、攻撃力は徹底して磨かなければならない
・つぶれるときは資金繰り、経理、管理の守りが弱くてつぶれる
・50年、100年後を見据えて、マルチブランド、マルチビジネスモデルでの結合をする
・グローバルな交渉力、プレゼン能力、テクノロジーの深い理解、ファイナンスの理解と分析、これらすべてを備える
・最高レベルの専門家を使いこなせないと真のリーダーにはなれない。だから勉強しまくらんといかんよ
・時として鬼になれ、強烈な鬼となれ
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チェック項目31箇所。裏切った人が成功したためしはあまりない。因果応報。自分を信じてくれたその想いを絶対に裏切りたくない。一時的に非難が集中してもお客様の被害を最小限にするために説明責任を果たす。情報のセキュリティを高めるにはコストよりも働く人たちのロイヤリティの高さを優先する。買収企業の統合・・・負けグセのついた企業であれば、尊重せずに自社のやり方で統合する。リストラは最終手段。会社を生き残らせることが先決。パートナーには条件の厳しい相手、ノウハウやポジションを持っているから。有言実行!公言するからこそやる気が沸く。孫さんは後継者は社外からでも優秀な人材であれば取る。ビジョン、志を後継者は踏襲するべき。「天」・・・タイミング。「地」・・・地の利。「法」・・・方法。ビジョンを持つには山の頂上から見る。自分が登るべき山を決める。それで5割達成。「略」・・・戦略、無駄をはぶく。そぎ落として絞り込む。7割勝負。スピード重視。退却には勇気がいる。潰すよりまし。圧倒的ナンバーワンになる!部下に対して愛情があるのなら、お客様に対して強い責任感があるのなら・・・一番にならなければならない。流れに逆らってはいけない。今はニッチでも将来本流になる分野を見つける。すべての分野で攻撃力を持つ。本当のリーダーになるのなら時として鬼となる。強烈な鬼となる。
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孫氏のこれまでのビジネスの決断を、アカデミアの出席者にケーススタディの設問として投げかけたもの。
同時代の市場を見てきたものとしては、いわゆる‘正解”をほぼ出しながら、懐かしさとともに読み進めた。
ただ、視点としては時として「破壊者」として新たな挑戦をすすめることにウエイトがかかるあまり、提供されるサービスの品質はサービスの開始後数年経たないと、安定したものとならないのが、彼のビジネスの常であったと思う。
個人的には彼の提供するサービスは採用せず、彼のおかげで相場が下がり値段を下げた競合他社のサービスを利用してきた。自分としてはそれが正解であった。
「ビジネス」を考える場合、この品質との両輪のバランスが、本書で触れられていないポイントである。彼のやり方は時として「詐欺」にもなりかねない。それを理解したうえで使いべきであることを改めて確認できた本書であった。