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なんだかミス・マープル脇役なのかな?
あれれ?って思いましたw
けれどそれがいいですよね!
最後に全部持っていく感じ!!
そんなこと知ってた!的な!
ミス・マープル村人から少し不気味に思われててなんか笑いました。
まあでもあんなになんでも分かる人いたらきみわるいよねぇー。
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てっきり作家の甥視点で話が進むと思っていたけど、最後までずっと牧師さん視点だったから新鮮だった。牧師さんとても好印象なんだけど、この後のシリーズはまた視点が変わるのかなあ。
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本作がマーブル初登場らしい。
セントメアリーミード架空の場所なんですね。ここでは隣が牧師館てことですがこの先この設定変わらないのでしょうか。
ドラマでもそうだけど老嬢であることにかこつけて犯人を導き出すヒントをやすやす手に入れたり、ほんま恐ろしい婆さんやで。
甥のレオナルドがちょっとぼんくらに書かれているのに同情する。
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理詰めで、確信できないことは口にせず、観察力鋭い素敵な探偵おばあさん!
普通にとても面白いので色褪せないってこういうことなんでしょうね。
あと牧師夫妻かわいい。
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「ミス・マープル」シリーズ。セント・メアリ・ミード村のヴィカレージ(牧師館)にて、村一番の嫌われ者の老人が殺害された。噂話や詮索が大好きな住民たちが興奮するなか、犯人と思しき人物が自首し事件解決と思われたが……という筋書き。
過去に起こった村内での出来事に当て嵌めて推理する彼女の方法にはまだ慣れないが、シリーズとして今後も楽しめそう。
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マープル
ミスマープルの長篇初登場作。とても面白かった。自分はポアロよりマープルが好きだ。
本編とは全く関係ないが冒頭のクリスティの孫による「『牧師館の殺人』によせて」に印象に残る文章があったのでメモ。マープルものの時代について「当時は、裕福でなくても普通に誰もが使用人を雇えていました」と描写している。現代日本の庶民からすると、え、使用人はその誰もには含まれないの?と思ってしまい興味深かった。因みに1943年生まれのアガサ・クリスティ社の理事長。
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ミス・マープルの長編デビュー作品。まだクリスティーが若い時の作品のため、ミス・マープルのキャラのイメージが他の作品と違うというか、キャラが立っていない印象。
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★3.6
ミスマープルの第一弾として読みました。ミステリー好きを自称しているけれど、クリスティーやポーなど基本の基本を全く読んでこなかったので、今後読んでいこうと思います。
そして、そう思わせてくれる一冊でした。
マープルが全員から好まれるお婆さんかと思っていたので、いい意味で裏切られました。
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ミス・マープルの初読み。
平和な片田舎で起こった殺人事件。
容疑者の数が多いようで少ないけど、トリックは面白かった。
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ミス・マープルの長編初登場作品。クリスティによって仕掛けられた罠によって、一読者の自分もあらぬ方向に推理を進めて、見事に欺かれた。田舎での殺人。人間性の問題。クリスティの作品はありし日の時代を追体験させられる。ただ物語の終焉まで、あっちこっちに振り回されるので、中盤あたりにしんどくなる。それでも完成度は申し分ない。一読あれ。
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初ミス・マープル!
ポアロは結構読んだが、マープルはなんとなく読んでなかった。
安楽椅子探偵の代表みたいに言われているが、思っていたよりも活動的な婦人だった。
冒頭の、孫であるアガサ・クリスティ社理事長の文が良かった。
「当時は、裕福でなくでも普通に誰もが使用人を雇えていました。」
階級社会のイギリスが感覚でわかった感じ。
ヘイドック医師について言及しているのも再読して腑に落ちた。
語り手の牧師の妻グリゼルダが魅力的。
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セント・メアリ・ミード村の牧師館で、嫌われ者のプロザロー大佐が銃殺される。すぐに画家のレディングが自首するが、プロザローの妻アンも自分が殺したと言いだす。二人は不倫関係にあり、相手を犯人と思い込んでお互いをかばおうとしたのだった。二人が容疑から外れると、捜査はふりだしに戻ってしまう。だが牧師館の裏手に住むミス・マープルは、どんな些細な違和感も見逃さない。マープル長編第一作。
面白い!会話の上手さ、キャラクター描写の上手さ、一人称視点での情報開示の上手さが組み合わさり、そりゃこのシリーズ人気でるよなぁと納得する隙のなさ。『火曜クラブ』ではマープルがナメられてる話も多かったけど、本作の語り手・レン牧師はマープルに一目を置いている人物なので、その辺のストレスも少ない。
メインのプロザロー殺しの他に、ミステリアスな独居女性の正体、牧師館の献金着服疑惑、考古学者と秘書の関係、匿名の手紙の差出人の謎などのサブプロットがあって、どれもが閉鎖的な村のせせこましさに溢れている。けれど新しい噂話が浮上してくるたびに、マープルの意見を早く聞きたくてしかたなくなる。現実にこんなばあさんが近所にいたらすごく嫌なんだが、読者としては茶飲み友だちに加わって一緒にゴシップを語りたい、ミス・マープルはそんな気持ちを叶えてくれるシリーズだと思う。
アン、レティス、レストレンジという秘密を抱えた女性たちの奥行きあるキャラ造形や、一見軽薄な牧師の若妻グリゼルダに好感を持たせて終わるラストなど、クリスティーの女性描写の技も光る。
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ミス・マープル最初の長編。面白かった! 翻訳も読みやすくて一気読みした。
趣味は人間性の観察というミス・マープル。ただのゴシップ好きお婆さんではなく、人間性を観察して類型に分けて分析するという本格派。プロファイリングか、とツッコミたくなる。意外とユーモアもあっていいキャラだ。ラストが良かった。
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マープル長編1作目!
牧師先生視点で話が進み、以前読んだ2作よりもマープルがサブキャラ感ある。
マープル視点がないので、牧師や警察からの印象で目敏くてめんどくさい老女のイメージが強い。
言ってしまえば、いつものどんでん返し系ではあるけど、またいつものごとく容疑者が多い…!になって、最後まで誰が犯人なのか分からず面白かった。
名前がいつも覚えられないけど、今作は名前の印象が似てる人物が多い気がして何回も誰だっけ?と名前を確認した。
今回は購入せず図書館で借りて読んだので、折り目がつけられず、印象的な部分や地図がパッと読み返せなかったので
返却日に追われるプレッシャーも少しあるし、購入するのが1番だなぁと思った。ちょっと高いけど…。
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愛すべきミス・マープルシリーズの長編一作目に当たる訳だが、マープルのお披露目には最適な作品である。
マープルシリーズは短編からスタートしており、後々「火曜クラブ」が発売されるが、本当の意味でマープルの驚異的な推理力を知らしめられるのは「火曜クラブ」であり、長編としての面白さ、彼女がどの様な人物であるかを読み解くのであれば、今作「牧師館の殺人」が最適である。
田舎の村、セント・メアリー・ミードで起きた殺人事件。長閑な場所で、十五年以上殺人等が起きていないこの土地で、一人の老紳士が牧師の家の書斎で頭を撃ち抜かれて殺害されている。若い画家が殺害を自供し、事件は解決されたかと思いきや、様々なトラブルが発生していきセント・メアリー・ミードは大騒ぎだ(まさしく文字通り大騒ぎだ。設定はありきたりなのだが、時代背景の違いが強く、警察が横柄だったり(なんてひどい捜査だ!!)婦人たちが煩わしかったり(なんて恐ろしい土地か!!)とにかく田舎の長閑さと比較して人間の内面、人間的な部分が存分に表現されている作品だ(田舎の人間であれば今作の様な人間的な煩わしさを現代でも経験した事があるだろう)
「ミス・マープルは常に正しい。」ある意味で住人達の中に彼女の全てを見透かしている様な態度について恐ろしさを感じているのは驚きだった。優しいオールドミス(オールドミスには皮肉もある様で優しい訳がないのだが(笑))のイメージがあったのだが、数作品読み進めると彼女の内面の強さや正義感優しさ等のバランスがわかる様になる。
今作では犯人はとても意外であり、僕自身は再読のため、とある人物が犯人だったなぁと読んでいたら記憶が間違っており。ある意味で新鮮に衝撃を受けた訳だが、同じ様な構造の作品はクリスティの他作でも見受けられ、しかし良い意味で繰り返されており、クリスティがそれぞれの探偵やノンシリーズで上手に構成を当てはめてパズルの様にマネジメントしている事を尊敬している。それでいてストーリーは面白いし、トリックは新鮮、ドンデン返しもある為満足のいく作品だ。
ある意味で読みやすく王道のミステリーといっても良いだろう。まず何を読むかを相談されればおすすめの一冊に今作が該当するだろう。
セント・メアリー・ミードはこれ程恐ろしいむらだったのかと。衝撃的だったが、この様な環境かにおいて幼少からきたえられたマープルは必然的に人間性を観察するやり方を学んたのだろう。