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クリスティー読了4冊目。
牧師さんのキャラがいい!
個性派ぞろいの村人たちの中で、安心できる常識人の主人公です。
年の差婚の妻にメロメロなところ、解説を読んでクリスティーと再婚後の夫も...と納得。辛辣なラブレター笑
中盤は容疑者が二転三転、ストーン博士&ミス・クラム、ミス・レストレンジの謎など、少し詰め込みすぎな感じを受けました。
ストーン博士のミスリードは必要だったのかな...
甥の登場も、キーパーソンかと思いきやそうでもなく。
ミス・マープルご活躍の終盤とラストの整い方にはスッキリ!
牧師さん家族のその後も気になる終わり方でした
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あーあ、面白いミステリが読みたいなーーと思って助けてクリスティー!と読んだら…最&高!笑
もー面白すぎる!これだよこれなんだよ〜〜!大満足。
犯人わかった時本を取り落とすかと思った。
この鮮やかな謎解きを待ってた。
変にグロくもなく特殊な設定とか余計なものナシ、静かな村で起きたひとつの殺人を追うだけでノンストップで読み切らせる物語の上手さにひれ伏しちゃう。余計なものがないんだよねー!
登場人物も多いから、読みながら推理するのも楽しいし、暇を持て余した老嬢(この単語すごい)たちの無益なおしゃべりも退屈すぎて笑える。
さすがに時代が違いすぎて、物語の中で当たり前に過ぎてくこまかな描写がわかんないことも多いけど、100年近く前に書かれたとは信じられない。
次はアクロイド殺し読むの楽しみだなー。
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久しぶりにクリスティでも読むかと思ってミス・マープル・シリーズを読み返している…といいつつ、この「牧師館の殺人」は初読な気がする。学生時代、ポアロは好きだったけど、マープルはあんまり読まなかったんだよな。
謎解きの要素は謎解きの要素としてあるのだが、そんなクラッシク・ミステリーを楽しむ年でもないので、イギリス田舎町の有閑婦人やメイドの、時代がかった描写が楽しい。1930年というから、ざっと100年ほど前の現代小説。
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作中で「人間性」の話題がよく出てくるから、登場人物全員を疑いながら読み進めていたけど、誰が犯人か見当もつかなかった。最後の謎解きでは「そこかーーーっ」と悔しい気持ちになった。
これの直前に読んだクリスティーの作品が「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」で、わたしはこっちの冒険とロマンスと謎解きがある方が好みかも…と、思いつつ、狭いコミュニティの中で繰り広げられる謎解きも面白く読めた。
これまで本を読んできて、少し前の時代のイギリスのイメージはぼや〜っとあったけど、今作ではよりくっきりイメージできるようになった気がする。
ミス・マープルをはじめとする牧師さんやグリゼルダなどのキャラクターがチャーミングでよかった。
村で起きた事件が題材だったので、この先のシリーズでミス・マープルはどんなふうに事件に遭遇していくんだろう?というところが単純に気になる。
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オーディブルで
ミス・マープル最初の事件。
初めて読むと思う。それかはるか昔に読んで忘れてるか。
マープルとご近所さんたちは本当に近所に住んでいるんだな!と驚く。隣同士とか、一軒先、二軒先、とか。実際の想定距離はどれくらいなんだろう。
クレメント牧師の若い妻、グリゼルダは夫が思うよりずっとかしこく、自分のしあわせを自分でちゃんと選び取っているようだ。夫が夫自身の規範に反しても妻の魅力に抗えずにいることを知っている。
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『鏡は横にひび割れて』を読んだところ、過去作に登場したであろう人やモノがたくさん出てきたので、これは最初から読もうと決意。マープルシリーズとしては4冊目になります。
『火曜クラブ』を読んだ時に、「セント・ミアリ・ミード村、なんて恐ろしい場所……」と震えたのですが、今作でそれがよくわかりました。しかし、田舎の人間にはゴシップしか楽しみがないというのは万国共通なのでしょうか。うちの田舎にそっくりです。これが「人間性の問題」ということか。
妙に愛嬌のあるクレメント牧師の語りに和みもするものの、村の人物が多く、誰がどんな性格で何を目撃していたかを把握するのが難しくて、なかなかページが進みませんでした……。そういった点では、再読の方がもっと楽しめそうですね。
今まさにマープルシリーズを発表順に読んでいる私ですが、これから読み進めるという方には『予告殺人』からオススメしたいところ。あちらに比べると、こちらは展開がややのんびりに感じました。でも、「最初期のマープルさんはこんな感じに見られていたのか〜」といった楽しみ方ができました。
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嫌われ者の老大佐が静かな田舎町の牧師館で殺されるところから始まるミス・マープル初登場の作品。
物語は牧師館の主であるクレメント牧師視点で語られ、村のあらゆる人物たちの人間性と置かれた状況から「だれが大佐を殺したのか」を推理していく。
結局犯人はローレンス青年と大佐の妻アンであったが、最初に自首した二人が実は真犯人であったというのはよくありそうでなさそうな展開だ。犯人が偽の自首をすることで完璧なアリバイを確保し二度と疑われることがないよう好印象に振る舞うのは、実は現実によくあることで、珍しいのは彼らが殺人犯とその恋人であった点だ。
レティスは母と海外で静かに暮らすが、デニスはやはり船乗りになるのだろうか。そして気になるのはグリゼルダが宣言通り良妻賢母となるのか否か。きっと彼女は誰もが慕う牧師様の美しく慈愛に満ちた妻となるのだろう。
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初めてのアガサ・クリスティー作品でしたが、これほど有名で永く愛されている理由が一冊でわかる事に、まず感動しました!
小さな村で起こった殺人事件をベースに村社会あるあるや人々の特徴などが、現代とあまり変わらない様子なので読んでいて古さを感じませんでした!
警察以外の推理好きが紐解いていく様は名探偵コナンを連想してしまい、余計読みやすかったです!
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どこかで聞いたことがあるトリックではあったけれど、それはむしろ逆で、この作品からありとあらゆるミステリーにオマージュされていったのだなと感じた。
疑いの晴れた人間は確かに誰も疑わない、その心理をついてトリックに用いたのはさすがアガサクリスティだなと思わせられるし、いい意味での裏切りが好きなので、謎の婦人が被害者の一人娘の母親というオチに「あ、そういうことか〜」と思わせられた。古典的じゃなくてここから始まっていったんだと思いながら読むと本当に感慨深いし、こんな奇抜な筋書きを次々思いつくアガサクリスティは本当にすごいと思う。