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神田氏の春夏秋冬理論をベースに各時代の特徴を現代のよくある会社の中間管理の主人公が、苦手とする上司や部下の時代にタイムスリップし、上司や部下を理解するという物語。会社での人間関係とどう向き合うか?を考えさせられる内容。続に言うジェネレーションギャップの背後にあるその時代の生き方が見えてくる。
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1日で読み終わった。読みながら泣いてしまった。
神田昌典さんの春夏秋冬理論(70年周期説)を元に、42歳のサラリーマンが戦後、行動成長期、バブル期、大震災後にタイムスリップし、それぞれの時代の人の役割を認識し、現在のビジネスマンの対立の裏にある、真実の優しさに気付くという物語である。
これをサラリーマン時代に読んでいたら、もっと様々な年代の人に優しくなれたし、手を携えられた(それは今でも必要ですが)と思う。
そして、現在は、神田さんの理論で言えば、今年の大震災は、1941年の太平洋戦争勃発に匹敵する出来事。帝国主義を放棄せざるを得ず、戦後の復興に向かうのと同じレベルの大変化に向けて、我々はあと4年間で準備をしなくてはいけない。
その時代を向かえるためには、それぞれの時代の人々がお互い手を取り合い、いらない価値観を捨て、新たな価値観を生み出すバトンを受け継ぎ、受け渡していかなくてはいけない。
日本を救いたい、日本をどうにかしたいという人は、ぜひぜひ読んでいただきたい一冊である。どんな年代の人も、自分が何をすべきか、それがわかる本です。
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先輩が頂いた著書。
放送作家と経営コンサルタントのコラボ書というのを初めて読みました。
楽しめるかつ自分が主人公になった感はあります。
20代~70代まで、各世代がどんな社会を生きてきたのかが垣間見れる本です。
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日本の未来が見えるビジネス小説ということで読んでみました。高度経済成長期や、バブル期、終戦直後の日本を小説の話を通して知れただけでもかなり収穫のある1冊でした。私も高い意識を持ったメンバーによる読書会に参加したいです。
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会社内の世代間格差について、それぞれの世代からの視点でみることができる物語。物語として面白く、温かい気持ちになれる本。
上司や部下との関係で悩んでいる人には、新しい視点を持てる本だとおもいます。
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監修者の「はじめに」と「解説」は、
読まないことをおすすめ…。興ざめします…。
なぜ、作者よりも監修者の方が上位なんだろぅ…??
本編は、終盤の終戦直後あたりから残念な方向に…。
東日本大震災の後に、たぶん便乗して?
終盤以降を書き直したのが、残念の原因でしょう…。
好不況のサインカーブをロングタームで考え、
4世代にそれぞれの役割を当てはめて考えることは、
特に目新しくはないと思いますが…、
結局のところ…、このサインカーブの中で、
「今を生きる世代には、夢も希望もない」って
言ってるようなもんだと思うんだけど…。
やっぱり…、
もしドラの何匹目かのドジョウを狙ったのかな…??
ビジネス系のライト小説としては、まぁいいと思います…。
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戦後~高度成長期~バブル~現代を四季に例え
表現した一冊。
現代は秋からまさに冬へ真っ只中。
ただそんな苦境にこそこれまでの根底を覆す考えが
生まれ、日本を復活させる。
それを行うのは他でもない
二十代、三十代の私たちだ!!
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戦後70年まで、あと4年。
日本の歴史を振り返ると、春夏秋冬の時代に分けることができるだろう。
今はまさに、秋の時代。
あと4年で、冬の時代の到来である。
震災にギリシャ危機を端にするユーロ不安。大変革がまさに今、起こっている。
そんな中で、それぞれの時代を生きてきた、同僚、上司、後輩の三者で、
この時代を乗り越えていかなければならないのである。
お互いのことを、あまりに知らなすぎる。
つまり、知らないことが原因で、世代間の断絶という事態が、起きているのである。
生きてきた時代を知ることで、それぞれの目線を知ることができるし、
分からないと思っていた、感性を理解することができる。
それぞれの世代の優しさを知り、自分にとっての優しい会社に気付くことでしょう。
自分の立ち位置を知った時、「チーム自分」が発動され、
まだ見ぬ未来の構築が始まるのです。
ぜひ読んでほしいい1冊と言えます。
なお、この本に登場する「主人公」が、私には、スト―リー・テラーの神田昌典に見えたのも、
自然な感じだったと言えます(笑)。
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小説って読むことほとんどないんですが、この本は小説でありビジネスや世代論のことなど満載です。ちょうど本当の本棚にあったので最初に登録してみました
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物語調で読みやすい。
著者の唱える一世代20年弱の歴史を
各時代にタイムスリップする形で紹介していく。
戦後すぐの冬の時代は、何も無いなかでとにかく作る、タネをまく。
その芽が出る春の時代は、それを形に
して広げる。時代としては高度経済成長期。
次のバブルが夏。モノは溢れているので使い方、価値作りが必要になり、良くすることが求められる時代。
次の時代はネットバブルからの秋。
出来上がったものを壊して行く。
そして、次の2015年からまた冬の時代。新しい価値のなかで新しいものを生み出して行く時代。
多少違和感のあるところもあるけど、流れとしてはわかりやすいし、納得の部分もある。
ただ、共産主義が資本主義からの先進性を歌って結果がともなわなかったように、どこまでの確実性があるかは未知数だなぁとも思う。
こういう視点で俯瞰して話を考えられる力はステキだなぁと思いつつ。
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国の成長サイクルを70年周期と仮定し、終戦をスタートとすると、終戦後の混乱期、高度成長期、バブルをはさんだ時期、現在、と17年ほどの間隔で4期に分けることができる、とします。ちなみに終戦の77年前は明治維新になります。
ビジネス本の体裁を取らず小説仕立てにすることでそれぞれの時期に青年期を迎えたビジネスマンたちの行動原理、思想の背景を描きだします。
本書では、違う期に社会に出た人たちがお互いに解りあえているか、というとそうではない。例えば高度成長期を知る世代は往々にして「過去に酔っている」「現実を直視しない」などと言われがちです。しかし、高度成長期、寝る間も惜しんで熱に浮かされるように働いた、あの時期に社会人として成長した世代なら、自然とそのような言動になるのではないか、というのが本書の指摘です。
日本の中で世代が違うことだけで解りあえず、それらの世代の方々が同じ会社で働いている場合ものすごいロスが出ているのでは、この本を読めば少しは「理解」できるのでは、とします。
下の世代、何に対しても貪欲さがなく草食などと言われる世代について、これから冬の時期に入るという前提で、
「国をリセットしまったく新しい発想を生み出す」世代なのだから年次が上の世代から見れば理解不能で当然ではないか、とします。
確かに明治維新のころの志士たちの主張はその上の年代の武士たちには理解できなかったでしょうし、終戦後の混乱期に会社を興した人たちも「売れない」「できっこない」と言われながら起業しています。
今の世相がすこし腑に落ちた感じがします。
東日本大震災がサイクルのピリオドだとしたら、実は日本はすでに新しいサイクルに入っているのかもしれません。
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現代(秋の時代)と戦後(冬の時代)、高度成長期(春の時代)、バブル期(夏の時代)について書いた小説。
こうれやってみると、自分はある意味、次の冬の時代の人間になるよう。
ただ、次の冬の時代になる人物が、意識高い系という。自分は本は読むけど、「なんとかなるんじゃないか」と楽観的に考える意識低い人間なので、次の冬の時代は他の人に担ってもらいたいと思う。
それにしても、高度成長期の日本人は本当熱心に働いていたんだろなということがよく分かる。いったい、始業時間は何時なんだ。
後、バブル期もタクシーの争奪戦とか、本当にすごかったんだなと。こんな時代がまた来る日はあるのだろうか。なお、自分はバブルがピークのころに生まれたそう。
ところで、7月30日から日が明けてなぜか8月1日になるという。「7月30日ですよね?」「もう午前3時だから、日付は変わってます。8月1日ですよ」って誰か間違いに気づかなかったんだろうか。さすがに、2版では修正されてると思うけど。
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上下関係に悩むどこでもいそうなサラリーマンがタイムスリップして、戦後の幾つかの時代を彷徨う。それぞれの時代によって、必要とされる人物・役割は違うし、それぞれの世代が役割を持っている。それを前向きに全うしようと思える話だった。