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紙の本
絵本のような詩のようなちびノラにゃこの癒し
2011/07/12 07:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:asura - この投稿者のレビュー一覧を見る
白い空間になめらかで均一な線で描かれた崩れのない造形。詩的な情景。
私が鈴木志保女氏に惚れこんだきっかけが今は無きデザイン雑誌『デザインプレックス』の別冊『デザインフレックス』に掲載されていた『タンポポ123』でした。
日本家屋で飼われているもっちりとした顔の着ぐるみを着た子供のような生き物「にゃこ」。ティッシュの空箱を履いた無邪気な姿でありながら威風堂々とする心持はロンメルの行進であるシュールさ。飼い主奥さんは雲上高く慈愛に満ちたグレートマザーの眼差し。
出版されたにゃんぽぽ123は幸福な家から別の空間へにゃこが迷い込んでしまう物語ですが、デザインフレックス掲載作と比べると物悲しさや終わりの気配や独特のシュールさは薄れ、小さくて柔らかなものをにゃこは宝物のように巡って往きます。ちびっきに共通すると思ったら「ちび」も出てきました。
個人的には退廃したシュールさが好きだったので初期の感性が薄れるのは残念です。優しい、かわいらしいものが好きな人にはお勧めです。
鈴木志保:
代表作はアシカを主人公にした終末観世界『船を建てる』や、机上の妖精チビの日常『ちびっき』『ちびこの日記』。小川糸原作の『食堂かたつむり』のコミック版、NHK人形劇『バケルノ小学校』キャラクターデザインを担当。
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