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視点がいろいろ変わってだんだん全体像が見えてくる。
この手の連作短編好きです!
http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-759.html
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オムニバス形式で読みやすい。
「はるがいったら」の頃から、人物描写がとてもうまい作家さんだと感じていました。今回も、物語の登場人物がリアルで、ドラマを見ているみたいに楽しませてもらいました。
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大人のための少女小説。
映画化するにはこじんまりとしてて、連ドラ化するにはお金がかかるかしら、とか、そんなことを思いながら読んだ。
この作家、これから売れていくと思う。
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まず人物相関図が欲しくなる。
毎回違う人物の目線で話が進む。
現実世界では相手の気持ちは相手にしかわからないから、いろいろな人の気持ちを知ることができて面白い。
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タイニー・タイニー・ハッピー(通称タニハピ)という名の
ショッピングセンターに関わる人達の恋模様(+日常のあれこれ)を
誇張もなく丁寧に描いた連作短編集。
物語の展開や登場人物の感情に大きな揺れがないのに、
それでも読者を惹きつける魅力を持った物語の数々。
きっとこのあたりが飛鳥井さんの得意パターンですね。
個人的には、『ウォータープルーフ』が一番好きだったな。
ミステリというほどではないけど、これは唯一伏線がうまく使われてる。
登場人物があまり表に出さない部分をあんな形で表現しちゃうなんてね。
そして、それにちゃんと気付ける男がいるなんてね。
ほかにもたくさんいいのがあって選ぶのは難しいくらい。
共通して言えるのはタイトルと内容の関係性のうまさ。
タイトルが先なのか物語が先なのか分からないけど、
「なんでこんなタイトルなんだろ?」っていうのがひとつもない。
その点もわたくしが気に入ったところ。
飛鳥井さんの風景(情景)描写も素敵だし、
ぜひぜひたくさんの人に読んでもらいたい。
そろそろ読書の秋ですよ。
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大人と言うほど大人でなく、子供と言うほど子供でもない複数の男女が織り成す人間模様。派手さはないけれどスッと入っていける心地良い話しだった。
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ひとつの場所(アイテム)を中心に、そこに携わる人びとのエピソードの短編連作、というのはよくある手法なのだろうが、だとしたら私にはスパイス不足。
同じスタイルの、有川さんの『阪急電車』が前菜からデザートまで、すべてが私の口にあったものだとするなら。
でも解説読んだら、この作家さんはこれから絶対ブレイクすると太鼓判が。
ほう、そうなのか。
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大きな事件はないけど、
いろんな視点で描かれる、タニハピでの物語に
ほっこり心があたたまる。
解説を読んで、著者のほかの作品も
読みたくなった。
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物凄く普通で、でもその普通さがホントにリアルな作品。
だから凄く小さい事件や変化を通して、
ほんの少しだけ登場人物たちが成長していくのを見て、
いつしか読んでいる側が小さな小さな幸せ感に包まれている。
久々に恋愛小説で最高評価をつけたい小説に出会った。
大作ではないですが、傑作です。
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すごくリアルな、数組のカップルの日常。
タイプの違うカップルの中に自身を投影して読むのも面白いと思う。
「あぁこういうことってあるよなぁ…」ってしみじみしてしまうような日常。
劇的な展開はないけど、読みやすいと思う。
個人的には「フェードアウト」の主人公が言われたいた以下の台詞が印象的だった(あんまり恋愛関係ないけど)
「きつい言い方になるけど、上司に言っていいことかどうか見極められなかったり、自分のことこの人は好きかどうかとか、この歳になっても分からなかったり。そういう人の方が社会性には欠けると思うな。理屈では、確かにそっちの方が正しいんだけどね」(p.231)
ああ、自分のことを言われている様( ノД`)…
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えらく読むのがしんどかった。
「こういうのが私の理想の女子」みたいな気配がしてしまって、若干無理。
ストーリーも落とし所に違和感があるし、どうやら合わないらしい。
残念だ。
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三省堂で山積みになりポップアップも素敵だったのでつい購入した、
短編つながり恋愛小説。
半分まで読んだ時、
若干だるい恋愛小説だなと思ってしまったんだけど
1つのストーリーとして読み切ると
タイトルの通り、タイニータイニーハッピーの気持ちがやってきた
この人の恋愛観に共感する!
というより
すべての人物の恋愛観を私は持ち合わせてると思う。
そして勉強になる。
思いやりも大切だし
全てを直球に言わない優しさもあるだろうし
待つ事も必要だろうし
切ない事も悲しい事もあるけど
恋愛での小さな幸せって
心が一番あったまるものの1つだよね
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短編集。
幸せの形は人それぞれなんだなぁ。
笑うタイミングが同じ人
泣くタイミングが同じ人
そんな同じを重ねていきたいな
って思いました。
幸せって意外とすぐ近くにあるんですね。
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ほっこり。
短編集なのだけど、微妙にキャラたちがクロスしていて、たとえば同じ出来事が、彼から見ると「こう」で、彼女からすると「そう」なんだぁ。とか、そういうのも、なんかイイです。
すごく深刻でもなく、だけど、なんだろ、それぞれみんな不器用に、けど、ひととの関わりを簡単にギブしちゃわないキャラたち。
小さな幸せ、の意味を、ちょっと考えちゃいました。
読み終わってから、応援ペーパーを読むと、おぉ♪です。
(三省堂書店有楽町店でゲット。
かわいくって、すごく凝ったつくりのPOPにしばし見とれてから購入。応援ペーパーもいただいちゃった♪)
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飛鳥井千砂先生(@chisalatte)、三省堂書店有楽町店さん(@yrakch_sanseido)に感謝を。
本当に小さい小さい些細な日常で、でそれがとても大切で幸せなこと。
暖かくて細やかで、読後感はふんわり。
ウォータープルーフ(のマスカラ)とか、ウェッジソール(のサンダル)とか小道具の使い方がピリッと利いてるかな。一編一編の主人公が男、女、男、女と巧く配されて旦那さんで始まって奥さんで終わるところとか、サブタイトルがみんなカタカナで統一されてるとか、そういう小さいテクニカルなところもなるほどと思った。
あと私の場合、読むにあたって秘密兵器がありました。↑の、三省堂さんでいただいた応援ペーパー。すごくタニハピ愛に溢れていて、相関関係は目を回すほど複雑ではないけれど、確認するのにとても重宝だし、想像が膨らみました。どうもありがとうございました。
ところで、ひとつだけ解決してないよね!? あそこ!
どうなるんでしょう。続編が出る?? ちょっと気になりますw