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2015/11/30 22:15
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投稿者:tennisqp - この投稿者のレビュー一覧を見る
学校で教えられた歴史で、勉強を止めるのではなく、更に真実の歴史そして、歴史の裏側を見ていくべきです、若者達よ!
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日本史は今までちゃんと勉強してなかったから基本的な知識もない状態で読んだけど、とても面白くて一気に読めた。
年号や用語を重視するのではなく、物語を重視した通史の本。(読んでる最中、年表欲しいなぁと思ったりもしたけど)教科書とは違って著者の「史観」が盛り込まれてておもしろい。
歴史の勉強が嫌いだった自分でも、素直に日本史って面白いなーと思えた。もっと勉強しようと思えたということで、入門書としては100点かと。
日本の歴史は、神話の時代からひと続きに繋がっており、現代の天皇家まで途切れていない。その点は世界的に見ても極めて珍しい国だ。この本ではその神話から初代天皇(神武天皇)までの繋がりも解説されていて面白い。
もちろん神話は神話であって事実とは考えにくいが、日本の場合はこれが歴史的に意味を持っているということは面白い。
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古代から現在までの日本の歴史の繋がりがわかりやすくまとめられている。
著者の専門はイギリス国学史であり日本史の専門ではないが、だからこそ通史としてまとめることが出来たと本人も書いている。
内容は、教科書に出てくるような人物・事件を中心に展開されるが、その背景となる当時の人の考え方や状況を交えて書かれてある為、知識としてではなく流れとして歴史を捉えることが出来る。
日清、日露戦争や韓国併合、第二次世界大戦と繋がる日本が置かれた状況に関しては、日本の正統性を主張する表現が目についたが、他者が書いた歴史書と合わせて読んでみたい。
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『海賊とよばれた男』(http://booklog.jp/item/1/4062175657)を読んで、改めて日本について考えてみたくなって読みました。
今更ですが、歴史というのはずっと繋がっているものであり、「あれがこうなって、ああなって、そしてそうなった」というのがよく分かる本です。
もう一つ、歴史は正義と悪の二元論では決して語れず、あくまでいくつかの立場があっただけということ。
特に、著者も指摘していますが、太平洋戦争について、日本が悪かったと我々は理解しがちだと思います。
ここで誰が悪かったかという話をする気もないですし、そんな知識もありませんが、現代社会に大きな影響を与えるこの戦争について、もっと勉強せねばならんのではないでしょうか。
2012年を締めくくるのには良い本でした。
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歴史の繋がりを語ってくれていて、読んでて面白かった。通史なので、あまり興味のわかない時代の部分は読むのが若干辛かったりもした。次は興味の持てる時代の歴史本を読むのも良さそう。
全体を通して愛国心に満ちており、義務教育で学ぶ歴史観と全然違っていた。何が真実なのか、わからなくなる。
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通史を書こうと言う気概はいいのだけど、本当に正しい情報が描かれているかというと微妙。たとえば長篠の戦いの鉄砲隊3枚作戦は正確な原典が無く江戸時代の創作の可能性が高いと言われているのに史実として記載するのはどうだろう。また、天皇を基軸とした歴史観と言う点もあまり評価できない。歴史を語るには史観が要るというが、それが単なる色眼鏡では資料としての価値を失うと思う。
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転換期には原因があり、その原因について
明瞭に記載されている。
特に、平和な平安時代から武家社会への移り変わり
太平洋戦争に至るまでの経緯
が、興味深かった。
また、改めて考えさせられたところとして
日本とは、神話が今現在も続く天皇家に
直結している特異な国である。
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王朝の断絶がない日本では、神話の伝承は歴史研究から切り離せない。日本の国体(国の体質)は、断絶したことはないが、大きな変化は五回あり、今は六回目の変化を待っている時代である。歴史評論の第一人者が、日本の通史を初めて1冊で著した「渡部日本史」の決定版。大人のための歴史教科書。(Amazon.co.jp)
休日を利用して日本史のおさらいを。本著は日本が誕生した日本神話~神武天皇から始まり、民主党政権(管政権)まで駆け足で学べる内容です。そしてオモシロかったのが、表面的な史実の記述だけでなく、文献や時代背景などを踏まえた著者の史観。高校日本史は暗記中心になるので、これだけの考察や自説はまず学べないと思います。
中でも深く納得したのが、日本の国体(国の体質)変化は今まで5回あったという説。以下、備忘録としてメモ。
1回目 第31代用明天皇の仏教改宗
2回目 源頼朝が鎌倉幕府を開き、守護・地頭を設置
3回目 承久の乱で後鳥羽上皇ほかを島流し
4回目 明治憲法の制定
5回目 日本国憲法(現憲法)の制定
これらは、国家・思想・権力者が変わったきっかけで、その後の日本に大きな影響を与えた出来事。また著者が力説していたのが、神話から始まった天皇家は、南北朝時代のゴタゴタはあったものの、現在に至るまで一度も断絶されておらず、世界から見ても特異な国家とのこと。確かに、フランス革命や辛亥革命などは国王や皇帝が断絶されているので、そう考えると日本の場合は革命は起きておらず、国体変化と表現したほうが自然なのかもしれないですね。
そんな感じでテンポよく読んでいたのですが、1910年の韓国併合あたりから徐々に違和感を覚え始めます。いわゆる陰謀論なのですが、そのあとに続く満州国の建国・盧溝橋事件・南京大虐殺などについては、かなり右傾化した見解が述べられており、今まで見聞した内容とかなり乖離しているというのが率直な感想です。著者の近代史観を言及すると賛否両論あるので控えたいのですが、当時の事件をより詳しく知ることは、後世に生きる私たち日本人が同じ過ちを犯さないための責務でもあるように思います。終盤は複雑な気持ちで読み進めたのですが、日本史をひとつのストーリーとして認識できると思うので興味のある方はぜひ。
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神話~近代(現代?)にかけて要点のみ。いわゆる教科書とは違い一貫した視点での考察が織り込まれていて、知識だけじゃない読みごたえ。
当時の日本人はこう考えていただろうという視点や、海外の他文化・他文明との比較も面白い。
複眼的な歴史観が養われたような気持ちになれる。
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この一冊で日本の歴史がすべて分かる(笑)
大人のための教科書!?って感じです。
著者のかなり偏ったものの見方はあるものの、分かりやすい説明で、フムフムという場面もあり、既成観念を一旦クリアにするにはいいかも(^^;)
近代史の下りは、ちょっと傾斜がキツかったかなぁ(゜∀゜ゞ)