投稿元:
レビューを見る
相変わらず良いテンポで読ませるけど、主人公のキャラが薄い気がした。なんでそこまで正義感に燃えてるのかの動機がもっと描かれていれば感情移入しやすかったかも。あと、ヒロインが主人公に着いて行くってのも無理やりすぎ。
投稿元:
レビューを見る
散弾銃を手に披露宴会場へ進む女性と、その銃を奪う計画の男性。
いくつもの運命が一夜の高速道路を失踪し、次第に絡み合う物語。
先日、ドラマにもなっていたので気になって読みました。
ドラマは見てないですがw
宮部さんの作品はテンポが好きで、いつもサクサク読めます。
「そんなところにその情景を描くとは!」って。
ときどき面白い発見もあります。
人は一瞬で怪物になるんだなーって感じさせられます。
復讐が復讐を呼び、残った人だけが悲しむ。
なんか切ない気分にもなりました。
復讐の是非を考えたい方にオススメの作品です。
投稿元:
レビューを見る
いやぁ~・・・これはダメでした。ストーリーと展開に無理があって、のめり込めません。宮部さんなので「何処かから引き込まれるはず!」って思っているうちに、終わってしまいました。。。
投稿元:
レビューを見る
慶子の気持ちが痛い。黒沢さんの優しさが沁みる。
修治は織口さんのやろうとしたことを代わりにやったのかと思ってたけど、織口さんのやろうとしたことを理解したから、自分の意思でああしたんだなと今は思う。
投稿元:
レビューを見る
何が正義で何が悪なのか、よくある話材ではあるけれど、そこに宮部みゆきらしさが含まれていて、読みやすいストーリー。
投稿元:
レビューを見る
元妻と娘の復讐のため犯人を狙う織口。それを止めるために追う修治。復讐は果たされるのか。どういう結末が待っているのかハラハラしながら読み進めた。しかし読み終えて、他に取る手段はなかったのかと疑問が残る。モヤモヤ感が消えない。唯一、慶子が復讐を思いとどまることが出来たのは良かった。
投稿元:
レビューを見る
結婚式にショットガンを持って乗り込む女と、別の理由でそれを狙う一人の男。復讐の一夜。多面的な人物描写と、スピード感、パズルのような構成は圧巻。多少強引な部分はあるが、アメリカンロードムービーを思わせる素晴らしい作品。
投稿元:
レビューを見る
複数の登場人物がそれぞれの生き方をしていて、てんでバラバラの人生でその登場人物すべてがバラバラの物語の主人公のようなのに、最後にはひとつに収束していくのが、すごかったです。
ものすごく面白かったです。
投稿元:
レビューを見る
散弾銃を抱えて、結婚式場に向かう女。この始まりで、すでにワクワクドキドキ。
でも、途中からスピードダウン。加害者への復讐劇、後味も微妙。
どうして見ず知らずの人が、あんなにお節介に協力するのか。
変な期待と予想を読む前からしてしまっていたのかも。
投稿元:
レビューを見る
なかなか面白い小説でした。
最初から最後までテンポよく、スピード感があってサクサク読める。
復讐をテーマに、二人の男女が周りの人間を巻き込んでいく人物描写と、
パズルのような構成はさすが。
途中、私的には失速しましたが飽きなかったので良かった。
しかしながら、前半はかなり一生懸命読みました。
文章に、「人は一瞬で怪物になる…」なるほどと思った。確かに、どんなにいい人でも時には、そうなる事もあるかもと思う...
投稿元:
レビューを見る
1992年6月にカッパノベルズで刊行された作品だが、宮部先生の主な登場人物一人一人を疎かにせず描き分けるスタイルは、既に確立されていたのだ。この頃の宮部作品は、発掘して読んでおく価値がありそうだ。
録画されていた「TBSスペシャルドラマ企画 宮部みゆき4週連続 “極上”ミステリー」を観るための「駆け込み読書」第二弾は「女性が散弾銃を抱えて、かつて恋人だった男の披露宴会場に現れる」という物騒なものである。
宮部みゆきさん得意の複数視点で描かれる物語りは、私の予想を裏切り続ける一ひねりも二ひねりもある意外な展開で、スリリングであった。まんべんなく蒔かれた伏線が、一つひとつ収斂してゆく過程が見事で、頁を捲る読者を楽しませてくれる。
不幸な運命に自ら留めを刺そうとしている人物を何とか助けようとする主人公たち、サスペンス的な緊張感も楽しめるミステリー。語り手がコロコロ変わるのに、夫々の視点で物語りを追うことができるほど、夫々の登場人物に感情移入してしまった。
どんなに真直ぐに生きている人にも、いや真直ぐに生きているからこそ、悪意は伝播しやすく、自らを破壊してしまうほど激しく燃え上がってしまうのかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
宮部さんの作品を最初から最後まで読んだのはこれが初めて。ストーリーも文体も個人的にはハマって、また別の作品を読んでみたいな、と思わせる作品でした。悲壮感漂う登場人物は、心の中の魔物と日々隣り合わせの我々をデフォルメしたものと思えば、哲学的にも心に響くものがありました。
投稿元:
レビューを見る
復讐をする主人公の一夜の出来事。
様々な人との関わりから、その人々の思いまで描かれていて、一気に読んでしまいました。
法廷では裁ききれない思い…
私自身はのんびりと生きていて、今の所そんな思いに駆られる事は無い…
でも犯罪に関わる当事者になったら、どうなんだろう…考えさせられるけど、結論は出ない…かな。
投稿元:
レビューを見る
それぞれの人生が絡んで、一つの結末に到達していくのが面白かったです。竹夫君がもう少し出てきて欲しかったです。
投稿元:
レビューを見る
サスペンス作品として読みごたえがあり、個人的にはこれまで読んだ宮部作品の中では1番好きな作品でした。
宮部作品のテーマとなっている?のか、この作品も普通の人があることをきっかけに怪物のような狂気性をもつことになってしまうというのがキーワードですが、銃という武器をもとに復讐というか?自分なりのケジメをつけるという2つの事件が中心となり物語は進んでいきますが、登場人物すべてが物語の展開をより面白いものに引き立てられています。