紙の本
財布は語る
2018/08/12 16:08
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
財布が持ち主について語る事により浮かび上がる劇場型殺人事件。事件絡みで有名になろうとたくらむ男女が怖い。有名にもいいものと悪いものがあるというのに。
紙の本
発想に驚きました。
2015/08/28 15:56
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投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても印象に残っている本です。財布に語らせるという発想がすごいと思います。しかも突飛なようでいて、ものすごく説得力を感じました。
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すべての章が「誰かの財布」からの視点っていうのは斬新だったけど、
なんか世界に入り込めなかった。
話の展開も普通だし、登場人物が多すぎて覚えられなかったな。
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いろいろな人達の財布が物語を語ってくれる、財布たちには視覚も聴覚もあるから人のようであり、でもポケットに入っていたりすると回りの状況が見えなかったり、なんともタッチが面白い。
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視点は、財布。登場人物それぞれの持つ、個性豊かな財布。
持ち主が彼らに入れるお札やモノを『抱く』という表現がとても心地よい。
みんなただの財布だから、当たり前に何もできない純粋なる語り手。
事件の目撃者であるものの、絶対に介入しない(できない)完全なる第三者。
それが、もどかしくて面白かった。
終盤はほんの少しあっけない感…。
わたし自身、気分を高揚させすぎたかもしれない。
わたしの財布は、はたして、わたしのことをどう語るのだろう。それを考えるのもまた、面白い。
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財布目線って斬新!なのに、全然違和感なく最後まで読めた。
面白かったけど、推理小説でこの終わり方はズルいっていうか、キリがない気がする。
犯人誰だろ、ってめちゃくちゃ推理しながら読んでたから余計泣ける。
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【あらすじ】
当初は轢き逃げと思われた事件は、実は計画的な殺人事件だった。被害者である森元隆一の妻・法子が、夫を殺した犯人について不自然なほど何も訊いてこかなかったため、警察は法子が何らかの形で事件に関与していると睨んでいた。その上、森元には8千万もの生命保険がかけられていて、受取人は法子になっている。しかし、法子には完璧なアリバイがあり…。被害者、探偵、刑事など、10人の「財布」が物語る事件の真相とは!?
【感想】
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刑事の財布、探偵の財布など、十の財布が語り手となりひとつの事件を描写。財布によって話し方が違うけれど、切り替えがわかりやすいので読みやすい。推理するよりも、財布の気持ちになって読むミステリー。できれば財布に好かれる財布に恥じない自分でいたいとおもう。
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この本は財布が語りてという財布視点での、ミステリーです。
10の財布からなる話で、10の短編小説が読んで行くうちに一つの繋がりになった感じです。
本当に長い長い殺人でした。
初心者なので読むの時間掛かり、やっと読み終わりホッとしました♪( ´▽`)
良かったです( ´ ▽ ` )ノ
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ほんまに久しぶりに読んでみた。タイトル程長編ではないが、二転三転楽しめた。昔、読んだ本を寝かして再読するのも良し。
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もう10年ぐらい前からずっと大好きな小説です。宮部さんの作品の中でもかなり初期に手に取ったもの。
いろんな人のサイフが語りべになったリレー形式?の作品です。(語彙がなくてすみません)
魅力的な人物をいつも書いてくださる宮部さんらしく、一人一人共感できる部分のあるのめり込める作品です。
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2012.8.17〜24 読了。
財布が語り手という設定がユニーク。相変わらずの語り口でうまく最後まで読まさせてくれる。この作品が「模倣犯」の原点だったんだ。
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財布が喋るという設定が面白い。
財布視点なので、分かり易いのだが、犯人までは分からないそのもどかしさが面白かった。
長い印象はない。
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なにげに宮部みゆきも初めてだな。
殺人事件の関係者の財布が事件を語っていく、というミステリー。
財布視点というのは初めてで、それがミステリーとしては独特の雰囲気というか、少し違うおもしろさを醸し出してた。
基本的に音となんとなくの状況しかわからないから、想像力がかき立てられるというか。
元々連載ものだったみたいで、短編のつながりのような構成になってたから、移動中に読むのにはすごくよかった。
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「吾輩は財布である」
そんなタイトルを付けたくなりそうな本。
って完全なるパクリですね、それも恐れ多い・・・(汗)
十個の財布が十人の持ち主について語る。
それも殺人事件に関係している話を・・・。
最初は正直、財布が語るってどうなの?と思いましたが
どんどん引き込まれていって一気読みでした。
面白い!