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私の出身高校の偉大なるOBである写真家、宮嶋茂樹氏の著書。
数々の戦地などの修羅場を渡り歩いた著者の視点から、被災地の現実を切り取る息を呑むような写真が、時にユーモアやウイットに富んだ文章とともに紹介される。比類なき惨事に対して向き合わねばならない現実と、そこでしっかりと前を向いて生きようとする人々、未来へ向けた希望などの光景が提示されている。
著者のライフワークであろう自衛隊の活動の報道にかける情熱、またその活動に対する畏敬の念もしっかりと伝わってくる。
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不肖による、東日本大震災の記憶と記録。他の報道機関ではなかなかこうはいかない圧巻の写真集である。上っ面をなぞり、「絵になる」写真ばかりで構成されたものとは圧倒的に違う、見る者の感情を抉り、身体に直に訴えて来るものがある。必携。
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やはり、この人の撮る写真と、この人の 語る言葉には…この人でなければ決して伝えられないモノがあるのだと痛感した…頭を垂れ、鼻水と涙を啜りながら、“喉元過ぎれば…”的思考停止しにならぬことを、改めて自分に課す。
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読むというより感じる。泣きそうになった。悲しみ、苦しみ、苛立ちではない。人が人のために自らを犠牲にしてまでも働き続ける姿に感動したんや。
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読み終えて
顔を洗ってきました。
涙が出てきた。
赤い文字で再起のタイトル。
読む前は少し引けたが、終えてからだとこのタイトルがなんて決まってるんだろう。
不肖の写真、本を長きにわたって読んでいたので
この写真の中でのこれまでとの変化が感じられて写真の重みを感じられた。
考えてみると、写真集で涙は初めてだな。
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「不肖・宮嶋」の手による、被災地の写真とルポ。
どれもこれも、宮嶋氏でなければ撮ることのできない写真だと思います。
私自身も少し前に、ちょっとだけ被災地(宮城県)に行かせていただきました。
地元の方々ともちょっとだけ飲んだりする機会がありましたが、皆さんあの過酷な状況を乗り越えて生活しているのだなぁと思うと、本当に頭が下がります。
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宮嶋茂樹 著(写真)「再起」、2011年8月発行。表紙は、5月2日、岩手県陸前高田市、高田高校の校門です。
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凄いの一言に尽きる。東北の震災は、想像を絶していた。ある程度想像できていたつもりだったが、全く足りなかった。アメリカ軍の救助に対する即応力に感謝と敬服するとともに、総戦力の半分を投下した自衛隊の活動に畏敬の念を覚えた。政治家の無能さを改めて感じるとともに。