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日本民族の精神世界を世界の歴史的事実と比較して味わえる本。心のふるさとを求めているすべての人にお勧めする。
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日本が明治維新を行った理由、大東亜戦争を戦った理由が「白い人から身を守ること」だったと判る書である。
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つい最近「戦争案内」という本で、日本の軍隊はフィリピン等のアジアにおいて、現在も大企業としておさまっている企業軍に操られてアジアの権益を奪った、という内容の本を読みました。
今回読んだ本は、その本とは異なり、日本兵はアジアを解放した素晴らしい兵隊であった、また初期の日本軍は向かうところ敵なしの強い軍隊であったということを解説した本です。
戦争をすることは国家が決めたことで、それを評価することは議論があると思いますが、実際にはどのようなことが起こっていたかを、その根拠のデータや事実とともに理解しておくことは大事だと思います。
以下は気になったポイントです。
・ジャワ島のパレンバンの制圧(日米開戦の10日後)は国内の石油不足を補うはずであったが、実際は南シナ海のシーレーンにいた米潜水艦から守りきれなかった、精製油はパラオに運ばれて連合艦隊の燃料としては使用された(p24)
・オランダ側は抵抗したが、足を鎖でつながれた現地民兵士の姿があった、蒋介石軍と同様で、オランダン人の残忍な性格がうかがえる(p25)
・太平戦争が終結後、オランダは植民地支配の償いは一切なしの上に、石油精製所等の社会資本の代償として60億ドルをスカルノに要求してサインさせた(p31)
・タイは真珠湾後に、英米に宣戦布告したので、日本軍のビルマ進撃にも協力した、日本の負けも想定して、米国に亡命政権も置いた(p37)
・マニプール州などの西部7州は英国がビルマから奪った土地だが、植民地インドが独立するときインドはビルマに返さずに自国に編入した、アッサム茶、石油、タングステン等の鉱物資源に恵まれていたので(p51)
・蒋介石の軍隊は、黄河の堤防を爆破させて河南省の半分を水没させて32万人の命を奪うとともに、日本軍の足止めを成功させた(p66)
・アフガニスタン紛争で無敵を誇ったソ連のM-i24ハインド(戦闘機)は、米国製の熱線ホーミング「スティンガー」ミサイルが供給されてから、ソ連のアフガン支配は終結した(p70)
・1908年、米国は義和団事変で清朝から得た賠償金(1100万ドル)を教育資金として、今の清華大を建てて、漢民族の子弟を対象に米国への留学制度を作った(p74)
・米国はシナ人のパイロット養成をあきらめ、1938年に飛行場をつくらせて、41年4月までに240人の米国人操縦士と100機のP40を送った(p76)
・日本軍は、ロシア東洋艦隊、ウラジオストック艦隊もつぶしたので、バルチック艦隊に全精力を傾けられた、東郷平八郎の連合艦隊に12か国の武官が応募したが、実際に乗ったのは、英国とアルゼンチンの二人のみ(p86)
・ハワイ共和国の樹立は、半世紀前のテキサス併合に似ていた、メキシコ領のテキサスに米国人が入植、やがて共和国を樹立してころあいを見て併合する(p95)
・日露戦争終結時の日本の戦争継続能力が無いという話はおかしい、明治38年時点で十分すぎる海軍をもち、日本本土のどこも戦火にまみれていな���(p99)
・英国はビルマ支配において、インド人に金融業を、華僑に経済、徴税、山岳民族(モン、カレン、チン族)をキリスト教に改宗さえたうえで警察を担当させた、ビルマ人は最下層の小作人に落とされた(p105)
・マレー沖で英国の誇る不沈艦「プリンス・オブ・ウェールズ」が轟沈してチャーチルはショックを受けたが、B17の撃墜は、それに劣らぬショックを米国に与えた(p127)
・1885年のベルリン条約により、白人国家が第三世界を植民地化する場合、その所有は早い者勝ちで、海岸線の国をとった場合は、その奥地も優先権がある、つまりソマリアを取れば奥のエチオピアも領有できるもの(p145)
・米国はスペインを倒したのち、フィリピン独立の約束を反故にして米植民地にhして、アギナルドと配下の独立軍(1万8000)の掃討を始めた、これに抵抗して掃討戦の指揮を執ったのがダグラスマッカーサーの父親(p149)
・日本と朝鮮の最大の違いは、奴隷制度があったかどうか、女性を大事にするかは文化のバロメーター、女性の処遇をみればその国の文化がわかる、にほんは女流文学が西欧に500年先駆けて11世紀には成立(p169、172)
・キリスト教国でもない日本は1931年、民間航空会社が東京ー下田において、当時のお嬢様学校出身の女性を乗務させた、普通の女性を採用したのは日本が初(p189)
・日清戦争のさなかに山形有朋によってだされた訓辞は、シナ人のような常軌を逸した残忍な相手でも正々堂々と戦え、手を挙げて降伏せず、むしろ死ぬまで戦えと言っている(p221)
・フランスが黒人奴隷を入れて砂糖とコーヒーのプランテーションをつくったが、ナポレオン時代に採算が取れずに放棄、なので初の黒人国家として独立した(p227)
2011年9月11日作成
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WW2について、最近になって色々と見直されてきたり戦後のプロパガンダを検証しようという流れがあるということで、元産経新聞の記者さんが実地を足で回りつつ書いた本。ちなみに朝日新聞の行った戦後プロパガンダ・自虐史観・日本は悪かった論について非常に憤りを持っておられる、という風にスタンスを明確に(まぁタイトルと出版社で分かりますが)している本です。
個人的に一番面白かったのは先日読んだ明治三十七年のインテリジェンス外交――戦争をいかに終わらせるか(http://booklog.jp/asin/4396111983)などでいわれているルーズベルト氏は親日派論を全力で覆したあたり。人種問題やハワイ、日本が(自国の利益のためでもあるけれども)当時理想としていた世界観と他の列強諸国にとっての理想の違いがどれほど隔たっていたかについて改めて考えさせられる一冊でした。
日本にとっての戦争と、他国にとっての戦争の意味合い(戦争観でしょうか)や行動原理、インセンティブシステムや、スタンスがあまりにも違っていて、同じ言葉で語っていてもこれでは現代ですら意思の疎通が困難ではないかとおもってしまいます。また、それだからこそ「戦後の問題」の処理について海外の利権・プロパガンダを糺していく前に国内世論をどのようにバランスよく、事実に基づいて収束させていくかというのも非常にハードルの高い問題だなと考えさせられました。でも、できれば当時の方々が生きているうちに事実と違うところ、戦後の価値観で語ってはならないところは明るみにできないものかとは思います。。。
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週刊新潮で名物コラムを書いている元、産經新聞の高山正之さんの著作。明治〜太平洋戦争終結時を軸にアジア各地の戦争および戦争の状況を取材しか書いている。
戦後の「自虐史観」を質し、事象や事件の再評価を進めようとしている。
アジアにおける日本の行為には当のアジア国家からも批判が多いが、それぞれの国、地域において戦前の日本(軍)の進出に不利益を被った人と利益あるいはアジア独立の希望を見い出した人がいるということ。その区分が「身分」に基づくことが多そうだということが分かった。
ここは近世以降、階級がなくなった(江戸時代の士農工商は階級ではなく身分)
高山氏の認識の正否を取り合えるよりも、戦前・戦中の行為もこうした複眼的な視点で見られているということを認識することに価値がある本。
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日本と朝鮮の最大の違いは奴隷制度。朝鮮では40%もの比率だった。日韓併合したときの韓国には戸籍がなかった。女性には名前も無かった。
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いつもの偏見自在とは出している雑誌の種類変わりまして。
比較的長めのコラムをまとめた大日本帝国軍にテーマを
絞った作品です。
相変わらずですが「切れ味キレッキレッ」ですな
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不当かつ事実に基づかない内容も含まれている東京裁判史観の影響を大きく受け、過度に自虐的な日本人にとって、アジア・太平洋戦争の実態を見て正しい見方を身につけることは非常に大切なことである。
しかし、本書にあるような過度に右派的で、一部事実に基づかない歴史観もまた間違いであると思う。