投稿元:
レビューを見る
自分の思考法を文書化してくれたような本。共感の連続。さらに興味深かったのは行動の習慣化には行動を起こすのに必要な活性化エネルギーを極力減らす方向にすること。つまりは障害となるような要素を取り除くこと。
逆に悪習慣をやめるには活性化エネルギーが必要になるようにすることがポイントになるという話。
投稿元:
レビューを見る
世にあるポジティブ心理学系書籍では一番まとまってると感じました。
本書の主題である成功に対する幸福の優位性(法則1)とは
「成功したから幸福になるのではなく、幸福だから成功する。」です。
そして、ものの見方(マインドセット)をポジティブにすることで
幸福感が得られるとの法則2が続きます。
法則3~6では、そのマインドセットの養い方を具体的に記載し、
法則7では周囲の人との関係が幸福になるために最も重要と述べています。
これらの一つ一つの法則はどれも科学的検証に裏打ちされたもので、説得力があります。
法則3~6(マインドセットの養い方)は容易に実行可能で、役立ちます。
法則3:チャンスを捕まえるマインドセットを養い、正のテトリス効果を得る。
具体的には、良いことを毎日リストアップする訓練が有効。
法則4:再起力(不運の中から、上昇に向かう道を見つける。)
困難な状況をポジティブに説明する訓練が有効。
(「反事実の適切な設定」「悲観的な信念への自己反論、検証」)
法則5:コントロールできる範囲(理性>感情)を徐々に広げていく。
第1段階:自己認識(自分の気持ちを認識して言葉で表現)
第2段階:コントロールできる部分とできない部分との切り分け
第3段階:小さなゴールの特定
第4段階:ゴールの達成により内的統制感が高まる
→次のゴールの設定
法則6:幸福になるために役立つ良い習慣を確立する方法
良い習慣を始める際の障害をできるだけ取り除き、
悪い習慣を面倒にするような障害を意図的にこしらえること。
幸福度を上げる習慣の具体例
瞑想
何かを楽しみにする
意識して人に親切にする
環境を整える
運動
人と共有する経験にお金を使う
固有の強みを発揮する
人間関係に投資する(法則7とも関連)
投稿元:
レビューを見る
厚さは標準的なのに、内容がみっちりと詰まっていて、読み応えがある本。しかし、理解しやすく、何度でも読み直したくなる。筆者のTEDでのスピーチを見たが、とても面白かった。この本に書かれていたことの一部をスピーチしていたのだが、本書の中で90分の予定の講演が3時間になったというのも納得するほど、内容と筆者のセンスが面白い。
投稿元:
レビューを見る
著者によると、近年の心理学の成果は、よく言う努力→成功→幸福と言うストーリーを神話と見なしている。順序として科学的なのは、幸福→成功の順。そうすると、まず最初に目指すべきなのは幸福(ニュアンスとしては、ポジティブな状態)。この本はそのためのメソッドを解説した本。一冊読み終えると確かに気分がポジティブになる。落ち込みがちだったり、頑張ってて苦しくなりがちな時に手にとって貰いたい一冊。
投稿元:
レビューを見る
私のポジティブ心理学との出会いとなった本。
心理学的アプローチのため読み応えがあり、実験的裏付けが示されている。
これを読んでから心掛けたくなったことは色々とあったが、特にお金の使い方
の価値観はこれを読んでから意識するようになった。
投稿元:
レビューを見る
実際に実行するのにどうすべきか明快で、やってみようという気になる。自分の人生をより良くするためのヒントがたくさん。しかも、それによって周囲の人にもよい影響を与えることができるなんて素敵なことです。
投稿元:
レビューを見る
幸福は成功に先立つ。努力をして達成したから幸福になるのではなくて、逆で、幸福であるから結果がついてくるという話。
7つの法則は、心の機構の話になる。ある特定の見方を身に着けるとすべてに対して適用してしまう(たとえば、法曹関係者で正義を基準に裁くことが身についていると私生活でもなんでも裁かずにはいられない)。意志の努力は継続しないので、心にかかる負担のハードルを下げることが継続習慣化には必要。そのような心の動きの特性について解説したもの。
投稿元:
レビューを見る
ハーバード大学の教授が、長年にわたって調査研究し、まとめられた一冊。成功が先か幸福が先かー?
どうやら、調査結果から、「幸せだ-と実感したもの勝ち」のようです。
マネージャー向け、社会人向け、自立をナビゲートしたいと自分の子ども向けにも、共感できるところが多いと思います。
幸福優位は、企業の研修でも取り入れられているそうです!
投稿元:
レビューを見る
ダライ・ラマ「思考だけで脳の構造を変化させられる」
実践が大事
1,ハピネスアドバンテージ
幸せが中心にあり、成功がその周りを回っている=成功と幸せは直接結びついていない。
モノにお金を使うのではなく、他者のためにお金を使う。
一ヶ月間、モノと経験のどちらにお金を使ったか、比べる。それぞれの幸福度を考える。
何かを楽しみにする。
楽しい内容を書いた修道女のほうが、長生き。
2,心のレバレッジ
体験に対する自分の「情報処理」を変える=何でも幸福だと考えられる。
支点を変えればテコも動く。支点がポジティブなら増幅される。マインドセットという支点の位置を変える。
仕事に報酬以上の意味を見出す。報酬以外の意味のあること以外はやらない。
ピグマリオン効果=期待するとその通りになる=自己達成的予言
いやなことも、楽しいことだと宣言する=そのように思うようになる。
3,テトリス効果
何を見てもテトリスに見える=何を見てもハッピーに見える。
負のテトリス効果に注意
ゴリラとプリウス=見ようとしたものしか見えない。
幸福、感謝、楽観性からの恩恵
テトリス効果の訓練=今日起こったよかったころ3つを上げる。タイマーを付けて同じ時間に。
4,再起力
危機や逆境のときにも、第三の道は必ずある。挫折を成長の機会、不況を飛躍の機会とかんがえる。
条件付けを打ち破る。無力感は他に波及しやすい。
同じ物語でも、幸福と不幸にわかれる。
再起力があるかないかは、説明スタイルに現れる。
逆境はどんなものでも、自分が想像したほどひどくはならない。
第三の道は見えにくい。
「幸せはいつもちょっと先にある」
5,ゾロサークル=ゾロが訓練で使った小さな円=小さな成功が積み重なれば、大きな成果につながる。
自分の裁量下にあるとき、幸福感は増す。
コントロールが及ぶこと、に集中する。少しずつそれを増やす。
結果重視で性急な結果を望まない。少しずつ可能性の限界を広げる。
6,20秒ルール=変化へのバリアを最小化して悪い習慣を良い習慣に変える
良い習慣を身につけるのは、意志の力だけではダメ。
朝ランのために、あらかじめやっておくこと(着替え、靴、起きてからの手順など)を準備する。
意志の力だけでダイエットは出来ない。
意志力は限りがある。難しい判断は先に済ませておく。
休みの日にダラダラするのは、それが一番楽だから。能動的なレジャーは、予定を立てなければできない。
習慣を身につけるためには、いつ決めるかを決める。あらかじめ決めておく。
デフォルトを変えるのは面倒くさい。
やってはいけないこと、に対してはハードルを高くする。誘惑に戦わない方法=目に入らないように。
まず靴をはくこと。
7,ソーシャルへの投資
周囲からの支えを唯一最高の資産とする。
困難な時こそ、周囲からの支えを頼る。成功への道は独りぼっちでは歩かないこと。
人という資���のために人間関係に再投資し続ける。
周囲の支えがあるほうが、成功する。
辛いときこそ、周りの人と協働する。
幸せの波及効果。
テトリス効果は再起力を支援する。ボジティブなものを探しだす訓練をすれば、失敗も成功の機会と再定義できるから。
ソーシャルへの投資は20秒ルールを活用するのに役立つ。周りからの応援で、新しい習慣を投げ出さなくなる。
20秒ルールは、活性化エネルギーを減らし、ソーシャルへの投資を成功させる。
職場の上質なつながりは、仕事を天職と思わせ、幸福優位性が高まる。
微笑みの効果。
どんな大波も小さな波から始まる。
投稿元:
レビューを見る
時間と精神のエネルギーを最も多く投入している状況がその人の現実になる
7つの法則
1、ハピネス・アドバンテージ、生物学的優位性
2、心のレバレッジ化、心のもちよう
3、テトリス理論、集中をさまたげるパターン
4、再起力、失敗・苦難・逆境から道を見つける
5、ゾロ・サークル、まずは隗より始めよ
6、20秒ルール、よい習慣に置き換える方法
7、ソーシャルへの投資、人のネットワーク
お金の使い方を、モノのリストから経験のリストにもっと移動する
Charakter Strength Profile
http://www.viacharacter.org/www/
ロサダライン
一つのネガティブな意見や経験や表現の悪影響を打ち消すのに、三倍の量のポジティブな意見や経験や表現が必要だ
人間の脳は、世の中を体験するための資源がきわめて限られた、いわば「シングルプロセッサー」のようなもの。脳の働きを使えば、経験の情報処理の仕方を変えることができる。
レバレッジの一例
「いまの肩書きを忘れなさい。自分がお客の人生に与えたインパクトによってお客が決めるとしたら、お客が自分を何と呼んでくれるかと考えなさい」
ピグマリオン効果
ピグマリオンは愛の女神ヴィーナスに、ただ一つの願いを聞いて、この理想を現実にしてほしいと頼んだ。願いは聞き届けられた。だれかの潜在的可能性を信じれば、その可能性は命を吹き込まれる。
マイケル・ジョーダンは、高校のときバスケットボールチームから外された。ウォルト・ディズニーは「創造性が足りない」という理由で、新聞の編集者をクビになった。ビートルズは「もうギターバンドは流行らない」という理由でレコード会社のエグゼクティブから追い返された。
ロバートFケネディ、大失敗をできるほどの人間だけが、大きなことを成し遂げる
トーマスエジソン、成功に至る道は失敗の連続だった
意思の力というのは、使えば使うほど弱まる。自制力という資源は、量が限られていて、すぐに枯渇してしまう。もっとも抵抗の少ない場所に、良き習慣を作る
前もってルールを決めておくことにより、我々は意思の力を弱めさせる絶え間ない選択から解放され、それは生活に大きな違いを生み出す(バリーシュワルツ「なぜ選ぶたびに後悔するのか」)
ソーシャルキャピタルは、やがて大きな配当を生むようになる。人間関係から得られる価値を最大化するためには、相当の努力をしなければならない。
投稿元:
レビューを見る
「成功が幸せの周りをまわっている」
ポジティブ心理学の本
いわゆるポジティブシンキングや、引き寄せの法則とは
一線を画く内容。
法則1 ハピネス・アドバンテージでは
其々自分にあった
幸福感が得られる行動というものがある
その一例として
瞑想する
何かを楽しみにする
意識して人に親切にする
ポジティブな感情が生じやすい環境を作る
運動する
(ものを買うのではなく)お金を使う
固有の強みを発揮する
以下 法則2~7まで
具体的なアドバイスは わかりやすく、実践しやすい。
投稿元:
レビューを見る
ポジティブ心理学の決定版、と言っても遜色ない内容だったと思います。
ポジティブ心理学について全く予備知識の無い人でも、これ一冊あれば入門から実践までスムーズに辿り着けるでしょう。
今後の人生に是非とも活かしていきたい一冊。
1.ハピネスアドバンテージ
2.心のレバレッジ化
3.テトリス効果
4.再起力
5.ゾロサークル
6.二〇秒ルール
7.ソーシャルへの投資
これ、帯にも記載のある7つの法則の見出し。
読むと無性にやってみたくなるんですよね…。
目に付く所に置いて、実践あるのみ!の心構えで取り組みたいと思います(笑)
投稿元:
レビューを見る
法則
・成功と幸福の関係について
成功したから幸福になるのではなく、
幸福感があるから成功するものである
・1日の終りに、出来たこと、よかったこと、
人に喜んでもらえたことを3つ以上、ノートに書く。
毎日書く。
・ひとは、同じことを何度も何度も繰り返すと
脳がそれをすることが当たり前になるので、法則を
見出したらそれを何度も繰り返す。
・できるだけ小さなことから実行→徐々にその実行する
範囲を広げていく。
・正しいことと人間が実際することは違う。
正しいことを実行しやすいよう(気が進まない
けどやろうという場合)にするには、できるだけ
自分に近い場所においてすぐできるようにしておく。
逆にしたくない、しないほうが正しいことを
するようにするには20秒以上掛かるような
状態にしておく。
・人間関係をできるだけ形成しておく
投稿元:
レビューを見る
幸せな人が成功する。
幸福感をうまく調整しよう。
習慣が定着するよう、
いい習慣をしやすく、
悪い習慣をしにくくする導線を意識。
挫折や辛いことがポジティブを呼びうる。
テトリス効果。いいものを反復。
投稿元:
レビューを見る
なかなか良かった。ハーバード大学の修士課程で幸せについての勉強をして講義をしていた人の本。
・なにか難しいことがあった時には、人はとかく一人になりたがったり、自分だけの保身に走ったり、それのためにばっかり一人になって時間を使おうとする。だけど、そうじゃなくてもっと、みんなで協力したり、雑談したりして気分をよくしたり、ストレスに立ち向かったり、そういうことをするべき。
・20秒間だけ意志力を使うことができるから、それを利用して自分のなりたい自分、したいことをする自分になろう。20秒だけおやつ食べるのがまん、、とか。逆に言うと、20秒かからないとできないような状況に、できればしてしまいたくないこと(TVを見るとか)を追いやって(テレビのリモコンを取りに行く前に20秒かかるところにおくとか)、するようになりたいことを20秒以内でできるようにする。ランニングしたきゃ、ジャージ着たまま寝るとか。
・人はいやなことは避けようとする。だけど、何かそのために行動を起こすのにはエネルギーがいる。したいこともそう。スポーツとか、アウトドアのほうが実際の幸せは大きいのに、それをするには活動を起こすためのエネルギーがいる。だから、そのエネルギーを消費しないような、つむつむをしたり、Youtubeをみたりすることで無駄な時間を埋めて、ちょっとの幸せをつかんでいるんだ。あるいは、定期購読で、最初の1か月は無料ですみたいなのとか、自動的な更新とかあるのだけれど、そういうのはみんな、解除したほうがいいと分かっていても、解除することがエネルギーのいるような面倒なことなので、結局お金を払い続けるというような、自分にとってそんなことをしてしまうのだ。
・まず、一番やんなきゃいけないことに集中する。いや、できるところに集中して、まずそれをする。そこから、ちょっとずつできることを増やしていく。メールボックスを見ないでためっぱなしの男性の話。まず、来たメールから変身していくことを始めた。それで、それができるようになったら、その疋田メールと、その前の日に来たメールをチェックすることを決めて、それからちょっとずつちょっとずつ増やしていき、全部見ることができるようになった。
・テトリス!いつもする考え方で何でも見ちゃう。テトリスをやりこんでいる人が、世の中でテトリスを始めるみたいに、ネガティブな面ばかりに注目すると、ネガティブなことばかりに目が行ってしまう。そうじゃなくて、ポジティブな面ばかりを見るようにして、それをいつもやるようにしよう!
・感謝をすること、それを時間おきに思い出すこととか
・自分のやっていることをお金のためだけ!として考えるのではなく、それ以上のことをしているということを意識し、その目的のために仕事をすることがやる気を生む。イルカのために仕事をしているんだ。お金のためじゃない。そして、過程を楽しむこと。研究のために論文を読まなくてはいけないのではなく、論文を読んでいて、入ってくる情報を楽しむ!それを口に出して人に言っていたらそのうち読んでいて本当に楽しんでいる自分がいた。
・