紙の本
ありのままを僕を愛して欲しい
2015/10/18 20:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:onew - この投稿者のレビュー一覧を見る
「聖なる黒夜」から麻生と山内のその後が知りたくて彼らの登場してる作品を追いかけて読破中、本書は3作品目。エピローグまで読み終えてから数分後、気づいたら泣いてた。彼らの別れに胸が痛む。巻末の高殿さんの解説に引用されている歌詞(ミヒャエル・クンツェ/シルヴェスター・リーヴァイ「モーツァルト」の中の「僕こそ音楽」より一部抜粋)がまさに山内の心情を表している。「役者じゃない 芝居は出来ない 見かけ通りの奴だよ この僕 ありのままなんだ このままの僕を 愛して欲しい」
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久々に麻生、山内シリーズ。文庫本になるの待ってたから、楽しみにしてたが…今までの聖なる黒夜やRIKOシリーズと比べると、普通の探偵ものやったのが、ちょっともの足らんかったな。
山内との絡みも少なかったし。続きは、あるのかな??
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「聖なる黒夜」からつながる話。私立探偵になった麻生龍太郎が依頼された事件を縦糸に、山内練との関係を横糸にして、物語が進んでいく感じ。
二人の苦悩と迷いが胸にくる。
正義も真実も人それぞれ。完璧な人間もいない。
一人の人間の中に善も悪も混在している。そもそも善悪とは?
柴田よしきさんの描く作品を読むと、いつもこんな事を考えてしまう。
高殿円さんの解説にある"魂の叫び"に強く同感。
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このシリーズで突出していたのが
聖なる黒夜。
それに引きずられて、シリーズ読み続けています。
次作にも期待!
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連作の中の一本をいきなり読むと辛いですな。ハードボイルドテイストだけど、その主人公の偏愛指向なんかが良くわからない。
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煮え切らない二人にイライラしつつ、続きが気になってあっという間に読み終わってしまった。まさに中毒になるシリーズです。
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警察を辞めた麻生龍太郎は、私立探偵として新たな道を歩み始めた。だが彼の元には切実な依頼と事件が舞いこんでくる……。
麻生の元に舞い込んでくる事件はそれなりに楽しく読めましたが、山内練との関係の補完をメインに求めていたので少々肩透かしを食らった気分に。エピローグがやや唐突な感じがしてしまいました。もう少し二人を書きこんで欲しかったです。
麻生探偵のこの後の活躍に期待しています。
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刑事をやめ私立探偵になった麻生と、出所したばかりの練のお話(が、サイドストーリー)
刊行順でなく時系列で読んだほうが麻生や練の苦悩がわかるかもしれない。
最終的にこの二人が行き着く先はどこなんだろうか…
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「聖なる黒夜」から読み始め、練と麻生のその後が気になり購入。それを期待してたせいか、二人のシーンがあまりなく少しがっかり。
ミステリーの方もなんだかいまひとつだった。
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シリーズものですが、この優柔不断で頑固で優しいキャラクターが好きで、読んでしまいます。久々に柴田さんの本を読みましたが、このシリーズを時系列順に再読したくなりました。
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聖なる黒夜と比べるとかなり軽め。
短編なので読みやすい。
煮え切らない麻生に若干いらいら…練と幸せになって欲しい。
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麻生のその後、ということで期待をしていたけどちょっと期待はずれだったかも。
山内との関係は所々で出てくるけど煮えきらないし終わりは唐突。
短編の事件の方も、ちょっと軽め?この手の主人公であれば、やっぱり1つの事件をじっくり解決する長編の方が合ってるんじゃないかなーと。
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最後に、うわあああ…てなった。練がそこから抜けるより麻生さんが堕ちていくほうが簡単に思えるけど、そうしたら麻生さんじゃなくなってしまうもんな……。でもなあ、練に麻生さんは必要なんじゃないのかなあ。
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「わたしの宝石を担して貰いたいの」刑事を辞め私立探偵として独立した麻生龍太郎に、奇妙な依頼が舞い込んだ。東京地検の元検事で弁護士を営む早坂絹子とは旧知の仲だったが、叔母から譲り受けた指輪が盗まれたという。唯一の手がかりである叔母のかつての婚約者を訪ねた麻生は、やがて予想外の事実に突き当たり…(「CARRY ON」より)。麻生龍太郎と山内練の宿命―「RIKO」シリーズへと連なる魂を揺さぶる連作ミステリ。
「BOOK」データベース より
元刑事の麻生龍太郎の話.魂は揺さぶられたりしないが、なかなか手の込んだ話.探偵の仕事も刑事の仕事も地道な証拠の積み重ねがものをいうという点では同じであるなぁ.
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練と龍太郎はどうなるのだろうと、不安になりながら頁をめくった。
最後まで読み、こうなる運命だよなぁと胸がいっぱいになる。
龍太郎の探偵稼業が綴られ、そこに少しだけ練が顔を覗かせる。
心のすれ違いがあるような、不安になる描写であった。
練は、いつだって何だか寂しそうな雰囲気がある。
途中、龍太郎と練の関係について田村が語るが、
龍太郎は練について吐露してしまえたら何か変わったのかなと思う。
しかし、ニ人は変われない。
これからも、お互いへの想い、執着は変わらないのだろうか。
練の冤罪の件など、解決するのだろうか。続きが気になる。