投稿元:
レビューを見る
「泣く子もほめる!「ほめ達」の魔法」に引き続き勢いで一気に読んでしまいました。
この本は全五章で構成されています。第一章は導入部として褒める事が出来ない人の分析や褒め上手は得だという理由付けが書かれています。第二章は、基本原則が書かれており、「正しいほめ言葉の六原則」、「ほめ上手になるための四つの心がけ」という形でうまくまとめられています。
第三章は実践編で、「成績が悪い部下を褒める」などケースバイケースのポイントを解説しながら褒め方が書かれています。
第四章と第五章は「覚えておきたいほめ言葉Ⅰ・Ⅱ」となっており、ほめ言葉とその解説が書かれています。時と場合によっては、ほめ言葉になったりならなかったりする事の事例も説明されており、女性らしい細やかな心遣いが随所に感じられました。
なかでも褒めるところが見つからない人は可能性をほめる。と書かれていたのは何が何でも褒める事に徹した先に行き着いたのでしょうね。この事を知ってしまった自分が逆の立場になって可能性が褒められた時は少し寂しく思ってしまいそうですが。
それと、一番の人ほど褒められていないというのは意外な所に目を付けているなと感心しました。頑張った結果を当たり前と評価してしまわないように心がけようと思いました。
細やかな気配りが感じられる言葉の選び方をしていますので「ほめ達」を目指すのに目を通しておいて損はない一冊だと思います。