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18世紀、中世ヨーロッパ舞台のヴァンパイア×貴族青年。
絵が美しいので、ゴージャスでゴシックな世界観に浸りきることができます。きらびやか~
でも、安曇センセの作品はいつもちょっと読みづらい。コマ割りか何かのせいでしょうか?話のつなぎ目がパッとつかみ難くて、理解するのに時間がかかります。後半はわかりやすかったけど。
ヴァイオリンの名手として登場したオリヴィエは、理想的な黒髪系ヴァンパイアです。でも、吸血シーンが物足りなかったかも。もっとエロな咬みつきシーンが欲しかった!
貴族の子息であるリュシアンは既視感を覚え意識するようになるのですが、そのオリヴィエから自分の出生の秘密を教えられ、驚愕します。
疑惑だらけの、でもミステリアスなオリヴィエに惹かれていくリュシアンの気持がうまく描かれていたと思います。吸血鬼ものらしいストーリー運びで面白かった。少し、ありきたりな設定かなーという気もしましたが。
おお!、と思ったのはちょっとワルな吸血鬼シリルに、リュシアンがやられてしまうところ。オリヴィエのためを思ってのシリル行動なので、まあまあ許せる結構いいシーンでした。ただし、あまり萌えなかった。
同人誌のノリっぽさが濃くて、一部の人には受ける話だと思うけど一般人にはもう一味欲しかったのが正直なところですが、贅沢かなー?
これは、次回作があるのでしょうか。続きがあれば読んでみたいです。