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ドラッガーの理論の基本が確かにかかれているものの、
この薄い本ではさっぱり頭に入ってこなかった。
その割には AKB、吉本興業、もしドラ、モーニング娘、宝塚歌劇団、に対して、変にディテールが書かれているので、芸能時事ネタ詳しいんだぜ!をアピールしているようにしか感じなかった。
今まで、ドラッカー系の本は『もしドラ』位しか読んだことなかったが、
その次に読んだ本書によって、やっぱりドラッカーは難しそうだし、自分には合わないかなぁ。というような印象。
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生産性を上げるための4つの条件
1.分析2.総合3.管理4.道具
1.の分析とはものごとを細分化してそれを構成している要素を調べること。2.の総合とは1.で分析した要素に劣位順位をつけたあとに優先順位をつけ、並べる。3.要素作業をプロセスへと総合し、それらを管理するための手段を用意する。管理とは求める結果を得るための手を打つこと4の道具とは、分析・総合・管理の仕組みを円滑にするための道具。その際特にドラッカーは「フィードバック」の重要性を説いた。「細分化してプロセスにしたうえで管理する」とはビジネスでよくつかわれるツールである。
道具は進行具合のチェックとなる「進行管理票」によって具体化される。認識・評価・判断・実行のフィードバックを円滑に進めるためのツールである。このサイクルをひたすら反復することで目標と進行具合の乖離を最小限にとどめることができる。弁証法的に「目標」こそが真髄であることが理解できる。目標を明確にし、目標達成すべきことをマネジメントするべき相手に伝え、目標を達成できるように導き後押ししていくことがリーダーの役割である。こうした作業を「目標管理」という。目標の管理とはドラッガーが発明した理論である。ここで改めてリーダーに求められてる役割を明確にすることができた。改めてリーダーとしての自己の立ち位置を認識できた。ほかに感銘を受けたことは「成功の秘訣」が書かれた章である。個人が成功をつかもうと思えば生涯にわたり自己啓発を続けるしかない。効果的なのは「一つのテーマを定め、3か月を目安にその期間徹底的に勉強することだ」ドラッカーの生き方に反映した哲学。本書でリーダーとしての行動指針や成功の哲学などが凝縮された形で提示されている。これらをどう生かすかは並の努力量では語れないかもしれないが、基本的なこととして挙げられた「遅刻をするな!メモをとれ!」だけをまずは実行しようと思う。これだけを徹底しても3か月続けるのがいかに大切かを思い知るだろうし、成功者の指針が示す原理を実感するのには十分だろうと思う。やるぞ!
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AKB、吉本興業、宝塚などのエンタメが事例として出ている。
エンターテイメントに関心がある人は楽しく読めるかな。
ただ、その分時期が経ってしまうと、事例が古臭いと感じられてしまうだろうなと思っている。
★一番ためになった部分
【要素動作を結合すべし】
→人間は機械としては優秀ではないのに、人間を機械の一部のような扱いをすることは、人に特有の能力を活用することにはならない。生産的たりえない。
また、計画と実行を別部署に担わせることにも反対。計画と実行は一つの仕事の両面であって、計画する者と実行する者をわけてはならない。
自分の社会人生活を振り返ってもそう思う。上記箇所を読んで、ピンと来ることが出来ただけでも、この本を読んだかいがあったと感じた。